「第二新卒で、未経験の業界・職種に転職できる?」
「新しい業界・職種への挑戦は若いうちのほうが良い?」
第二新卒での転職を検討するうえで、上記のような悩みを持つ方は多いでしょう。
本記事では、第二新卒が未経験の業界・職種に転職する際のポイントや注意点を解説していきます。
未経験の業界・職種にチャレンジすることを検討中の第二新卒の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
第二新卒で未経験の業界・職種に転職できる?
若い第二新卒だからこそ、未経験の業界・職種への転職は実現しやすいのが特徴です。
中途採用では経験やスキルが求められ、即戦力として採用されることが一般的です。
しかし、第二新卒は社会人経験が短く経験も少ないため、ポテンシャルを重視される傾向にあります。
採用担当者にとっては、若くて成長を見込めることが第二新卒の魅力です。
また、社会人経験が浅く、前職の色に染まりきっていないため、未経験であっても柔軟に吸収して成長することが期待されます。
反対に、未経験への業界・職種への挑戦は、年齢が上がるにつれて厳しくなります。
年齢が上がると、転職時には経験スキルに基づく、即戦力としての活躍を求められるようになるためです。
第二新卒の転職が難しいかに関する詳細は、以下の記事をご参照ください。
第二新卒は何年目までかに関する詳細は、以下の記事をご参照ください。
第二新卒で未経験の業界・職種への転職を成功させるポイント
第二新卒として、未経験の職種への転職にチャレンジする場合、以下に挙げる5つのポイントを押さえておくことが重要です。
- 転職後も使えるスキルをアピールする
- フレッシュさと社会経験を武器にする
- 志望動機を明確にする
- 面接対策を念入りに行う
- 将来に向けた取り組みを伝える
それぞれ見ていきましょう。
転職後も使えるスキルをアピールする
前職で培った経験やスキルのなかから、転職後も活かせるものをアピールしましょう。
第二新卒は短期間であっても社会人経験があるため、前職で何を身につけたのか、転職後にどのように活かすのかを、採用担当者はチェックしています。
また、アピール内容はできるだけ具体的に伝えましょう。
「営業職で培ったコミュニケーション能力を販売職で活かす」といったように、前職の内容と、身につけたスキル、転職後の仕事内容がつながっていると効果的なアピールになります。
第二新卒の未経験の志望動機に関しては、以下の記事をご参照ください。
フレッシュさと社会人経験を武器にする
新卒に準ずる若さやフレッシュさと、基本的なビジネスマナーを両立していることが、第二新卒の魅力です。
未経験の業界・職種にチャレンジとなると、新卒とあまり変わらない立場に感じるかもしれません。
しかし、短い期間でも社会人経験があることは、大きな利点になります。
新卒の場合は、ビジネスマナーなどから指導しなければなりません。
一方で、第二新卒は社会人としての基礎を前職で学んでいるため、基礎研修などにかかる教育コストを削減できます。
社会経験やビジネスマナーを身につけていることを伝えつつ、フレッシュさと将来性をアピールするようにしましょう。
志望動機を明確にする
志望動機では、具体的な志望動機と入社後のビジョンを伝えましょう。
採用担当者は、応募者が未経験であっても、なぜ応募したのか、入社して何がしたいのか、何ができるのかといったポイントを厳しくチェックします。
抽象的なやる気や熱意だけでなく、実体験や具体例を交えながら具体的にアピールすることで、活躍するイメージが効果的に伝わるでしょう。
面接対策を念入りに行う
転職理由や志望動機、自己PRなど、面接でよく聞かれる質問に対しては、あらかじめ回答を準備しておきましょう。
特に未経験の業種にチャレンジする第二新卒の場合、なぜ新卒で就職した会社を辞めてまでキャリアチェンジするのかを、詳細に聞かれる傾向にあります。
模擬練習などの練習を繰り返し、それぞれの質問に対して1分程度で簡潔に話せるよう準備することはもちろん、その後の質問で深掘りされた際にも答えられる状態にしておくと良いでしょう。
将来に向けた取り組みを伝える
同じ第二新卒でも、未経験の業界・職種にチャレンジする場合は、スキルや経験で他の候補者に一歩おくれを取ります。
そういったおくれを補うために取り組んでいることがあれば、書類や面接で積極的にアピールしておきましょう。
例えば、志望している業界・職種に特化した通信講座やセミナーを受けている、資格取得に向けて勉強している、業界研究を進めているなどが挙げられます。
第二新卒で未経験の業界・職種に転職する注意点
第二新卒が未経験の業界・職種への転職をめざす際には、以下の注意点を頭に入れておきましょう。
- 年収が下がる可能性あり
- 大手企業への転職の難易度は高い
年収が下がる可能性あり
第二新卒が未経験の業界・職種に転職するのであれば、年収が新卒入社時と同程度になることを覚悟しておかなければなりません。
社会人経験があるとはいえ、未経験の業界・職種では、即戦力としての活躍は困難です。
そのため、待遇面は新卒と同じような扱いとなることを認識しておきましょう。
年収が下がっても、その業界・職種に転職したいのかを、自分のなかで明確にしておく必要があります。
大手企業への転職の難易度は高い
大手企業にこだわらず、幅広い視野で転職先を探すことが大切です。
第二新卒で転職活動をする人のなかには、大手企業への入社を希望する人もいるでしょう。
しかし、大手企業は中途採用よりも新卒採用を重視する傾向にあるため、求人数はかなり限られます。
企業のネームバリューよりも、自分が転職してなにをしたいのか、キャリアをめざすのかを重視しましょう。
第二新卒でも未経験の業界・職種へチャレンジできる
第二新卒は、年齢が若くポテンシャルを重視される傾向にあるため、未経験の業界・職種への転職も可能です。
フレッシュさなど第二新卒ならではの魅力と、未経験であっても活かせるスキルをアピールしましょう。
また、チャレンジするにあたって努力していることや取り組んでいることがあれば、積極的にアピールしてください。