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インターンシップにふさわしい服装は?具体例を紹介

この記事の監修者
木村千恵子
【資格】
・キャリアコンサルタント
・外国人雇用管理士®

【プロフィール】
2度のアメリカ留学経験をはさみ、20年以上外資系IT企業を渡り歩きグローバルプロジェクトに従事したのち、2016年にキャリアコンサルタントとして活動を開始。現在は中小企業の従業員のキャリア、メンタルヘルス、テレワークに関する課題解決支援、外国人留学生の就職支援、個人向けキャリアセミナーなどを中心に活動中。

インターンシップは、学生にとって社会経験を積む貴重な機会です。
しかし、初めての経験に不安や疑問を感じるのは当然のこと。
特に、服装選びには悩む人も多いでしょう。

インターンシップにふさわしい服装とは、どのようなものなのでしょうか。
ここでは、インターンシップに参加する際の服装について、具体例を交えて詳しく解説します。

インターンシップに参加する際の服装は?

インターンシップに参加する際の服装は?

インターンシップに参加する際の服装は、スーツやオフィスカジュアルが主流です。

特に服装の指定がなく選択に迷う場合、初日は第一印象で誠実さをアピールできる少しフォーマルな服装のほうが安心でしょう。
服装の指定がない場合にも、リクルートスーツを基本とすることをおすすめします。

スーツ以外の場合は、ジャケットにシャツ、ボトムスで構成されるオフィスカジュアルを着用するのが望ましいでしょう。

服装指定のないインターンシップが増えてきている

近年では、服装を指定しない企業や、指定があっても自由とする企業が多くなってきています。
インターンシップに、リクルートスーツではなく、私服で参加しても問題ない場合もあるのです。

ただし、企業によっては「指定なし=スーツ」という文化もあるので注意が必要です。
状況に合わせて適切な服装を選びましょう。

インターンシップで服装を指定しない理由

なぜ企業はインターンシップで服装を指定しないのでしょうか。
その理由は企業によって異なりますが、主に学生の人柄や個性、普段の様子を見たいからだと考えられます。

学生の人柄や個性を見たいから

企業がインターンシップで服装を指定しない理由の1つは、学生の内面を見極めたいからです。
服装のイメージにとらわれることなく、学生の人柄やコミュニケーション能力、仕事に対する姿勢などを重視したい意向があるのです。

たしかに、リクルートスーツのような画一的な服装では、学生の個性を引き出すことは難しいかもしれません。
普段から着慣れた服を着た自然体の姿を見ることで、その学生の個性や特徴をより深く理解しようとしているのでしょう。

普段の様子を見たいから

学生には、普段通りにインターンシップに取り組んでほしいと考える企業もあります。

TPOに応じた適切な服装を自分で選べるかどうかは、判断力や常識を確認する機会となります。
また、服装の選択には個性や仕事への姿勢が表れるため、企業側は応募者をより深く理解できます。

ただし、服装指定がなくても、ビジネスカジュアルを基準に、清潔感があり職場にふさわしい服装を選ぶことが大切です。
ダメージジーンズや着古したTシャツ・スウェットは避け、清潔感があるシャツやカットソーなどを選びましょう。

このように、服装の自由度を設けることで、より本質的な相互理解が可能になります。

私服通勤の職場だから

私服通勤を採用している企業では、インターンシップも私服での参加が認められているケースがあります。
社員が私服で働いている環境では、学生もそれに合わせるのが自然でしょう。

このような企業は、個人の雰囲気や人柄を重視している傾向が高いです。
服装の自由度が高いからこそ、学生の個性を引き出せるのかもしれません。

適応力を判断するため

服装の指定がないことで、学生の適応力を判断しようとする企業もあります。
TPOに合わせて適切な服装を選択できるかどうかは、社会人として求められる基礎力の1つといえるでしょう。

場をわきまえた服装を身につけられるかどうかで、その学生の適応力や柔軟性を見極められます。
企業は環境に適応できる人材を求めているのです。

インターンシップ向けの服装を指定別に紹介

インターンシップはオンラインで実施される場合もありますが、そういった場合でも服装に注意を払う必要があります。
ここからは、服装指定別に適切な服装を紹介していきましょう。

「服装自由」とある場合

服装自由と書かれている場合や、服装についての記載がない場合は、スーツやオフィスカジュアルを選ぶのが良いでしょう。
スウェットやキャラクターTシャツなど、あまりにもカジュアルすぎる格好は、避けたほうが無難です。

初日はスーツで参加し、会社の雰囲気を確かめてから2日目以降の服装を決めるのも1つの方法です。
周りの社員や、他のインターン参加者の服装を参考にすると良いでしょう。

「私服」とある場合

私服での参加が指定されている場合は、オフィスカジュアルを選ぶのがおすすめです。
私服とはいってもTPOを意識して、カジュアルすぎる普段着は避けるのが無難です。

スーツではなく、ジャケットにシャツ、ボトムスを合わせた服装が良いでしょう。
業種やその会社の企業文化によって、社員の服装の傾向にも特徴がある可能性もあります。インターンシップに参加する前に社員や先輩インターンの服装を調べてみるなど、事前の情報収集をしておくのもおすすめです。

例えば、プログラム内容が工場見学や作業であることが事前にわかっている場合は、動きやすい服装で臨むことが大切です。
また、アパレル業界や化粧品業界の場合は、学生の個性やセンスを見ていることもあります。
個性を表現するために、普段のスタイルで参加しても問題ない場合もあるでしょう。

インターンシップ用の服装の具体例

ここからは、インターンシップで実際に着用する服装の具体例を、スーツとオフィスカジュアルに分けて紹介します。

スーツ着用の場合

インターンシップにふさわしいスーツの着方について、男性と女性に分けて説明します。
基本的には、リクルートスーツと同じような着こなしで問題ありません。

男性編

男性がインターンシップでスーツを着用する際は、黒や紺、チャコールグレーの落ち着いた色を選びましょう。
シャツは白が無難ですが、薄い青やグレーでも問題ありません。

ネクタイの色は、青やグレーなど落ち着いた印象の色から選ぶのがおすすめです。
奇抜な色やデザインのネクタイは避け、ドット柄やストライプ柄を選ぶのが無難でしょう。

靴は黒か茶のシンプルなデザインで、磨いておくと清潔感が出ます。
靴下は黒の無地を選び、くるぶし丈のものは避けましょう。
鞄は黒色で、底が広く自立できるものがおすすめです。

女性編

女性の場合も、スーツの色は黒や紺、グレーなどの落ち着いた色合いを選ぶのが無難です。ブラウスは白や薄いピンク、水色など落ち着いた色を合わせましょう。

パンツでもスカートでもOKですが、スカートの場合は丈が短いものは避け、動きやすさも考慮してひざ丈くらいのほうが好ましいでしょう。

靴はスーツに合わせたシンプルなデザインのもので、ヒールが5cmくらいのパンプスをおすすめします。
ストッキングは自分の肌色に近いものを選び、予備を持っておくと安心です。
鞄は黒色で、底が広く自立できるものが良いでしょう。

オフィスカジュアル着用の場合

オフィスカジュアルとは、基本的にはジャケットとシャツに、スラックスやチノパンツなどを合わせた服装です。
ここでは男女別に、具体的なコーディネートを紹介します。

男性編

アウターとしてはジャケットがおすすめです。
黒や紺、グレー、茶色などの落ち着いた色を選ぶことで、きちんとした印象を与えると同時に、どのようなインナーやパンツとも合わせやすくなります。

インナーには、白やグレー、淡いブルーといった控えめな色の襟付きシャツを選ぶと好印象です。
また、ポロシャツを選ぶ場合はカジュアルすぎないデザインを選び、細いストライプ柄程度に留めるとバランスがとれます。

パンツはスラックスやチノパンツが最適で、ベージュや紺、グレーといったベーシックな色がおすすめです。
ジーンズやショートパンツはカジュアルすぎる印象を与えるため、オフィスカジュアルには不向きです。

これらの色は上品な印象を与え、全体のコーディネートを引き締めてくれます。
一方、派手な柄や色は視線を散らしてしまい、真面目さや信頼感を損ねる可能性があるため避けましょう。

バッグは、黒やダークカラーで装飾の少ないトートバッグを選ぶと、どのようなコーディネートにもなじみ、ビジネスの場にふさわしい落ち着いた雰囲気となります。

女性編

女性のオフィスカジュアルでは、ジャケットやカーディガンを羽織るのがおすすめです。
インナーは白のブラウスやカットソーを選べば、どのような服装にも合わせやすいでしょう。

パンツやスカートは落ち着いた色のものを選び、ローライズのパンツや丈の短いスカートは避けたほうが無難です。

靴は派手でなければ何色でもOKですが、5cmくらいのヒールでシンプルなデザインのものが良いでしょう。
ストッキングは無地のベージュや黒を選び、予備を持っておくと安心です。

カバンは服装に合わせた派手すぎないものを選び、デスクにおいても倒れないように自立できるものが使いやすいでしょう。

避けたほうが良いもの

インターンシップの服装では、以下のようなものは避けたほうが賢明です。
カジュアルすぎるアイテムは、職場での第一印象を損ねたり、社員の方との違いが大きすぎて悪目立ちしてしまうかもしれません。

  • カジュアルな素材(皮素材、デニム素材、光沢のあるスポーティな素材など)
  • 柄物(ロゴ入りTシャツやプリント柄、派手な柄物)
  • スニーカーやサンダルなどのカジュアルな靴

これらは一般的なオフィスで受け入れられにくいものなので、インターンシップでも避けるのが無難です。

インターンシップ前に服装を確認しよう

インターンシップで服装の指定がない場合は、基本的にはスーツかオフィスカジュアルを選ぶのが無難です。
「私服指定」の場合は、オフィスカジュアルを選ぶと良いでしょう。

インターンシップ用のスーツはリクルートスーツで問題ありません。
オフィスカジュアルを選ぶ際は、ネイビー、グレー、ベージュなどの落ち着いた色味のジャケットとパンツ(スカート)を合わせることをおすすめします。

インターンシップは、ビジネスの現場を学ぶ絶好の機会となります。
また、服装は身だしなみの基本です。
事前に服装のマナーをチェックし、好印象を与えられるよう準備しておきましょう。

執筆者について

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