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アルバイトの履歴書の書き方|基本と注意点を解説

アルバイトの履歴書は、面接担当者が応募者に関する情報を知るために提出を求めます。
名前や住所、学歴、職歴といった項目が複数あるため、書き方に迷ってしまう方がいるかもしれません。

本記事では、アルバイトの履歴書の書き方を紹介します。
基本ルールと項目ごとの注意点を解説しますので、参考にしてください。

アルバイトの履歴書の基本的な書き方

アルバイトの履歴書の基本的な書き方

アルバイトの履歴書の基本的な書き方は、以下のとおりです。

  • 黒いボールペンで書く
  • 書き間違えたら新しい紙に書き直す
  • 履歴書は使いまわしをしない
  • すべての項目を埋める
  • 嘘を書かない

基本的な書き方は、マナーとして守りたい部分です。
次の項目からは、アルバイトの履歴書の基本的な書き方を詳しく解説します。

黒いボールペンで書く

アルバイトの履歴書を書くときには、0.5ミリ〜0.7ミリの黒いボールペンが適しています。
0.5ミリ~0.7ミリの黒いボールペンは読みやすい色と太さであり、インクがにじみにくいからです。

履歴書が読みやすく書かれていると、面接担当者からの印象が良くなります。
きれいな文字で書くのには技術が必要ですが、読み手に配慮した文字の色や線の太さは、適切なボールペンさえ選べば対応できるのでぜひ実践しましょう。

反対に、アルバイトの履歴書で使ってはいけない筆記具は、以下のとおりです。

  • 消えるボールペン
  • シャープペンシル
  • 鉛筆
  • 万年筆

消えるボールペンやシャープペンシルを使ってしまうと、あとから情報の改ざんができてしまいます。
また、にじみやすい万年筆なども履歴書には不向きです。

書き間違えたら新しい紙に書き直す

アルバイトの履歴書を書き間違えたときには、修正するのではなく新しい用紙に書き直しましょう。
履歴書には、修正テープや修正液、修正ペンなどを使用してはいけません。

なぜなら、修正跡があると公的書類としての信憑性が下がるためです。
履歴書に修正があると、その修正が本人によるものかどうかがわかりません。
応募先から、情報の改ざんの疑いを持たれてしまう可能性もあります。

トラブルを避けるためにも、書き間違えたときには修正せずに新しい用紙に書き直すようにしましょう。

履歴書は使いまわしをしない

不採用になった場合には応募先から履歴書が返却される場合がありますが、他の応募先に使いまわしをしてはいけません。
理由は、履歴書の内容に矛盾が生じるためです。

返却された履歴書を他の応募先に提出する際には、提出日を修正する必要があります。
そもそも履歴書は修正してはいけないうえに、提出日を修正せずに提出すれば履歴書の使いまわしが発覚して印象が悪くなる可能性が高いです。

返却された履歴書を使いまわすことは高いリスクがともなうため、絶対に避けましょう。

すべての項目を埋める

学生で職歴がない場合でも、空欄にせずすべての欄を埋めるようにしましょう。
空欄が残っていると、書き忘れかどうかの判別がつかないためです。
記入する内容がない場合には「特になし」と記入して、空欄を避けます。

ただし、自己PRや志望動機、趣味・特技などは「特になし」とすべきではありません。
応募先が履歴書を求める理由は、応募者の情報を知りたいからです。
自己PRや志望動機は記入が難しい場合もあるかもしれませんが、しっかり記入することで自分の人柄を応募先に認知してもらえます。

嘘を書かない

履歴書には、嘘を書かないようにしましょう。
故意による学歴・経歴の詐称だけでなく、不注意で学歴・経歴を間違えてしまった場合も、履歴書に嘘を書いたことになります。

履歴書の嘘が発覚する要因は、雇用保険被保険証や源泉徴収票の履歴などです。
他にも、会話中に矛盾が生じて嘘が発覚することもあるでしょう。

履歴書の嘘が発覚した場合には、採用が取り消されるリスクもあります。
また、応募先からの信用を損ねる事態にもつながるため、履歴書で嘘をつかないようにしましょう。

アルバイトの履歴書における各項目の注意点

ここからは、アルバイトの履歴書で項目ごとに注意したい部分を紹介します。
注意すべき部分を押さえて、適切に履歴書を作成しましょう。

日付は面接日・投函日を記載する

履歴書の日付欄には、面接日または投函日など履歴書を提出した日を記載しましょう。
なぜなら、履歴書は最新版であることがマナーだからです。

提出日の記入によって、履歴書が自分の最新情報である証明になります。
提出日が正しければ、履歴書の使いまわしを疑われるリスクを避けることも可能です。

履歴書の日付を正しく記入することで、履歴書の信用度が高まります。

印鑑を押す欄がなければ押印不要

市販の履歴書では、押印欄があるものとそうでない書式が混在しています。
押印が必要かどうかは、履歴書のフォーマットや応募先企業によって異なるため、どのケースに当てはまるのかで判断しましょう。

押印欄がある履歴書では、印鑑を押したほうが無難でしょう。
履歴書の押印は義務ではありませんが、空欄や漏れがあると応募先への印象が悪くなるためです。

ただし、応募先から「履歴書に押印必須」と伝えられている場合には、押印が必要になります。
履歴書に押印を求められている場合には、押印欄がある書式の履歴書を選びましょう。

住所は都道府県名から記入する

履歴書の住所欄には、都道府県名から記入しましょう。
省略せずに書くことが履歴書のマナーだからです。

家から近くの店舗に応募するときでも、都道府県名やマンション名などを省略せずに、正式な住所を記載してください。

また、住所を記入するときは、算用数字を使用するのがルールです。
番地などの記載は、ハイフンでつないでも問題ありません。
なお、住所の番地区分が正確にわかる場合には「1丁目1番1号」などと記載するほうが丁寧な印象に見せられます。

電話番号は連絡のつきやすい番号を記入する

履歴書に記載する電話番号には、連絡のつきやすい番号を記載します。
理由は、応募先から連絡がくるかもしれないためです。

特に指示がない場合、履歴書に記入する電話番号には、固定電話または携帯電話でなければいけないといったルールはありません。

ただし、自分の携帯電話があれば、その番号を記載するほうが無難です。
履歴書を応募先に提出したあとに覚えのない番号から着信があった場合には、折り返すようにしましょう。

都合があって固定電話の番号を記載するときには、市外局番から記入しましょう。

写真の基本ルールを守る

履歴書の写真は、第一印象に影響します。
ルールが守れていない写真を貼付した履歴書を提出すると、マイナスな印象から面接を開始する事態になるかもしれません。

履歴書の写真で悪い印象を与えないためにも、サイズや撮影時期などの基本ルールを守りましょう。

サイズは縦4cm×横3cm

履歴書に添付する写真のサイズは、縦4cm×横3cmです。
縦36mm〜40mm×横24mm〜30mmの範囲で収まっていれば問題ありません。

履歴書用の写真を撮影する場合には、スピード写真の「履歴書用」を選ぶと対応したサイズの写真が撮影できます。

サイズを間違えて撮影してしまった場合でも、縦4cm×横3cmよりも大きければ周囲を切り取って使用可能です。
しかし、自動車免許用の写真などと間違って撮影した場合は縦4cm×横3cmより小さくなるので撮り直しましょう。

3ヵ月以内に撮影したものを添付する

履歴書の写真は、基本的には3ヵ月以内に撮影した写真を添付します。
履歴書の写真には、現在の自分を証明する本人確認の役割もあるためです。

3ヵ月は目安であって厳密なルールではないため、現在の姿とかけ離れていなければ3ヵ月を多少過ぎていても問題ありません。
反対に、3ヵ月以内であっても見た目が大きく変化している場合には、写真を撮り直したほうが無難です。

古い写真を使ったと採用担当者に思われてしまうと、誠意を感じてもらえない可能性もあります。

清潔感のある服装で

履歴書の写真は、清潔感のある服装で撮影します。
胸から上しか映らないため、シンプルな襟付きシャツやブラウスを着用しましょう。

清潔感を演出できる服装の例は、以下のとおりです。

  • トップスは白・ベージュなどの淡い色
  • 形状は襟付きシャツまたはブラウス
  • できれば無地
  • ジャケットを着用するならネイビーまたは黒色

また、業務中の服装がスーツの場合は、スーツ姿で写真を撮影するほうが無難です。
服装のポイントを押さえて、好印象な写真を貼付しましょう。

アルバイトの履歴書に関するよくある質問

最後に、アルバイトの履歴書に関するよくある質問と回答を紹介します。
アルバイトの履歴書の書き方に関して、細かな内容にも触れていますので疑問がある場合にお役立てください。

アルバイトの履歴書を入手する場所は?

アルバイトの履歴書は、コンビニや文具店、スーパーなどで販売されています。

確実に入手しやすいのは、文具店です。
多くの文具店で、OA用紙などが販売されている用紙コーナーで販売されています。

身近で入手したい場合には、コンビニやスーパーがおすすめです。
コンビニは、売り切れていなければほとんどの店舗で履歴書が入手できます。
簡単に入手できるからといって、内容に差異が生じることはありませんので、安心して利用してください。

高校生のアルバイトの志望理由はどうすれば良い?

高校生のアルバイトの志望理由は、本音とやる気の両立を伝える理由を記載しましょう。
本音だけでは採用担当者が不安を感じやすくなり、やる気だけでは信ぴょう性が感じられにくくなる傾向があります。

例えば「社会勉強として接客を経験したいと感じた」「人と接することが得意なので、役に立てるのではないかと思った」などです。

学生でこれまでにアルバイトの経験がない場合でも、得意なことや興味で志望理由をアピールできます。

学歴はどこから書けば良い?

アルバイトの履歴書は、最終学歴の1つ前から学歴を記入することが一般的です。
社会人・学生ともに最終学歴を軸に学歴を記入しましょう。

社会人で最終学歴が高校卒業の場合は、中学校卒業から記入します。
そして、社会人で最終学歴が大学卒業であれば、高校卒業からです。
学生で高校に在学中の場合は、中学校卒業から記入します。

履歴書の学歴は、最終学歴の1つ前を目安に記載しましょう。

手書きかパソコンのどちらで作成する?

履歴書は、手書きまたはパソコン作成のどちらでも問題ありません。
しかし、応募先やケースによって形式の最適解が異なるのは事実です。

手書きの履歴書は、一生懸命さや丁寧さがアピールできます。
時間をかけて手書きしたことを示せば、仕事へのやる気を感じてもらえるでしょう。

一方でパソコン作成の履歴書は、パソコンスキルや効率重視の姿勢がアピールできます。
業務でパソコンに触れることがある場合におすすめです。

履歴書の形式で悩む場合には、事前に応募先に確認するのも良いでしょう。

アルバイトの履歴書の基本的な書き方を理解しよう

本記事では、アルバイトの履歴書の基本と注意点を解説しました。
履歴書は、第一印象に関わる重要なものです。
基本的な書き方を理解して作成することで、採用担当者から好印象を受けることをめざせます。
印象の良い履歴書を作成して、アルバイト面接を乗り切りましょう。

執筆者について

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