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退職する側がメッセージで気持ちを伝える方法は?ポイントと例文を紹介

退職する側は、職場の朝礼や送別会などで挨拶をする機会であったり、手紙やメッセージカードを使って職場の同僚に対してお礼を伝える機会が多くなります。

しかし、実際に挨拶を求められるとどのように話せば良いのかわからなくなってしまったり、メッセージがうまく書けないと悩むこともあるのではないでしょうか?

今回の記事では、退職する側のメッセージ例を挙げながら、退職理由別や状況別にメッセージのポイントを紹介していきます。
ぜひ、ご自身の挨拶やメッセージの参考にしてみてください。

退職する側のメッセージ:状況別の伝え方・例文

退職する側のメッセージ:状況別の伝え方・例文

退職する側は、さまざまな場面で挨拶を求められますが、その状況や場面に適した挨拶を行う必要があります。
ここでは、状況別の挨拶の仕方やメッセージ例文を紹介します。

朝礼での挨拶は簡潔に行う

朝礼での退職の挨拶は、社員全員の前で挨拶をすることになるため、感謝の気持ちを伝えたいと挨拶が長くなってしまいがちかもしれません。
しかし、朝礼後に業務が控えていることを考慮し、手短に挨拶するのがおすすめです。

【例文】

私事ではありますが、本日をもって退職する運びとなりました。
約3年間と短い間ではございましたが、皆様には、さまざまな場面で助けていただき大変感謝しております。
ここで皆様と一緒に働くことで得た知識や経験は私の財産です。

ここでの経験や今までご指導いただいたことを糧にして、新しい環境でも頑張っていこうと思います。
今まで本当にありがとうございました。

送別会ではエピソードも含めてより具体的に

送別会では、その場の空気を踏まえながら、大変だったエピソード、楽しかったエピソードなど働いていた頃の具体的な思い出を取り上げて、見送ってくれる仲間に感謝の気持ちを伝えましょう。
また、送迎会を開いてくれたことに対しても、感謝の気持ちを伝えると良いでしょう。

【例文】

本日は、私のためにこのような会を開いていただき、誠にありがとうございます。

私は、新卒からこの病院にお世話になりましたが、入職した当初は右も左もわからず、社会人としての知識も不足しており、本当に看護師としてやっていくことができるのか、常に不安を感じていたことを覚えています。

当時は大変なことばかりでしたが、成長できたのは、皆様の心強いサポートと指導のおかげです。

特に看護師2年目から始まったリーダー業務では、なかなか役割を担うことができずに悩んでいましたが、指導係としてサポートしてくれた〇〇さんが毎日振り返りを行ってくれたことで、自分の行動を客観的に振り返り、改善できるようになりました。

気付いたら、こんな私でもリーダー業務を安心して任せていただけるようになり、皆様に頼られることに喜びと自分自身の成長を実感いたしました。

このような環境で看護師として成長できたことに、大変感謝しております。

今後は異なる病院で働くことになりますが、皆様に指導していただいたことを基本として、より看護師として成長していきたいと考えています。
今まで本当にありがとうございました。

社外の相手に対しては後任の紹介を行う

社外の取引相手に対しては、退職の挨拶とするべきか担当の交代と話すべきか、上司に確認しましょう。
そのうえで、社外の相手に退職の挨拶をメールでする場合は、今まで取引して頂いたことへの感謝に加えて、自身が退職したあとも安心して取引を継続してもらえるよう、後任者の紹介も行いましょう。

【例文】

〇〇株式会社〇〇様

いつも大変お世話になっております。
〇〇株式会社〇〇です。

私事で大変恐縮ですが、3月31日をもって退職する運びとなりました。
〇〇様にはプロジェクト成功のためにお力添えいただき、大変感謝しております。
ありがとうございました。

また、後任は〇〇が担当いたします。
プロジェクト経験も十分ございますので、今後ともお力添えさせていただきたく思っております。

このたびは、大変お世話になりました。
何卒、よろしくお願い申し上げます。

〇〇株式会社〇〇

また、退職の挨拶については、こちらの記事でも例文を紹介していますので、参考にしてください。

退職する側のメッセージ:退職理由別ポイントと例文

退職する側のメッセージは、退職理由によって少しずつ異なってきます。
朝礼で挨拶する際の、退職理由別のポイントと例文を紹介します。

【転職】転職理由などには触れずに感謝を伝えよう

転職により退職する場合は、退職のメッセージで具体的な転職理由や転職先について触れることは控えておきましょう。

前向きな転職であっても自身の退職によって業務の調整が発生し、職場に負担をかけています。

そのため、退職での挨拶は職場に対する感謝にとどめておくほうが無難です。
具体的な退職理由や転職先については、相手から個別で聞かれた際や職場で親しい人や仲の良い人に対してのみ伝えるようにしましょう。

【例文】

私事で大変恐縮ですが、3月31日付けで退職する運びとなりました。

この職場で皆様と働きながら、忙しい時期も一緒に乗り越えて成長することができ、本当に良かったと思っております。
わからないこともたくさん教えてくださり、今の私があるのは皆様のご指導があってこそです。

今後は違う場所で働くことになりますが、ここで教わったことを糧にしてこれからも頑張っていきたいと思っています。

本当にありがとうございました。

【定年退職】退職後の生活について触れよう

定年退職の場合は、その仕事をやり遂げることができたと職場の皆が認めてくれます。
そのため、職場の方への感謝とともに、簡単に退職後の生活について触れても良いでしょう。

【例文】

3月31日をもって定年退職をすることとなりました。

早いもので入社して15年経ちまして、今思い返すとあっという間に過ぎてしまったと感じております。
この15年間は一言では言い表すことが難しいほど、たくさんのことがありました。
5年前にかけ持ちしたプロジェクトでは、どちらも忙しくすべてを把握することが難しい状況でした。

そんななかでも、私の意図を汲み取って部下や同僚が動いてくれたことで無事にプロジェクトが成功したことは、今でも忘れることのできない私の思い出となりました。

このように、私が定年まで元気に働き続けることができたのも、皆様のお力添えがあったからだと思います。

これからは自宅で過ごすことが多くなると思いますが、山登りや旅行など自分の趣味も楽しみながら、第2の人生を過ごしたいと考えています。

本当にお世話になりました。

【結婚・出産にともなう退職】結婚などの予定は簡単な紹介にとどめよう

結婚や出産にともなう退職の場合は、結婚などの予定は簡単な紹介程度にとどめておきましょう。

【例文】

このたびは、私事で恐縮ですが、結婚にともない退職する運びとなりました。

まだまだこの会社で働きたい思いはあるものの、引越しのため残念ながら働き続けることが困難になってしまいました。
私がこの会社で充実した毎日を送ることができたのも、皆様のご指導のおかげだと感じております。
これからの皆様のご健勝とご活躍をお祈りしています。
本当に今までお世話になりました。

退職する側:贈り物にメッセージカードを添えるのもおすすめ

退職する側:贈り物にメッセージカードを添えるのもおすすめ

退職する際に今までお世話になったお礼として、ちょっとした贈り物を用意する場合は、贈り物にメッセージカードをつけると相手により気持ちを伝えられます。

メッセージカードを書く際のポイントを見てみましょう。

渡す相手との思い出を記載する

メッセージカードには、渡す相手との思い出を記載すると良いでしょう。

例えば、「休憩時間にたくさんお話しができて、とても楽しかったです」「業務で困っているときに常に声をかけてくださり、大変助かりました」などと、相手の特徴に合わせて一言記載することで、より相手の心に残るメッセージとなるはずです。

相手が自分にとってどのような存在だったのか、思い返して記載するようにしましょう。

長くなる場合は手紙にする

直属の上司や指導担当の先輩など、より仕事でお世話になった方に対しては、メッセージカードには書き切れないほど感謝の気持ちや思い出があるでしょう。

そんなときには、メッセージカードに小さな文字で書いてしまうのではなく、手紙を用意して伝えたい気持ちを思う存分伝えることもおすすめです。

なかなか気持ちを素直に伝えることが難しいこともあるため、手紙を利用して自分自身の素直な気持ちを伝えられれば、相手も喜んでくれるでしょう。

相手によって記載する内容を変える

せっかくメッセージカードを書くのであれば、相手によって少しずつ記載内容を変えていったほうが気持ちが伝わります。

退職する側はたくさんの人にメッセージを書くことになるため、すべての文章を変えることは難しいかもしれませんが、負担を感じない範囲で一言二言記載内容を変えていくと良いでしょう。

【上司へのメッセージ例文】

このたびは、大変お世話になりました。
新入社員のときから、〇〇さんの知識量の豊富さや判断力にとても憧れておりました。

頂いたアドバイスをしっかりと実践していくことで自分自身も成長を実感でき、一緒に働けたことにとても感謝しております。
本当にありがとうございました。

【先輩へのメッセージ例文】

このたびは、大変お世話になりました。
〇〇さんには、仕事に対する指導だけでなく、困ったときや悩んだときにもたくさん声をかけあていただき、大変感謝しております。
〇〇さんのご指導が、私の心の支えとなっていました。

これからも大変なことがあると思いますが、指導して頂いたことを思い返し、頑張っていきたいと思います。
本当にありがとうございました。

【同僚へのメッセージ例文】

今までありがとう。
〇〇は同期として、いつも大変なときに励まし合ってきたね。
常に一緒に勉強したり、悩みを共有したり、たまには息抜きもしたりしてこれたからこそ、今まで仕事を続けることができたと思っているよ。
これからは違うところで働くことになるけど、お互いに連絡を取り続けて頑張っていこう。
今まで本当にありがとう。

退職する側もメッセージで感謝の気持ちを伝えよう

今までお世話になった会社だからこそ、しっかりとお礼をして、気持ちよく退職したいと思う方も多いでしょう。
職場での挨拶やメッセージカードを書くことによって、退職する側も職場への感謝の気持ちを伝えることができます。
今回の例文を参考にして、自分なりの感謝の気持ちを伝えてみましょう。

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