
インターンシップに参加する際、自己紹介は非常に重要な役割を果たします。
初めて会う人たちに自分をアピールし、良い印象を与えることができれば、インターンシップをより有意義なものにできるでしょう。
しかし、限られた時間のなかで効果的に自分を伝えるのは簡単ではありません。
そこで本記事では、インターンシップで自己紹介を行う際のコツやポイントを、例文を交えて詳しく解説します。
目次
インターンシップの「自己紹介」の必要性
インターンシップでは自己紹介が非常に重要です。
初めて会うインターンシップ先の社員や他の参加学生に、自分自身の人柄を知ってもらい、印象をアップする役割があるからです。
自己紹介を通じて企業の担当者や他の参加者と良好な関係を築くことで、インターンシップをより充実したものにすることができます。
コミュニケーションを円滑にし、その後のインターンシップがスムーズに進むかどうかを左右する大切な要素の一つといえるでしょう。
インターンシップで行う自己紹介の内容
インターンシップの自己紹介では、以下のような内容を伝えるのが基本です。
- 挨拶・基本情報
- 大学での取り組み、趣味や特技
- インターンシップへの意気込み
場に応じて内容を変更する必要はありませんが、言い回しや伝え方は工夫しましょう。
以下では、自己紹介の各項目について詳しく解説します。
初めの挨拶・基本情報を伝える
自己紹介は、冒頭「こんにちは」「初めまして」などの軽い挨拶から始めます。
その後、自分の名前、在籍する大学名や学部といった基本情報を正式名称で簡潔に伝えましょう。
「はじめまして、○○大学△△学部の□□と申します。」というように、明確に端的に伝えることが大切です。
聞き手にわかりやすく、印象に残る自己紹介を心がけましょう。
大学での取り組み、趣味や特技
次に、大学で行っている勉強やサークル活動、アルバイトなどについて話します。
趣味や特技を挙げることで、親近感を持ってもらったり、会話のきっかけを作ったりすることができるでしょう。
具体的には、以下のような内容が考えられます。
「教育学部に所属しており、授業での学びを活かして個別指導塾でアルバイトをしています。」
「バスケットボールサークルで副部長を務めており、現在は大会に向けて日々練習に励んでいます。」
「映画鑑賞が趣味で、毎月15本ほどの新作映画のレビューをSNSで発信しています。」
インターンシップへの意気込み
自己紹介のなかで最も重要なのが、インターンシップへの意気込みを伝える部分です。
インターンシップ中に何を学びたいのか、なぜその企業を選んだのかを明確に伝えることで、企業への良い印象を与えることができます。
例えば、以下のような内容で、熱意を伝えましょう。
「御社の会社説明会に参加した際、日本の伝統文化を取り入れた食品を海外に展開している革新的な経営戦略に興味を持ち、インターンシップへの参加を決意しました。
このインターンシップを通して消費者の立場に寄り添った営業スキルやマーケティングの知識を学び、食品業界で活躍できる人材をめざして成長したいと考えています。」
締めの言葉
最後に、「ご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします」といった締めの言葉を添えます。
企業に受け入れてもらったことへの感謝の気持ちと、インターンシップに臨む決意を表明しましょう。
「短い期間ではありますが、精一杯頑張りますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」と伝えれば好印象を与えられるでしょう。
自己紹介の締めくくりは、聞き手に対する感謝と決意を込めることが大切です。
インターンシップで行う自己紹介のポイント
インターンシップで自己紹介を行う際のポイントは、以下の5つです。
- 明るい表情ではっきりと話す
- 見た目を清潔に整えておく
- 話題を広げやすい内容を入れる
- インターンへの熱意を伝える
- 時間配分の感覚を身につけておく
自己紹介の内容を相手に伝わりやすくするだけでなく、話し方や姿勢など、自分自身の印象も大切にしましょう。
これらのポイントを押さえることで、自己紹介を通じて良い印象を与えることができるはずです。
インターンシップで行う自己紹介の例文
自己紹介の例文を、15秒、30秒、1分に分けてそれぞれ紹介します。
【15秒】
はじめまして、〇〇大学△△学部の□□と申します。
大学ではマーケティングを専攻し、分析力を活かしてチームプロジェクトに取り組んできました。
今回のインターンは、実務でマーケティングがどのように活用されているかを学び、自分のスキルをさらに高めたいと参加しました。
どうぞよろしくお願いします。
【30秒】
はじめまして、〇〇大学△△学部3年の□□と申します。
大学ではマーケティングを専攻し、特にデータ分析を活用した市場調査に取り組んできました。
趣味で動画編集をしており、表現力やアイデアを形にするスキルも磨いています。
将来的には◯◯業界で△△の仕事に携わりたいと考えています。
そのため、今回のインターンは、御社の実際のプロジェクトを通じて、自分の持つ専門知識が実務でどのぐらい活かせるのか知る機会にするだけでなく、自分の可能性を広げる機会にしたいです。
短い期間ではありますが、全力で取り組みますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【1分】
はじめまして、〇〇大学△△学部3年の□□と申します。
大学ではマーケティングを専攻し、特に消費者行動の分析に力を入れています。
ゼミナールでは、データをもとにしたマーケティング戦略の立案を行い、プレゼンテーションを通じてチームで成果を発表する経験を積んできました。
今回のインターンでは、これまで学んできた知識やスキルを実践に結びつけることを目標としています。
同時に、◯◯の業務を通じて自分の新たな可能性を発見し、成長する機会にしたいです。
趣味は◯◯で、休日にはよく△△をしています。
例えば、友人と一緒に◯◯イベントに参加したり、△△に関連するコミュニティ活動を行ったりしています。
持ち前の強みでもあるコミュニケーション力や柔軟性も活かしながら、積極的に取り組むつもりです。
短い期間ではありますが、全力で取り組み仕事の理解を深める所存です。
どうぞよろしくお願いいたします。
インターンシップのどのタイミングで自己紹介する?
インターンシップでは、選考時、初日、グループワーク時など、さまざまな場面で自己紹介を行う機会があります。
それぞれの場に応じて、自己紹介の内容や長さを調整することが大切です。
以下では、インターンシップの各場面ごとに自己紹介のポイントを解説します。
インターンシップ選考時の自己紹介
インターンシップの選考時に行う自己紹介では、自分の考えや人となりを明確に伝えることを重視します。
自分の強みや大学生活で力を入れて取り組んでいることなどについて話し、印象に残るようなアピールを心がけましょう。
選考時の自己紹介は1分以上の長い時間で行うことが多いので、しっかりと準備をしておくことが大切です。
具体的なエピソードを交えながら、自分の個性や能力を存分にアピールしましょう。
インターンシップ初日の自己紹介
インターンシップ初日の自己紹介では、その後のコミュニケーションを円滑にすることを重視します。
親しみやすい印象を与えられるよう、明るく丁寧な話し方を心がけましょう。
初日の自己紹介は30秒ほどの短い時間で簡潔に行うことが多いので、要点を絞って伝えることが大切です。
基本情報や大学での取り組み、インターンシップへの意気込みなどを手短に話し、好感を持ってもらえるようにしましょう。
グループワーク時の自己紹介
インターンシップ中のグループワークで行う自己紹介では、協調性と個性を伝えることを重視します。
円滑なコミュニケーションを図るために、自分の得意な役割を伝えつつ、協力する姿勢を示しましょう。
グループワークでの自己紹介は、15〜30秒ほどの短い時間で簡潔に行うことが多いです。
自分の強みや特徴を手短に伝えつつ、チームワークを大切にする姿勢を示すことが求められます。
周りの人と協力しながら、グループワークを盛りあげ、円滑に進められるよう心がけましょう。
インターンシップで自己紹介用のスライドを作るコツ
インターンシップによっては、自己紹介用のスライドを作成するよう求められることがあります。
その際は、企業の指定する条件に合わせて、簡潔でわかりやすいスライドを作成しましょう。
自己紹介用のテンプレートをインターネットで探せば、効率良く整ったスライドを作ることができます。
また、写真やフォントを効果的に使うことで、見やすく印象に残るスライドを作るのがおすすめです。
効果的な自己紹介をして有意義なインターンにしよう
インターンシップでの効果的な自己紹介は、充実した経験につなげるために非常に重要です。
自己紹介の内容を練習し、明るい表情と姿勢で臨めば、企業担当者や他の参加者とスムーズにコミュニケーションを取ることができるでしょう。
また、自分の強みや目標をしっかりとアピールすることで、インターンシップ中のさまざまな場面で活躍できるはずです。
自己紹介のコツを身につけて、有意義なインターンシップを過ごしてください。