仕事へのやりがいを無理に見出そうとすると、負担を感じて逆にやる気を失ってしまう可能性があります。
無理にやりがいを求めるのではなく、自身が楽しいと感じられる仕事を探したり、新たな分野の業界に挑戦をしたりするのも一つの方法です。
今回の記事では、仕事にやりがいを求めないメリットとデメリットについて紹介します。
いまの仕事に不満を感じ、やりがいを求めるべきか悩まれている方や、今後のキャリアプラン・ライフプランを真剣に考えたい方は参考にしてみてください。
目次
やりがいは無理に探さなくて良い
仕事のやりがいを無理矢理見つけようとする必要はありません。
もちろん、仕事を長く続けていくうえで、やりがいが重要になるケースもあります。
しかし、仕事にやりがいを感じていなくても、同僚との交流に楽しさを感じられたり、趣味を満喫するなどプライベートとのメリハリをつけて働いたりすることで、仕事を長く続けていくことは可能です。
やりがいを感じられていない状態から無理に探そうとすると、ストレスや疲れを感じる可能性もあります。
仕事は人生のなかの一要素でしかないと考え、やりがいを求めないことも選択肢でしょう。
仕事にやりがいを求めないメリットは?
仕事にやりがいを求めないからこそ、得られるメリットがあります。
主に2つのポイントについて解説します。
精神的に楽になる
仕事にやりがいを求め過ぎると、大きな業務が一段落ついた際に、喪失感・虚無感に襲われる可能性があります。
やりがいを感じ努力し続けていればいるほど、そのときの喪失感は大きくなるでしょう。
仕事にやりがいを求めなければ、精神的に安定した状態で業務を継続することが可能です。
感情の波がなく、リラックスした状態で仕事を続けやすくなります。
また、仕事にやりがいを求めて頑張り過ぎると、無理がたたって体調を崩してしまうケースも考えられます。
体調を崩して長期的な休みを取ってしまうと、周囲や上司からの評価が下がったり、給料が低下したりして状況が悪化する恐れもあるでしょう。
仕事以外のことで熱中できる
仕事にやりがいを求めなければ、趣味や習い事などのプライベートにエネルギーを注ぎやすくなります。
仕事以外に熱中できることがあると、より充実した毎日を送れるでしょう。
逆に、プライベートが充実していることで、仕事にやる気を出せたり頑張れたりするパターンもあります。
また、エネルギーを注いでいた趣味や習い事などにやりがいを感じ、突き詰めていくことで転職のきっかけになるケースも考えられます。
将来のスキルアップやキャリアアップにつながる可能性も十分にあるため、やりがいの発見を現在の仕事に限定する必要はないでしょう。
仕事に対するやりがいを求めないとデメリットがある?
仕事に対するやりがいを求めない場合、次のようなデメリットがあります。
- 仕事へのやる気がなくなり、業務に身が入らなくなる
- 仕事への情熱がなくなって効率が低下し、自身の評価が下がる
仕事に対してやりがいを求めない場合、業務へのやる気がなくなってしまうことがあります。
仕事を頑張るエネルギーがわかないと、集中力が落ちて仕事の進みが遅くなり、さらに業務に身が入らなくなるという悪循環が起こりえます。
また、仕事に対する情熱がなくなることで、業務効率が落ちたりミスが増えたりすると、自身の評価が下がる恐れもあります。
給与や就業状況に影響を与えたくないのであれば、なにか小さなことでもやりがいや楽しみをみつけて、自身を鼓舞できると理想です。
仕事にやりがいを感じられない理由は?
仕事にやりがいを感じられないときには、以下のような理由や原因が考えられます。
- 周囲に仕事を評価してもらえない
- キャリアアップできない
- 職場環境が悪い
- 会社の将来性に不安がある
これらのなかに思い当たるものがある場合は、現状に不安や不満を抱えているため、仕事にやりがいを見出すことが難しくなっているのかもしれません。
思い切って転職し、会社や環境を変えてみるのも一つの方法です。
仕事にやりがいを感じない原因や、意欲を失うサインについては、以下の記事をご参照ください。
楽しさを感じられる仕事をしよう
現在の仕事にやりがいを見出すことが難しい場合は、無理にやりがいを求めず、楽しいと思える仕事について考えてみると良いでしょう。
ここでは、楽しさを感じられる仕事に就く方法を紹介します。
楽しいと感じられる仕事を探す
やりがいが見つからないなら、自身が楽しいと感じる仕事や業務はどのようなことなのか、考えてみましょう。
楽しさを感じられる仕事をすれば、仕事へのやる気や情熱を保ちやすくなります。
周囲からの評価が下がったり、業務に身が入らなくなったりする事態を未然に防げるはずです。
また、楽しいと感じる仕事のなかに、自分なりのやりがいが見つかるケースもあります。
やりがいが見つからないときは、無理に探そうとせず、まずは自身が楽しいと思える仕事に取り組んでみましょう。
今の仕事が楽しくないなら転職も検討
今の仕事にやりがいも楽しさも見いだせず、辛い想いをしているのならば、思い切って転職活動をしてみるのも解決策です。
転職活動をすれば、やりがいや楽しさを感じることができる、自分に合う仕事が見つかる可能性があります。
似たような仕事であっても、職場環境や周囲の人間関係が変われば、やりがいや楽しさを感じられる場合もあるでしょう。
また、転職活動を始める前には、自分がどのような事柄に対しやりがいや楽しさを感じるのかをしっかり考え直す必要があります。
自分のことを理解できていない状態では、何度も転職を繰り返してしまうリスクがあるため、まずは自分を知ることから始めてみましょう。
やりがいを求め過ぎず、楽しいと思える仕事を探そう
仕事をする上で、やりがいは絶対に必要というものではありません。
仕事へのやりがいを求めてないことで、精神的に安定した状態で仕事をこなせたり、プライベートをより充実させやすかったりと、メリットは複数あります。
また、やりがいを無理に探すと、逆にやる気をなくしてしまうきっかけになる可能性もあるので注意が必要です。
もし仕事にやりがいを感じられない状態が辛い、または現状を変えたいと感じるなら、本記事をきっかけに考え方を変えてみましょう。
新しい仕事を探したり、やりがい以外に目を向けてみることで、見えてくることもあります。