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面接に落ちたのはどうして?選考段階ごとの理由と対策法をご紹介

現在、新卒での就職活動や転職活動をしている方のなかには、「面接で初めて落ちてしまった」とショックを受けている方や、面接後に手応えが感じられず「絶対に落ちた」と気分が沈んでしまっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はそんな方に向けて、面接で落ちてしまうと考えられる原因と、落ちてしまった場合の次の面接を突破する対策法を紹介していきます。

【状況別】面接で落ちた場合に考えられる原因

【状況別】面接で落ちた場合に考えられる原因

一次面接から最終面接まで、企業によっては数回にわたり面接が行われます。
それぞれの段階において、面接に落ちてしまう原因にはどのようなものが考えられるのでしょうか。

一次面接

一次面接で面接官は、第一印象を重視する傾向があります。
身だしなみや雰囲気、挨拶の仕方、声のトーンなど面接官に与える印象がネガティブだった場合には面接不合格につながるかもしれません。

身だしなみや雰囲気が好印象ではない

面接時間はとても短いため、第一印象が面接突破を左右する重要なポイントにもなり得ます。

アメリカの心理学者によるメラビアンの法則によると、人の第一印象は出会って3秒で決まるとされており、身だしなみや雰囲気などの視覚情報が第一印象を決める要素の55%を占めています。

そのため、面接に臨む前には必ず鏡などで身だしなみや表情を確認し、緊張していても明るい表情で挑むようにしましょう。

挨拶などのビジネスマナーが守れていない

面接時に最低限必要なビジネスマナーを守れているかどうかも、採用側が合否を判断する際の重要なポイントです。
時間どおりに面接会場に到着する、会場では挨拶をするなどの、最低限のビジネスマナーは守るようにしましょう。

また、面接会場に入った時点から面接は始まっています。

ときには、面接前の待ち時間の態度なども見られることがあります。
控え室での待機時間であっても、スマートフォンを触ったり、足を組んだりといった、相手にマイナスな印象を与えてしまうような行為は避けましょう。

声が小さい、話がわかりにくい

声が小さかったり、口の中でモゴモゴと話したりなど、面接官にとって聞こえにくい話し方をしてしまうと、それだけで印象が悪くなってしまいます。

また、面接官が話し終わらないうちに話し始めてしまう、聞かれた質問の意図とは異なる回答をしてしまうなどの行為も、コミュニケーション能力がないとみなされてしまう原因となります。

面接時は緊張している方が多いとは思いますが、はっきりとそして落ち着いた話し方で面接に挑むようにしましょう。

面接の準備不足

面接で聞かれる質問のなかには、その場で考えて答えなければならないものもありますが、どの企業でも頻繁に聞かれる質問の内容はほとんど決まっています。

頻繁に聞かれる質問については回答を用意しておき、スムーズに答えられるような状態にしておくと良いでしょう。

面接での質問に対して、きちんと返答することができないと、面接官に準備不足として受け取られてしまう場合があります。
また、返答に詰まってしまうことで気持ちが焦り、言いたいことをうまく伝えられずに面接が終わってしまう場合もあるのです。

想定される範囲の質問だけでも、事前に回答を準備して、スムーズに回答できるようにしておきましょう。

二次面接

二次面接では、企業は就活生が自社に馴染めるかといったマッチ度を見ています。
よって、自社に対する熱意を感じない場合や、スキルや強みをうまく伝えられていない場合は面接に落ちる可能性があるでしょう。

熱意を感じない

企業の面接を何社も受けていると、どうしても一つの企業にさける時間や労力が少なくなってしまいます。
十分な企業研究をせずに面接に挑んでしまう場合もあるかもしれません。

しかし、企業研究を行っていないと、企業に入社した際の明確なビジョンや志望理由を具体的に答えることができません。
面接官に対して入社に対する熱意を伝えることができなくなってしまいます。
熱意を伝えられないことが、不合格へとつながってしまうこともよくあるのです。

面接前には必ず企業研究を行い、自身の志望理由を具体的に面接官にアピールできるようにしましょう。

一次面接の回答と矛盾があった

二次面接では、一次面接の内容を深堀りした質問をされることもあるかもしれません。
このとき企業は、一次面接の回答と相違がないかなどもチェックしています。

行きあたりばったりの回答は面接官に伝わるもので、内容に矛盾があった場合、二次面接を落とされてしまう可能性があるでしょう。
一次面接の回答と二次面接の回答に一貫性があったかを思い返してみてください。

自分の強みを伝えられていない

自分の強みをうまく伝えられていない場合にも、二次面接を通過しにくくなります。
二次面接で企業が重要視するのは、就活生の強みが採用側の職種とマッチしているかどうかです。
また、自己分析がしっかりとできているかといった部分も面接官は見ています。

自分の強みをうまく伝えられなかった結果「企業に就活生がマッチしているか判断ができない」「自己分析が甘い」とみなされてしまい、面接不合格の結果につながったのかもしれません。

企業が求めるスキルに届いていない

企業が求めるスキルに対して自分の経験が不足している場合は、経験のある他の候補者に一歩届かず、二次面接で落ちてしまうことがあります。
また、業務に関する質問にうまく答えられなかったり、入社後に活躍する姿が想像できなかったりしたときにも、不合格につながる可能性があるでしょう。

特に応募者の多くが30代以上で、ある程度経験があることを前提としている面接では、スキルや経験をうまく伝えられないことでマイナス評価となり得ます。

以下の記事では、転職の二次面接に関して詳しく紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

最終面接

最終面接では、入社後にどうしたいかといったビジョンを問う質問が予想されます。
よって、入社への熱意や将来像をしっかりと伝えられていない場合は面接に落ちるかもしれません。

会社のキャリアビジョンと合っていない

採用側は入社後に長く働いてくれる、かつ自社で活躍してくれる人材を求めているため、会社のキャリアビジョンとマッチしていない場合は最終面接で不採用となるでしょう。
例えば「5年後の目標はありますか?」と質問された際に、その回答が会社のめざす方向性と違ったり、自社では叶えられない夢だったりした場合、他社のほうが良いのではないかと判断されてしまいます。

これを避けるには、会社の方向性をふまえたキャリアプランを考えておくことが大切です。

企業への理解が足りていなかった

企業研究がしっかりとできていない場合、志望度の高さを面接で伝えることは困難です。
応募先の採用ページを一読するだけでは、その企業を深くは理解できません。
企業が取材記事や書籍を出している場合は、できる限り内容をチェックしておく必要があります。

上記をしっかりと行えていない場合、面接での回答内容も薄くなり、不合格となってしまうでしょう。

その企業であるべき理由が説明できていない

なぜ自社を志望したのか、他社ではいけない理由が面接官に伝わらなかった場合は、最終面接で落とされてしまう可能性があります。
面接官が最終面接において「同業種がたくさんあるなかで、どうして自社を選んだのですか」といった質問をする意図は、応募者の志望度の高さを確認するためです。

この質問にしっかりと答えられないと、企業に対する本気度が低いとみなされてしまいます。

特に決め手がない

一次面接、二次面接は通過したものの、他の候補者と比べたときに採用の決め手が特にない場合も、最終面接で不合格となってしまうでしょう。
一般的なマナーや企業が求めるスキルもあって、一次面接や二次面接は通過してきたとしても、それは最終面接まで進んだ他の候補者も同じ条件です。

また、一次面接や二次面接は採用を迷うラインの応募者でも合格にする傾向があります。
このように採用基準ギリギリにいた方は、他の候補者と比べて抜き出ている部分がないと、最終面接を通過できません。

以下の記事では、面接で落とされるサイン10選と合格できるサイン5選を紹介しています。
これから面接予定の方や、面接後の結果待ちの方は参考にしてみてください。

次の面接を突破するためにするべき4つの対策

今回の面接が思うようにいかなかった方も、それをふまえて次こそ合格を勝ち取るための対策として活かしましょう。
ここでは、次回の面接を突破するためにやっておくべき4つの対策をご紹介します。

よく聞かれる質問に対して回答を準備する

面接では、簡単な自己紹介をはじめ、自身の強みや弱み、今後のキャリアプランなどよく聞かれる質問があります。

面接には何回受けても独特の緊張感があり、焦ってしまって普段のようにうまく話せないことがあります。
よく聞かれる質問については回答を用意しておき、いつ聞かれても答えられるように練習しておきましょう。

回答を準備し練習しておくことによって気持ちに余裕が生まれ、本来の力を発揮しやすい状態をつくれます。

自己分析を再度行う

自己分析は面接を受ける前に行っているという方も多いとは思いますが、たくさんの企業の面接を受けていくなかで、自身の企業を選ぶ基準がブレてしまったり、わからなくなってしまうこともよくあります。

そのため、再度自己分析を行うことで、原点に立ち戻ることができ企業選びもしやすくなります。

企業も人の集まりであるため、合う合わないなどの相性があります。
自己分析を行うことで、自分に合わない企業かどうか判断可能です。

企業研究を行う

企業研究は、多くの企業があるなかで本当に自分が行きたい企業を見つけるために欠かせない作業です。

企業研究を行うことで、企業の志望理由や将来のビジョンを明確にすることが可能です。
そのため、面接で具体的に熱意をアピールすることができるようになり、結果として面接突破につながります。

就活中は複数の企業の面接を同時進行的に受ける方もいるため、受ける企業が多くなればなるほど大変な作業になってしまいます。
しかし、ここをしっかりと行うことで、自分にとって良い企業を見つけることもできるでしょう。

模擬面接を行い、フィードバックを得る

自分の印象や話し方の癖などは、自分自身で気付いて直すことはとても難しいです。
そのため、模擬面接を行うことで客観的に自分を把握し、課題を克服する必要があります。

模擬面接の相手はご家族や友人などでも良いですが、可能であれば面接に精通しているキャリアアドバイザーや転職エージェントの方にお願いするのがおすすめです。
より本番に近い形で緊張感を持ちながら実施することができるとともに、的確な指摘をもらうことができるでしょう。

以下の記事では、満足のいく面接ができなくても合格できる場合の理由と、今後に活かせる挽回策・事前対策を解説していますので参考にしてみてください。

「面接落ちたかも…」と思っても切り替えと対策が重要

面接で落ちてしまった原因を知ろうとしても、正確にはわからない場合が多いです。

面接で落ちてしまった原因として考えられるものについて振り返り改善したら、終わってしまった面接のことで思い悩むのはやめましょう。
メンタルをうまく切り替えることで、次の面接に集中できるようにすることがとても大切です。

就職活動は大変なこともたくさんありますが、粘り強く前向きに準備を行うことで、より良い就職先がきっと見つかるでしょう。

執筆者について

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