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面接が2回ある理由とは?対策や注意点について解説

就職活動や転職活動の際、企業によっては採用面接が2回のケースがあります。

面接の回数は企業によってさまざまです。
大手の企業では、1次面接、2次面接、最終面接と、3回以上の面接を経ることがあります。
一方、早期に採用をめざしたいことから、1回の面接で採用を決める企業もあります。

本記事では、面接の回数が2回のケースに焦点を当て、2回である理由や対策方法、注意点などについて見ていきましょう。

なぜ面接を2回するのか?

なぜ面接を2回するのか?

企業が採用面接を2回に設定するのには、いくつか理由があります。
1回のみでなく2回行う理由、3回以上行わず2回のみに抑える理由、という両視点からチェックしてみましょう。

  • 応募者と面接企業の相互のミスマッチを防止する
  • 優秀な人材の早期獲得
  • 3回行うより企業側の負担を軽減できる

応募者と面接企業の相互のミスマッチを防止する

採用面接が2回あるケースでは、1次面接を人事担当者や現場の責任者が行い、2次面接をさらに上の役職者が担当して、最終的な合否を判断するといった流れが一般的です。

1次面接と2次面接で、応募者をそれぞれ異なる立場から見極めるため、1回の面接で判断するよりも入社後のミスマッチが起こりにくくなるメリットがあります。

面接を2回以上行う企業は、できるだけ長く自社で活躍してくれる人材を採用したいため、面接回数を増やして慎重に応募者を見極めているのです。

優秀な人材の早期獲得

前述の通り、大手の企業では3回以上の面接を行うケースが一般的です。
しかし、なかには面接回数を減らし、2回の面接で合否を決めるケースもあります。
面接回数を減らす企業側のメリットは、優秀な人材を早期に確保できることです。

面接回数が多いと、選考にかかる期間が伸び、途中で他の企業への入社が決まってしまうリスクが増えてしまいます。
そのため、3回以上の面接を実施している企業であっても、優秀な人材については本来の面接回数を減らし、2次面接で採用を決定できるよう上役に根回しするケースも珍しくありません。

3回行うより企業側の負担を軽減できる

面接を2回で済ますと、3回以上行うよりも、企業はさまざまなコストを軽減できます。

面接の回数が増えると選考に時間がかかり、対応する面接官の人員も増やさなければなりません。
自社以外の場所で面接を行う場合、交通費・会場の賃貸料金が必要になり、金銭的負担も増えるでしょう。

オンライン面接の場合、交通費・会場の賃貸料はかからないものの、面接に必要な時間や人員まで削減することは困難です。

面接が2回ある場合のそれぞれの面接対策について

採用面接が2回行われるときは、1次面接と2次面接それぞれの特徴を理解したうえで対策する必要があります。
以下で、それぞれ見ていきましょう。

1次面接の対策

1次面接で採用担当者が確認しているのは、主に次の項目です。

  • コミュニケーション能力があるか
  • 一般的なビジネスマナーを身につけているか
  • 仕事に役立つスキルを持っているか
  • 一緒に働いて欲しいと思える人物か
  • 履歴書の情報と面接での答えにズレがないか

1次面接は、人事か現場の指揮者が担当するケースが多いため、役立つ人材であることをアピールしなければなりません。
以下の対策を行い、スムーズに回答できるよう準備しましょう。

  • 応募企業の研究をする
  • 身につけたスキルや経験を棚卸しする
  • 転職理由と志望動機に関連性を持たせる
  • 逆質問できるよう準備する
  • 話し方・表情の練習をする(話すスピード・笑顔など)

2次(最終)面接の対策

2次が最終面接の場合、企業の上層部の役員が面接を行うケースがほとんどです。
主に、以下のような点を確認されています。

  • 印象の良い話し方・表情ができるか
  • 応募企業に役立つスキルを持っているか
  • 自己アピールができるか
  • 自社の企業研究ができているか
  • 入社後に活躍している姿を想像できるか

また、2次面接では、投げかけられる質問も1次面接よりもう一歩踏み込んだものが多くなります。
以下の対策を行い、さまざまな質問に答えられるよう準備しましょう。

  • 応募企業の研究を掘り下げる
  • 応募企業の社風や雰囲気を調べる
  • 応募企業で特に好きな点や共感している点を書き出す
  • 応募企業で将来やってみたい仕事を書き出す
  • 話し方・表情の練習をする(話すスピード・笑顔など)

2次面接での注意点

2次面接は、1次面接を経て選考が進み、応募者が少なくなった状態で行われます。
応募者一人に対する面接時間が長くなるため、1次面接よりも入念な準備が求められるでしょう。

例えば、介護施設の1次面接で志望動機を聞かれ、「やりがいを感じたから」と答えたとします。

2次面接ではさらに掘り下げて質問されるため、「特にやりがいがありそうと思った業務」や、「将来的に身につけたい技術・資格」などについても回答を用意しておきましょう。

もし、掘り下げた質問に答えられなかったり、一貫性のない答えで疑問を持たれたりしたら、採用を見送られる可能性があります。

2次面接は、応募者とより長い時間向き合い、応募企業に見合う人材か確かめる場です。
企業研究をさらに深く掘り下げ、1次面接の回答をさらに詳しく伝えられるよう準備してください。

面接が2回のときは企業側の意図を理解し入念な準備で臨もう

面接を2回行う企業には、2次面接を最終面接に設定することで、入社後のミスマッチの防止・コスト削減・優秀な人材の早期獲得をめざすケースがよく見られます。
面接が2回までだとわかっているときは、1次面接よりも企業研究を掘り下げ、より詳しい回答を準備しておくと、面接官に好印象を与えられるでしょう。
大切なのは、1次面接・2次面接それぞれに合った対策を行い、働く意欲と役立つ経験・スキルをしっかりアピールすることです。
特に、2次面接が最終面接になる場合は、自身の魅力を余すところなく伝えられるよう、入念な対策を行い採用をめざしましょう。

執筆者について

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