お話を伺った人
もさこ@医療・FPライター
医療/取材/ブックライター
横浜在住の臨床検査技師・医療ライター。獣医系の大学で動物の抗体を作る勉強をしているとき、検査の楽しさに触れ臨床検査技師の道へ進む。総合病院に在職中、趣味のブログ運営を始めライターになる。現在はライター業と並行して週1日クリニックに勤務。
ここライター / Twitter
お話を伺った人
まりも@薬剤師ライター
医療ライター
九州在住の医療ライター。私大の薬学部を卒業後、薬剤師としてドラッグストアに4年間勤務。在職中にクラウドソーシングに出会い、ライターの仕事を始め今に至る。現在は1児の母。
マリモドラッグ / Twitter
医療介護業界で働いたことがある人に仕事のホンネを伺うインタビュー企画。第2回目の今回は前回に引き続き、現役の臨床検査技師・医療ライターのもさこさん、薬剤師免許を持つ医療ライターのまりもさんにお話を伺いました。
お仕事をやめたきっかけは?
前の会社はチェーン展開するドラッグストアで、自宅から片道1時間半の職場で4年間働いていました。サービス残業をして、仕事が終わってから10分以内に職場を出ないと終電に間に合わない暮らしが続き、自分の身体に鞭打ってまで働く必要がないと感じたことが主な退職理由です。
私は体調不良がきっかけです。特に、夜勤や宿直、土日勤務など、ハードな勤務形態がしんどいと思っていました。数年程度なら働けますが、この先何十年も続けられるイメージが湧かず退職しました。
――お二人とも退職後はライターの仕事をしているようですが、どんなきっかけで働き始めたんですか?
体調を崩したときに、在宅でできるライターの仕事を見つけたからです。頑張ったら頑張った分だけ収入になるのが楽しくて、開業届を出すまでになりました。
在職中に声帯炎で2週間ほど会社を休み、声は出ないが身体は元気という状況がありました。そのとき、クラウドソーシングに出会って最初は簡単な仕事から始めたのですが、徐々に薬剤師ならではの専門的な執筆依頼が増えました。
――ほかの医療機関や薬局に転職という選択肢はなかったんですか?
とにかく毎日ヘトヘトで、1年くらい休みたいと考えていました。うまくいったらライター、失敗したらまた薬剤師に戻ろうと思ったんです。
医療の世界に戻りたいと思いますか?
実は、今は週1回パート・アルバイトの雇用形態で病院に勤務しています。宿直や夜勤がつらいだけで、臨床検査技師の仕事は好きだからです。ライターの仕事も好きですが、ワークライフバランスがとれる職場なら医療の世界で働き続けたいと考えています。
私も子育てがひと段落したら薬剤師として復帰したいです。医療系の記事を書くとき、現役薬剤師のほうがいい記事が書けると思っています。
療機関で働いていたときのほうが出会う人の数も多く、ライターになってからはそのつながりがなくなったのは寂しいですね。
医療業界で働く人に一言!
ドラッグストアで働いているとき、私を指名してくれるお客さんがいました。毎日の業務で大変な想いをしているだろうけど、薬剤師は感謝してくれる患者さんは絶対どこかにいる仕事です。だから、自分がやってることは無駄にならないと考えると、楽しさ・やりがいを見出せると思います。
勤務が大変、給料が大変だとかそういう面もあるけれど、別の条件で自分にあう環境もあると思います。検査後に「ありがとう」といってもらえるやりがいがあるし、一つの環境にこだわりすぎず、長く働きたいと思える環境を探しましょう。
――ありがとうございました!
医療従事者の大変さは感じている一方、誰かに感謝されるやりがいや医療の仕事に対する面白さを意識しながら働いているお二人でした。実際に、まりもさんは薬剤師として復職希望、もさこさんはすでにパート・アルバイト勤務で復職しています。
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