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面接後のお礼メールは送ったほうが良い?例文や送り方をご紹介

就職活動や転職活動の際、避けて通れないのが面接です。
しかし、面接後に お礼のメールは送ったほうが良いのか、送るとしたらどのような内容にすれば良いのかと悩むこともあるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、面接後のお礼メールを徹底的に解説します。
面接を控えている人や面接を終えたばかりの人は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

面接後のお礼メールは必須ではないが送るのがベター

面接後のお礼メールは必須ではないが送るのがベター

新卒・転職の場合、メールを送らなかったことで採否に大きな影響があるとは考えにくいといわれています。
ビジネスマナーとして必須ではありませんが、送ることで面接担当者の印象が良くなる可能性もあるので、送るほうがベターです。
Web面接の場合も、同様に考えて良いでしょう。

中途採用の場合は、基本的にキャリア採用であるケースが多いため、採否の判断はあくまでも「面接」の内容が軸となります。
お礼メールは多くの人が送らないからこそ、送ることで面接担当者の記憶や印象に残りやすくなる可能性もあります。

基本的なビジネスメールのマナーに沿って、面接で得た気付きや、入社意欲が高まった気持ちなどを感謝の言葉とともに伝えることで、好印象につながる可能性もあります。

【状況別】面接のお礼メールの例文一覧

これまでに解説した面接お礼メールの作り方のポイントを意識して、実際に例文を作ってみました。

メールの内容は、直接面接であってもWeb面接であっても、同じ内容で問題ありません。
参考にしてみてください。

転職・中途面接の場合

転職の場合は、今までのキャリアや得意なことを積極的にアピールし、差別化を図りましょう。

件名 中途採用面接のお礼

〇〇〇〇株式会社
人事部 △△様

お世話になっております。

本日中途採用面接をしていただきました○○○○です。
お忙しいなかお時間をいただき、誠にありがとうございました。

面接を通して、貴社の事業内容や求められるスキルについての理解が深まりました。
特に、海外展開を開始するというビジョンに感銘を受けております。

面接でも申し上げましたとおり、私は学生時代から英語を得意としており、前職でも多数の海外社員と事業をともに展開してきました。
私の経験が、貴社の海外事業に少しでも貢献できたら幸甚でございます。

ご多忙のことと存じますので、ご返信には及びません。
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたくメールいたしました。

貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

〇〇 〇〇
メールアドレス:
電話番号:

新卒の場合

新卒の場合は、フレッシュさや熱意を意識して文章を作成すると良いでしょう。

件名 面接のお礼

〇〇〇〇株式会社
人事部 △△様

お世話になっております。

本日面接の機会をいただきました、□□大学□□学部□□学科の〇〇〇〇と申します。
本日はお忙しいなかお時間をいただき、誠にありがとうございました。

面接のなかでいただいた「〇〇は?」という質問から、今後の企業の成長にかける意気込みや、人材への期待が伝わって参りました。
私も貴社の成長と発展に貢献すべく、自分自身のスキルを磨いていきたいと思っております。

学生時代に培った協調性と持ち前の明るさを活かして、貴社の業績拡大の一翼を担えれば幸いです。

まずは、面接のお礼を申し上げたく、ご連絡させていただきました。
ご多忙かと存じますので、ご返信には及びません。
末筆ながら貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。

□□大学□□学部□□学科
〇〇 〇〇

メールアドレス:
電話番号:

シンプルにまとめたい場合

お礼メールを簡潔にまとめたい場合の例文です。
面接を通して、その会社で働きたいという意欲が、より一層高まったことを素直に伝えると良いでしょう。

件名 面接のお礼

〇〇〇〇株式会社
人事部 △△様

お世話になっております。

本日面接の機会をいただきました、□□大学□□学部□□学科の〇〇〇〇と申します。
本日は、お忙しいなかお時間をいただき、誠にありがとうございました。

△△様より、サービスへの想いやこだわりを伺ったことで、顧客満足度が高い理由がわかり、ますます志望意欲が高まりました。
私自身もスキルを磨き、貴社に貢献したいと強く感じております。

ご多忙のことと存じますので、ご返信には及びません。
面接のお礼を申し上げますとともに、貴社のますますのご発展をお祈りいたします。

□□大学□□学部□□学科
〇〇 〇〇
メールアドレス:
電話番号:

面接官が複数人いた場合

面接官が複数いた場合は、そのなかで最も役職が高い面接官にお礼メールを送れば十分です。
面接官全員の連絡先や名前がわかる場合は、代表者当てのメールのCC欄に面接官を追加して送信するのもおすすめです。
代表者にのみ送る場合は、「皆様にも宜しくお伝えください」などと一言添えておくと良いでしょう。
面接官の名前がわかる場合は、「△△様にもよろしくお伝えください」と添えます。
メールの内容は、面接官が数人いた場合は、名前も添えてそれぞれが話していた内容にも少しずつ触れると良いでしょう。
長文になりすぎないよう注意してください。

件名 面接のお礼
〇〇〇〇株式会社
人事部 〇〇 〇〇様

お世話になっております。
本日面接の機会をいただきました、□□大学□□学部□□学科の〇〇 ◯〇と申します。
この度はご多忙の中、面接のお時間をいただき誠にありがとうございました。

面接のなかで、〇〇様がお話しして下さった企業理念や先々のビジョンなどについて、
感銘を受け、改めて貴社の一員として活躍したいという気持ちがより一層強くなりました。

また△△様にお話しいただいた、貴社の働き方や人材育成の大切さについても、
大いに共感いたしました。

ぜひ私のこれまでの経験を活かし、貴社の今後の活躍に貢献できるよう努めていきたいと強く願っております。

取り急ぎ、面接のお礼をお伝えいたしたくご連絡いたしました。
面接をしていただきました、△△様にもどうぞよろしくお伝えください。

ご多忙かと存じますのでご返信には及びません。
この度は、誠にありがとうございました。

貴社のますますのご発展とご活躍をお祈り申し上げます。

〇〇 〇〇
メールアドレス:
電話番号:

担当者名や面接官のメールアドレスがわからない場合

面接官の連絡先がわからない場合は、転職サイトで確認するか、企業の代表アドレスにメールを送れば問題ありません。

企業の代表アドレスにメールを送った場合、該当部署や担当者へメールが転送される仕組みになっていることが多いため、感謝の気持ちを伝えたい人にきちんとメールを届けられます。

企業の代表アドレスや、人事部宛にメールを送信する際には、「ご担当者様に、本日のお礼をお伝えいただけましたら幸いです」「面接を担当して下さった方によろしくお伝えください」など一言添えると、メールの意図が伝わります。

また、企業との連絡は採用担当のメールアドレスから送信されていることが多いため、過去に企業とやりとりをしたメールアドレスも確認してみましょう。

件名 面接のお礼
〇〇〇〇株式会社
人事部 採用担当者様

お世話になっております。
本日面接の機会をいただきました、〇〇 〇〇と申します。
この度はご多忙の中、面接のお時間をいただき誠にありがとうございました。

貴社がこれまでお客様に愛され続けている理由は、
社員一人ひとりが、常にお客様に寄り添う気持ちがあるからなのだと、
本日の面接を通して感じました。
貴社の今後の発展に貢献できるよう、私自身も今後の成長に努力を重ねていく所存でございます。

取り急ぎ本日の面接のお礼をお伝えいたしたく、ご連絡させていただきました。
面接をしていただいたご担当者様に、お伝えいただけましたら幸いです。

ご多忙かと存じますので、ご返信には及びません。
末筆ながら、面接のお礼を申し上げるとともに、皆様のますますの発展とご多幸を
お祈り申し上げます。

〇〇 〇〇
メールアドレス:
電話番号:

面接後のお礼のメールの送り方

お礼メールを送る際には、基本的なビジネスメールのマナーに則って送ることが大切です。
面接がとても和やかな雰囲気であったとしても、メールは常に礼儀正しく丁寧さを心がけましょう。

返信にあたって知っておきたいこと

面接のお礼のメールを送ったあとに、企業側から返信が届く場合もあります。
ビジネスメールのマナーをしっかり心得て、丁寧なメールを送ることは、企業側に「マナーのある人」である印象を持ってもらうために、とても重要です。
次に紹介する3つのポイントを押さえ、メールの返信をしましょう。

送るタイミングは可能な限り面接当日

面接のお礼メールは、できる限り面接当日に送ることをおすすめします。
遅くとも翌日中には送りましょう。

お礼は早ければ早いほうが良いというマナーがあります。

面接官や採用担当者は、1通のお礼メールから送り主の仕事ぶりやマナーを評価します。
面接後日にちが経過してからメールが送られてくると、仕事ぶりもこのような調子の人かと思ってしまうでしょう 。

お礼メールが合否に直結するものではないとしても、良い印象を持ってもらうために、できるだけ面接当日に送りましょう。

私用のメールアドレスを使う

在職中の人は、お礼メールを送る際、現在の職場で使用しているメールアドレスを使うことは避けましょう。
公私混同していると思われないためにも、私用のメールアドレスから送るのが無難です。

エージェントを通して、企業の採用担当者に送ってもらう場合は、送る前に担当者に相談しましょう。

返信が来たら、なるべく早く返信する

ビジネスの世界では、自分から出したメールは自分で終わらせるのがマナーです。
また、メールの返信は24時間以内にするのもマナーの一つです。

先方から返信をもらったら、なるべく早く返信するようにしましょう。

ただし、「返信は不要」と記載されていた場合は先方の手間を増やさないために、そのあとは返信しないようにしましょう。
内容を把握し、返信するべき内容なのか、返信不要なのかを判断し、迅速に対応することが大切です。
メールの返信が夜遅くになってしまうと、企業がメールを確認するのは翌日になってしまいます。

可能であれば、企業の就労時間内に返信するように心がけましょう。

作成するときに確認したいこと

ここからは、実際に面接後のお礼メールを作成する際に大切なポイントを解説します。

面接後のお礼のメールは、書き方や送り方によって、好印象を与える場合もあれば、逆効果になってしまう場合もあります。

ビジネスメールを意識する

メールを作成する際に意識すべきことは、お礼メールもビジネスメールであることです。

まず、宛先には企業名や担当部署、担当者名を記載します。
この際、漢字の間違いはマナー違反です。
担当者名がわからない場合は「採用担当御中」としておきましょう。

そして、文末には自分の名前をフルネームで入力します。
先方は1日に多数のメールを受け取っているはずですので、誰からのメールなのかが一目でわかるように工夫することが重要です。

丁寧な挨拶・主文・結びの言葉を意識する

面接のお礼メールは、丁寧な挨拶のあとに、感謝の気持ちや熱意を込めた本文、そして最後に再度お礼を伝える結びの文の3部構成にします。

ビジネスメールのため、書き出しは季節の挨拶と面接のお礼から始めると良いでしょう。

本文は、自分の伝えたいことを簡潔にまとめます。
あまり長いと、何を伝えたいのかがはっきりしない文章となってしまいます。
誰が読んでもわかる簡潔な文章を心がけましょう。

そして、結びには、企業や就職への自分の思いと、再度お礼の言葉を入れ込みます。
「取り急ぎ、面接のお礼を申し上げます」「貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます」 などの内容で問題ありません。

件名はシンプルに、わかりやすく

面接のお礼メールにおいては、件名も重要です。
「何を伝えたいメールなのか」「どのようなメールなのか」が一目でわかる件名を設定しましょう。

特に相手が大企業である場合、1日に大量のメールを受信していることが考えられます。
多数のメールに埋もれてしまわないよう、できるだけシンプルで端的な件名が理想的です。

先方がメールを開封する優先順位は、件名で決められる可能性があることを理解しておく必要があります。

色文字や絵文字は使わない

面接のお礼メールは、先述のとおりビジネスメールです。
強調したい言葉があっても、色文字や太文字を使うのは避けましょう。
絵文字や顔文字はもってのほかです。

真面目な態度が伝わるよう、ここでもビジネスメールを意識しましょう。

適度に改行して読みやすくする

面接のお礼メールでは文面ももちろん重要ですが、読みやすさも重要です。
適度に改行し、読みやすい文章に整えましょう。
目安としては、文章が3~4行続いたら改行して空白行を入れると、読みやすくなります。

面接後にはお礼メールを送ろう

今回は、面接後のお礼メールについて解説しました。

面接後のお礼メールは必須ではありませんが、面接官に好印象を持ってもらうためにも送ったほうが良いでしょう。
あらためて熱意を伝えるきっかけとなり、採用に影響を及ぼす可能性があることは無視できません。

せっかくのチャンスですので、マナーや注意点を守り、先方に失礼のないメールを送りましょう。

面接後のお礼のメールに、企業から返信が来た場合の対応方法を、こちらでも詳しく解説しています。
企業からメールが届いても慌てず迅速で丁寧な対応ができるように、面接前に一度確認しておきましょう。

執筆者について

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