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インターンシップとは?種類や目的・準備について解説

この記事の監修者
木村千恵子
【資格】
・キャリアコンサルタント
・外国人雇用管理士®

【プロフィール】
2度のアメリカ留学経験をはさみ、20年以上外資系IT企業を渡り歩きグローバルプロジェクトに従事したのち、2016年にキャリアコンサルタントとして活動を開始。現在は中小企業の従業員のキャリア、メンタルヘルス、テレワークに関する課題解決支援、外国人留学生の就職支援、個人向けキャリアセミナーなどを中心に活動中。

インターンシップは学生のうちから社会を知り、将来のキャリアを考える貴重な機会です。
企業での就業体験を通して、自分の適性や興味のある分野を見つけることができます。

この記事では、インターンシップの概要や種類、参加する意義、応募方法などについて詳しく解説します。
インターンシップに興味がある学生の方は、ぜひ参考にしてください。

インターンシップとは?簡単に解説

インターンシップとは?簡単に解説

インターンシップとは、学生が在学中に自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行うことです。
文部科学省の定義では、「学生が在学中に自らの専攻、将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと」とされています。

学生がインターンシップに参加する主な目的は、企業や業界への理解を深め、将来めざしたい仕事や企業を見つけることです。
社会人として働く職場の雰囲気を知ったり、企業から内定をもらえる実力を身につけたりするために参加する学生もいます。

一方で、企業側の目的は自社の認知度を向上させ、学生との相互理解を深めることです。
また、2025年卒の学生からインターンシップの定義が見直され、企業は一定の基準を満たしたインターンシップで得た学生の情報を、広報や採用選考活動に使用することが可能になりました。
一定の基準とは、就業体験要件、指導要件、実施期間要件、実施時期要件、情報開示要件のなかでそれぞれ設定されている基準を指します。

インターンシップには種類がある

インターンシップは期間の長さによって2種類あり、目的や予定に応じて選ぶことができます。
参加する際は、それぞれの違いをしっかり理解しておくことが大切です。
なお、令和4年6月の「インターンシップの推進に当たっての基本的考え方」(文部科学省、厚生労働省、経済産業省の3省合意)の改正(参照:https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/sangaku2/20230920-app_ope02-1.pdf)により、2025卒から「1dayインターン」は廃止になり、「オープン・カンパニー」に名称が変更になるとともに、インターンとして認められなくなりました。

令和5年度以降に学部3年生になる(令和7年3月卒業予定)学生を対象に、令和5年度に参加するインターンシップから、学生のキャリア形成支援に係る取り組みが下記のように類型化されました。

タイプ1: オープン・カンパニー
タイプ2: キャリア教育
タイプ3: 汎用的能力・専門活用型インターンシップ
タイプ4: 高度専門型インターンシップ(試行)

上記類型のうち、タイプ1とタイプ2は、「インターンシップ」とは称さないとされています。
この2つのタイプは就業体験が必須ではなく、個々の会社または業界の情報提供や教育を目的として実施されるものとなります。
したがって、「インターンシップ」と呼ばれるのは、就業体験が必須であり自分の能力の見極めや評価材料を得ることを目的としたタイプ3とタイプ4のみになりました。

汎用的能力・専門活用型インターンシップ

ここでは、汎用的能力・専門活用型インターンシップのそれぞれの特徴について見ていきましょう。

汎用的能力インターンシップ(旧短期インターンシップ)

汎用的能力インターンシップは、タイプ3の類型の一つで、5日以上の期間において、職場における実務を体験できる機会です。

従来の1日インターンよりも充実したプログラムが用意されており、企業や業界に関する説明、社員との座談会、グループワークやプレゼンテーションなどが行われます。
また、期間中の半分を超える日数において、職場での実務体験を行うことが条件とされています。
短期間でも実際の業務に触れることができ、企業理解を深められるのが特徴です。

専門活用型インターンシップ(旧長期インターンシップ)

専門活用型インターンシップもタイプ3の類型の一つですが、2週間以上と長期にわたるプログラムです。
比較的高度な専門性を要求される実務を体験でき、仕事の適性を判断したり、即戦力として活躍するためのスキルを磨いたりすることができます。

企業の一員として業務に取り組むため、実践的な経験ができる点が魅力です。
また、職場の社員が学生を指導し、フィードバックを得ることができます。
学年は問わず、実力やポテンシャルが重視されるので、成長意欲のある学生におすすめです。

高度専門型インターンシップ(試行)

タイプ4の高度専門型インターンシップは、文部科学省と日本経済団体連合会が共同で試行中の「高度な専門性を重視した修士課程学生向けインターンシップ」の「ジョブ型研究インターンシップ」です。
大学と企業が連携して実施するもので、今後の実施は試行結果をもとに判断されるものとなっています。

インターンシップに参加する意味は?

インターンシップに参加する意味は、大きく分けて以下の3つです。

  • 企業や業界の裏側を知れる
  • 将来へのビジョンの解像度が上がる
  • 選考につながる

将来のキャリアを考えるうえで、参加する価値は高いといえるでしょう。

企業や業界の裏側を知れる

インターンシップでは、企業のリアルな情報を得ることができます。
スケジュールをうまくやりくりできれば、一定期間に複数の業界の内部や各企業の組織文化を知ることができるので、自分が将来どのような業界で働きたいのかに気付き、自己理解が深まりキャリアについて考える良い機会になるでしょう。

また、実際の業務を体験することで、自分に合った仕事かどうかを判断することもできます。
企業の雰囲気や社員の働き方を肌で感じられるのは、インターンシップならではのメリットといえるでしょう。

将来へのビジョンの解像度が上がる

インターンシップでは、社員の働く姿や、任せられる仕事や責任に直に触れることができます。
尊敬できる先輩社員との出会いがあれば、具体的な将来のイメージを描くことができるでしょう。

入社後の仕事のイメージやキャリア、ビジョンを具体的に想像しやすくなるのが、インターンシップの魅力です。
自分がどのような仕事をしたいのか、どのようなスキルを身につけたいのかを考えるきっかけになります。

選考につながる

インターンシップは、企業に意欲的な姿勢や活躍する意思をアピールできる絶好の機会です。
インターンでのグループワークなどにおける活躍が評価され、本採用につながることもあります。

インターンシップでの活躍が、そのまま選考に直結することも少なくありません。
事実上の内定が出たり、就職試験での選考フローが一部免除されたりするケースもあります。

インターンシップの応募方法・募集時期

インターンシップの応募方法には大学推薦型と自由応募型があり、募集時期は基本的に夏季、秋季、冬季、春季に分かれています。
それぞれの特徴を理解して、自分に合ったインターンシップを選びましょう。

大学推薦型と自由応募型がある

大学推薦型は、企業が大学に募集をかけたインターン枠に応募する方法です。
応募するには学校から推薦を受ける必要があるため、推薦にかかる時間を考慮して早めに動き始めましょう。

一方、自由応募型は、自分で情報を見つけて応募するタイプです。
気になる企業やその競合企業などのインターンシップ情報はこまめにチェックしておくと良いでしょう。
ただし、自由応募型でも大学での手続きが必要になることもあるので、大学のキャリアセンターなどにインターンシップの情報を早めに確認しておきましょう。

基本的に夏季、秋季、冬季、春季に分けて行われる

インターンシップは、基本的に夏季、秋季、冬季、春季に分けて行われ、それぞれに特徴があります。

春季のインターンシップは、1・2年生におすすめです。
就活までまだ時間があるものの、早い段階で自分の進む道を決められるのが魅力といえるでしょう。
春はプログラムが充実していることが多いのも特徴です。

夏は最も多くの学生がインターンシップやオープンカンパニーに参加する時期で、多種多様な企業に触れてみたい人におすすめです。

秋は倍率が低く、内容が軽いインターンシップが多いのが特徴です。
冬は本選考に向けた練習の機会となり、倍率が高く、企業側も学生側も真剣度が高くなる傾向があります。

インターンシップ前に準備することとは

インターンシップに参加する前に、持ち物の確認やインターン先までの経路の把握、開始から終了までの期間の把握をしておくことが大切です。
しっかりと準備をしてからインターンシップに臨みましょう。

持ち物の確認

忘れ物をしてしまうと企業にマイナスのイメージを与えてしまうため、事前に持ち物を確認しておくことが大切です。
当日慌ててしまうと、インターンシップでの活躍にも響いてしまうことがあります。

企業から指定されているもの以外にも、筆記用具やノート、腕時計などを準備しておくと良いでしょう。
服装についても、事前に確認しておくことをおすすめします。

インターン先までの経路の把握

インターンシップ当日は、余裕を持って行動することが大切です。
そのためにも、事前に企業の場所とアクセスを確認し、自宅から企業までの道順と、かかる時間を調べておきましょう。

家を出る時間からスケジュールを組み、開始時間の15分前には到着しておくと安心です。
道に迷ったり、電車が遅延したりすることも考慮して、余裕を持ったスケジュールを立てることをおすすめします。

インターン開始から終了までの期間の把握

インターンシップの期間は企業によって異なるため、事前に参加する企業のスケジュールを調べておくことが大切です。
特に長期インターンシップの場合は、学業との両立が必要になります。

授業やゼミ、アルバイトなどとの兼ね合いを考えて、スケジュールを立てましょう。
インターンシップ中は、体調管理にも気を付けることが大切です。

インターンシップの概要を知って就活を進めよう

インターンシップは、学生のうちから社会を知り、自分の適性や興味のある分野を見つける貴重な機会です。

従来のインターンシップとして扱われていたタイプ1のオープン・カンパニーやタイプ2のキャリア教育関連のプログラムは、インターンシップとは称されなくなりましたが、実際にインターンシップに参加する前にうまく活用すれば、よりインターンシップへの参加が効果的なものにできる可能性が十分あります。
インターンシップへの参加により、企業や業界の裏側を知り、自己理解が深まり、将来のビジョンがより明確になります。

応募方法や募集時期を理解し、事前準備を整えて臨むことで、有意義な経験ができるでしょう。
将来のキャリアを考えるきっかけとして、インターンシップを活用してみてください。

執筆者について

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