アルバイトの面接に行くときに、事前に「◯◯を持ってきてください」と先方から伝えられることがあります。
しかし、持ち物について何も言われなかった場合や、言われた場合でも伝えられた持ち物だけで本当に良いのかなど、不安になる場合も考えられます。
そこで、この記事では、アルバイトの面接に必要な持ち物をご紹介します。
また、履歴書不要と言われた場合に持参しておくと良いものに関しても解説していますので、参考にしてください。
目次
アルバイト面接で必須の持ち物
ここでは、アルバイトの面接で必須の持ち物を9個ご紹介します。
「9個もあるの?」と思うかもしれませんが、理由を読めば納得していただけるでしょう。
必要事項を記入した履歴書
履歴書は、アルバイトの面接で持参する必要がある持ち物です。
履歴書には空欄を残さず、必要事項をすべて記入した状態で、しわにならないようにクリアファイルや封筒に入れて持参しましょう。
先方から様式の指示がない場合は、「パート・アルバイト用」または「一般向け」の履歴書の使用をおすすめします。
コピーしたものや、以前使っていたものの使いまわしは、控えたほうが無難です。
履歴書の内容も最新の情報に書き換えておきましょう。
スマートフォン・携帯電話
スマートフォンや携帯電話を持っておくと、面接会場や公共交通機関のダイヤなどを調べるのに役立ちます。
万が一、面接に遅れてしまいそうなことがあっても、すぐに担当者に連絡ができるというメリットもあります。
面接中は音が出ないように、マナーモードにするか電源を切ってかばんにしまっておきましょう。
また、家を出発する前に、スマートフォンや携帯電話の充電が十分にあるかどうか確認しておくことも大切です。
スケジュール帳
アルバイトの面接では「いつから働けますか?」と聞かれることがあります。そういった場合にその場で回答できるように、直近のスケジュールのわかるものが必要です。
スマートフォンなどで予定を管理している場合は、わざわざスケジュール帳を持参する必要はなく、スマートフォンで問題ありません。ただし、スマートフォンを使用する前には面接担当者に許可を取りましょう。
筆記用具・メモ帳
面接のなかで、仕事内容や規則をメモしたり、書類に必要事項の記入を促される場面があるかもしれません。
そのような状況に備えて、筆記用具やメモ帳も用意しておきましょう。
面接中にメモをとるときは、面接官に「メモをとっても良いでしょうか」と一声かけるようにします。
また、持参する筆記用具は、ボールペンが望ましいです。
メモをとるだけであれば鉛筆でも問題ありませんが、重要書類への記入にはボールペンを使用するため、ボールペンの持参は必須です。
手ぶらで面接に参加し、筆記用具を先方から借りることは、印象ダウンにつながる可能性があります。
印鑑
アルバイトの面接では、その場で採用が決まることがあります。
その場合、従業員名簿や雇用契約書などの書類に記入や押印を求められる可能性があります。
印鑑を持っていくと、その場で押印も完了できるため便利です。
重要な書類では、インク浸透印(ハンコ内にインクがあり朱肉を必要としないタイプ)は認められないケースもあるので、インク浸透印ではない印鑑を用意しておきましょう。
通帳・キャッシュカード
当日採用が決まった場合、給料の振込先情報を記入する可能性があります。
そういった場合に、口座番号などが必要です。
また、その場で通帳やキャッシュカードのコピーをとるケースもあるかもしれません。
そういった場合に備えて、口座情報がわかるものを持参するのがベターです。
面接情報を書いたメモ
事業所名、住所、連絡先、担当者の名前などを記載した「面接情報メモ」があると、万が一なにかあった時にすぐに対応できて安心です。
紙のメモはなくなる可能性があるため、いざというときのために、スマートフォンに写真でも残しておくと良いでしょう。
スマートフォンに直接メモをしておく方法もあります。
A4サイズの書類が入るかばん
履歴書や筆記用具などを持ち運ぶために、A4サイズの書類が入るかばんを持っていくのがおすすめです。
また、その場で内定をもらえる場合、面接当日に初出勤までに確認すべき書類を渡されることがあります。
A4サイズが入るカバンであれば、履歴書や当日もらった書類を折り曲げることなく収納できます。
クリアファイルもあわせて持っておくとより良いでしょう。
腕時計
面接会場でスマートフォンを操作することは避けたほうが良いため、時間を確認するために腕時計があると便利です。
また、腕時計を持っておくメリットとして、スマートフォンの動作不良や充電が切れた時にも、時間の確認ができることがあげられます。
時計を選ぶときには、落ち着いた色合いのシンプルなものを選び、華美なものは避けましょう。
アルバイト面接で持っていると良い持ち物
アルバイトの面接で持っていると良い持ち物を、6つご紹介します。
必ず持っていないといけないというわけではありませんが、持っておくと便利なものなので、必要に応じて面接に持参してください。
マスク
新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症対策のため、面接時はマスクを着用したほうが無難です。
面接前に「マスクのまま失礼いたします。」と一言添えると、好感が得られるかもしれません。
面接のときのマスクは、色柄ものを避けて無地の白を着用すると良いでしょう。
エチケット用品
エチケット用品として持っておくと便利なものとして、ハンカチやティッシュがあげられます。
また、化粧直し用の手鏡やメイク用品を持参しておくと、移動途中に乱れた身だしなみをきちんと整え直すことができます。
ハンカチ・ティッシュ
清潔感を保つために、ハンカチとティッシュは持っておいて損はありません。
汗をふいたり、鼻をかんだり、洗った手を拭くのに役立ちます。
最近は感染症流行の影響で、ハンドドライヤーが使用できないトイレもあります。
ハンカチやティッシュがないと、手洗いの際に濡れた手の対処に困るため、ハンカチやティッシュは持っておくべきです。
メイク用品
面接時間が夜遅い場合や夏場でよく汗をかく時期は、メイクが崩れてしまうことがあります。
メイク用品を持っておくと、面接前にトイレなどで身だしなみを整えることができます。
メイク用品で荷物を圧迫してしまう場合には、コンシーラー、パウダー、アイシャドウ、リップなどグッズを厳選して持っておくと、簡単に化粧直しが可能です。
手鏡
手鏡があれば、気軽に身だしなみを確認できます。
面接会場の周辺にお手洗いなど鏡のある場所を見つけられない可能性も想定して、手鏡を持っておくのがおすすめです。
予備のストッキング
面接前にストッキングが伝線してしまうことも考えられます。
女性の場合は予備のストッキングを持っておくと、万が一のときに備えられるため安心です。
ストッキングは、コンビニなどで購入することもできます。
しかし、面接時間が迫っていたり、面接会場の近くにコンビニがないなど買えないこともあるため、あらかじめ用意しておくことをおすすめします。
折りたたみ傘
急な天候不良で身だしなみが台無しになってしまわないように、折りたたみ傘を持参しておくと安心です。
折りたたみ傘は、カバンにしまっておけるため、手荷物がそこまで増えないのもメリットです。
折りたたみ傘は、使ったあとに水気をふき取りかばんに収納できるカバーがあると、面接会場の床に水滴を垂らさずに持ち運べます。
アルバイト面接で「履歴書不要」と言われた場合は?
履歴書がいらないと言われた場合も、念のため履歴書は持っていきましょう。
実際の面接で履歴書を確認されないかもしれませんが、面接官が履歴書を見てくれた場合、面接がスムーズに進む可能性があります。
履歴書は、学歴や職歴、保有資格などを、フォーマットにしたがって空欄のないように記入することが大切です。
また、履歴書の記入にあわせて自己PRも事前に考えておくと、面接対策にもなります。
アルバイトの面接には最低限の持ち物は持参しよう
アルバイトの面接に手ぶらで行くのは社会人のマナーとして避けたほうがよく、必要最低限の持ち物を持参する必要があります。
これは、事前に「履歴書不要です」と言われた場合にも当てはまります。
必要最低限の持ち物のほかに、身だしなみを整えるためのアイテムも、忘れずに持参しましょう。
以下の記事では、アルバイトの面接について詳しく解説していますので、面接を受ける前に確認してみてください。
以下の記事では、アルバイトの面接にふさわしい服装について詳しく解説していますので、この記事とあわせて面接を受けるときの参考にしてください。