第二新卒の転職活動で志望動機はどう書く？内定につながるポイントを解説

第二新卒の就職活動も、最近では一般的になってきました。
新卒と同じく、志望動機は内定を勝ち取るために重要な要素です。

今回は、他の第二新卒に差をつけるために必要な、志望動機の書き方のポイントを解説します。

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第二新卒で志望動機を書く際のポイント

第二新卒で志望動機を書く際には、次のようなことが挙げられます。

短期退職の理由を前向きに述べる
仕事をするうえで大切にしたいことを考える
なぜ応募先の企業を志望するのか説明できるようにする

第二新卒の就職活動において、採用担当が気にするのは「すぐに辞めてしまわないか」「長く働いてくれそうか」という点です。
面接でも確実に聞かれることなので、履歴書記入の段階でしっかり考えておきましょう。
履歴書を読んだ担当者や面接官の懸念事項を払拭できる、納得感のある理由を記載するようにしてください。

さらに、仕事をするうえで大切にしたいことや、数ある企業のなかでなぜ応募先を志望するのかも記載し、志望動機に説得力を増しましょう。

第二新卒における志望動機の履歴書の書き出し

第二新卒が新卒と大きく異なる点は、新卒で入社した企業を1〜3年で退社して就活を行うことです。
短期間で退職したマイナスイメージを払拭するために、前向きな退職理由を伝えてから志望動機を述べましょう。

退職理由を前向きに伝える

採用側の「またすぐに退職してしまうのではないか」という疑問に対し、どうして短期間での退職に至ったのか前向きに理由を伝えます。
このとき、たとえ勤務条件や人間関係に不満があったとしても、ストレートに述べるのは避け、前向きな退職理由を準備しておきましょう。

退職理由は必ずといって良いほど聞かれる質問です。
「圧迫面接だ」と感じるくらいつっこまれることも想定し、退職理由は履歴書に記載する時点から練っておきましょう。
自信を持って答えられれば、圧迫面接となった場合もうまく切り抜けられます。

自分の仕事の軸と志望動機の共通点を伝える

志望動機を考える際に重要なのが、「働くうえでこれは譲れない」という、自分の仕事の軸です。
前職や学生時代の経験を振り返りながら、自分の仕事の軸を明確にしましょう。
そのうえで、自分が今後どのようなキャリアを歩みたいのか考え、志望企業であればそれが実現可能である旨を伝えます。

この際、自分を採用することによる、志望企業にとってのメリットも忘れずに伝えましょう。
自身の軸、キャリアプラン、そして企業が求める人材像に共通している点を見つけられたなら、説得力のある志望動機を書くことができます。

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第二新卒の志望動機の例文

続いて、第二新卒の志望動機の例文をご紹介します。

一般的な志望動機の例文

【例文1】これまで3年間、営業部で新規開拓営業を行ってきましたが、会社の業績悪化がすすみ部署の規模が縮小して異動となり、営業職を離れることになりました。
その折に御社の求人を拝見し「社員の幸せがお客様の幸せにつながる」という理念に非常に共感を持ちました。
また、御社は幅広い商品を取り扱っており、いろいろな業種の企業とお取引ができる点も魅力に感じております。
今までの経験を活かして顧客を獲得しつつ、さらに営業としてスキルアップしながら御社の利益に貢献したいと考え志望いたしました。

【例文2】前職はやりがいのあるものでしたが、毎日終電近くまで残業し、休日出勤も発生する生活でした。
そのためスキルアップのための勉強時間も取れず、資格試験へのチャレンジなど自己研鑽がしにくいと感じていました。
また、自己研鑽のためだけでなく、健康のためにも勤務と休みのメリハリをつけることで、より効率的に業務が進められると考えております。
自己研鑽のための時間と、業務に集中して取り組める環境を確保したいと感じたため転職を決意しました。
スキルアップして得られた知識や技術を積極的に仕事に還元していく所存です。

同業種へ転職する場合の例文

同業種に転職したい場合は、前職と志望企業では何が違うのか伝えます。
また、前職で得られた今後に活かせそうな経験を伝え、即戦力になれることをアピールしましょう。
同業種であっても、自分の携わった業務や今までの経験に加え、さらに挑戦してスキルアップする意欲があること、それが志望企業なら叶うと考えられる理由を示すと、説得力が出ます。

【例文】御社を志望した理由は、海外事業を積極的に展開しており英文会計にも携われるためです。
学生時代に留学経験があり、TOEICのスコア850相当の英語力を身につけておりますので、今後の業務でもぜひ活かしたいと考えています。
前職では海外取引の割合が低く、自分の理想とするキャリアを思い描いたときに、めざす方向性が一致しないと感じたため転職を決意しました。
御社の求人を拝見して、これまでの経験を活かして事業に貢献することと自身の理想のキャリアが両立できると考え、志望いたしました。

異業種に転職する場合の例文

異業種の転職を希望する場合は、次のような内容を記載しましょう。

どうしてその職種を志望したのか
前職と共通して活かせる経験を伝える
未経験の業種のハンデを感じさせない自己PRをする

まず、どうして未経験の職種にチャレンジしたいと思ったかを説明します。
さらに、未経験というハンデがあっても「採用したい」と思わせる説得力のあるエピソードを追加できれば理想的です。
前職と共通して業務に活かせる経験や、入社後に期待される以上に努力する姿勢などを示しましょう。

【例文】前職では労務管理や在庫管理においてIT化が遅れており、いまだに手書きの帳簿やExcelファイルでの管理を行っていました。
業務の効率化をめざして独学でシステム開発を行うなかで、正式な業務としてサービス開発に携わることに強く興味を持つようになりました。
御社の求人を拝見し「未経験でもやる気がある人を歓迎する」という社風に共感を持って志望いたしました。
本格的なプログラミングは経験がありませんが、引き続き主体的に学ぶ姿勢は変わらずになるべく早い技術の習得をめざしていく所存です。