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【例文あり】営業職の好印象な志望動機とは?伝わりやすい基本構成を解説

営業職の面接や履歴書の志望動機を考えているが、「伝わりやすい志望動機が作れない」「何をアピールすれば良いのかわからない」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

営業職の志望動機を伝わりやすくするためには、「なぜ営業職であるのか」「その企業を選んだ理由」「どう貢献できるか」を含めることが重要です。

本記事では、営業職の志望動機の基本構成や、特にアピールすべきポイントを解説します。

新卒や中途採用の方に向けて、経験者・未経験者別の志望動機の例文もそれぞれ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

営業職の志望動機の基本構成

営業職の志望動機の基本構成

営業職の志望動機の基本構成は、次のとおりです。

  1. 営業職になりたい理由
  2. その転職先でなければならない理由
  3. 入社後にどのように貢献したいか

1. 営業職になりたい理由

数ある職業のなかで、なぜ営業職を志望するのかを明確にします。
営業職になりたいと思ったきっかけやタイミング、自分に向いていると思う理由などを整理しましょう。

営業職になりたいきっかけや理由の一例には、次のようなものがあります。

  • 大学生活を始める際に、不動産の営業担当者が親身になって対応してくれた
  • お客様を相手にサービスや商品を売れるプレゼン能力がある
  • 外交的な性格でコミュニケーション能力が高い

営業職は大変であるというイメージを持っている人が多いなかで、なぜ営業職でなければならないのかをはっきりと示しましょう。

2. その転職先でなければならない理由

営業職はほとんどの企業に存在する職種です。
だからこそ、なぜその企業でなければならないのかを、具体的に伝える必要があります。

次のポイントを意識して、その企業でなければならない理由を整理しましょう。

  • 経営理念に共感した
  • 事業内容に対して興味関心が強い
  • その企業でしかできないことがある
  • 企業の強みに魅力を感じた

その企業でなければならない理由を述べるには、業界や企業を研究する必要があります。
企業の理念や事業、強みなどが、自分の強みや価値観、将来のキャリアビジョンとリンクしていることを示せば、より説得力のある志望動機になるでしょう。

3. 入社後にどのように貢献したいか

自分のスキルや経験で、どのように企業に貢献できるのかを述べます。
企業は自社に適正があり、活躍しながら成長できる人材を採用したいと考えているためです。

どれだけやる気があっても、適正や成長する見込みがないと採用が見送られてしまいます。
次のポイントを押さえて、具体的に考えましょう。

  • 営業職としてどのように働くのか
  • 自分の強みをどのように活かせるのか
  • 入社後に果たしたいことは何か

自分のスキルや経験に基づいた内容であれば、説得力が増します。
具体的な志望動機を述べて、入社後の働いている姿を鮮明にイメージしてもらえれば、採用される可能性は高まるでしょう。

営業職の志望動機でアピールすべきポイント

営業職の志望動機でアピールすべきポイントを押さえておかないと、企業側が自社で働いていく適正や成長性があるのかを判断しにくくなります。

ここからは、企業側に好印象を与えるためにも、営業職の志望動機でアピールすべきポイントを解説します。

コミュニケーション能力

営業職にとって、コミュニケーション能力は必要不可欠です。
企業が営業志望の人材を雇う際は、コミュニケーション能力の高さを採用基準として設けている場合もあります。

次を参考にして、コミュニケーション能力をアピールしましょう。

  • 今までの人間関係で人を喜ばせたこと
  • 前職の営業や接客で出せた成果など

営業職におけるコミュニケーション能力は、プレゼン能力だけではありません。
相手の話を聞いて望みを引き出す質問ができるなど、傾聴力も重要であることを理解しましょう。

お客様に喜んでもらいたい気持ち

営業職は、お客様が喜んでいる姿をダイレクトに見られる職業です。
「お客様を笑顔にしたい」「サービスや商品によってより良い生活を送ってほしい」などの思いがあれば、十分な志望動機になるのです。

次を参考にして、お客様に喜んでもらいたい気持ちをアピールしましょう。

  • 前職でお客様に喜んでもらえてうれしかったこと
  • ご家族や友達関係で喜ばれてうれしかったこと

営業職は売上を上げることも重要ですが、お客様に貢献したい気持ちも大切であることを理解しましょう。

ストレスやトラブルへの対応力

営業職は数字や業績にシビアであるのに加えて、飛び込み営業やテレアポなどで冷たい対応をされることもあります。
また、予期せぬトラブルでお客様に迷惑をかけてしまうことなども起こりえます。
つまり、営業職はストレスやトラブルへの対応力が必要です。

次を参考にして、ストレスやトラブルへの対応力があることをアピールしましょう。

  • 過去の失敗を糧に成長できた体験
  • 前職やアルバイトでトラブルが生じた際にどのように解決したのか

ストレスやトラブルへどのように立ち向かい解決したのかを具体的にアピールできれば、対応力が高いと判断されるでしょう。

スケジュール管理能力と記憶力

営業職は多くのお客様と関わり複数の案件を同時に進めるため、スケジュール管理能力と記憶力が必要です。
仮にスケジュール管理を怠り約束を破ることになれば、信用を大きく失ってしまいます。
また、前回の取引内容などを覚えていると円滑にやり取りができ、信頼関係が築けるでしょう。

次を参考にして、スケジュール管理能力と記憶力があることをアピールしましょう。

  • スケジュール帳などで上手に情報管理をしている
  • 「今まで会った人の顔や名前は忘れない」など

たとえ記憶力に自信がなくても、スケジュール帳などで情報管理を上手に行っていることをアピールできれば、営業職として適正があると判断してもらえます。

フットワークとレスポンスの速さ

営業職にとってフットワークとレスポンスの速さは、お客様との信頼関係を築く重要な要素です。
相手の要望やトラブルに素早く答えることができれば、それだけお客様を優先していると証明できるためです。

次を参考にして、フットワークとレスポンスの速さをアピールしましょう。

  • 前職で電話やメールの連絡は迅速に対応していた
  • お客様の要望やトラブルがあった際も、あと回しにせず迅速に対応していた

複数のお客様の対応をするには、管理能力が必要です。
前述したスケジュール管理能力を交えて正確さを示しつつ、何事にもスピード感を持って対応していることをアピールすると好印象でしょう。

【経験者・未経験別】営業職の志望動機の例文

【経験者・未経験別】営業職の志望動機の例文

ここでは、営業職の志望動機の例文を、経験者の場合と未経験の場合に分けて解説します。

経験者の場合

【経験者が同業の営業職へ転職する場合】保険営業→保険営業前職の保険会社は全国に拠点があり、異動が多い職場でした。
そのため、私が大切にしている「一人ひとりのお客様と長期的に関係性を築く」という営業活動ができない環境でした。

貴社を志望した理由は、地域に密着して事業を展開されている点に魅力を感じたためです。
貴社の環境であれば、私が大切にしている「一人ひとりのお客様と長期的に関係性を築く」営業活動が行えると思います。

これまでの経験を活かして、ぜひ貴社のお力になりたいです。

【経験者が異業種の営業職へ転職する場合】保険営業→不動産営業前職では、保険会社の営業として勤務していました。

営業活動にあたり、お客様の要望を詳細に把握して最適な保険を提案することを常に心がけてまいりました。
毎月の売上目標を達成できたのは、この努力の結果であると自負しております。

不動産業界に飛び込んだ理由は、保険営業でお客様の話を聞くなかで住宅ローンの悩みなどもよく聞いていたことがきっかけです。

貴社を志望した理由は、お客様優先の理念に共感したためです。
お客様の要望に沿った不動産売買を行いながら、貴社のお力になりたいと思います。

未経験の場合

【新卒から営業職に就職する場合】新卒→不動産営業私は大学入学の際、地元を離れ知らない土地で生活を始めました。
心細く思っているなか、不動産仲介会社の営業担当者がとても親身に対応してくれ、良い住居を見つけていただきました。

このことがきっかけで、私も誰かの新生活を支える仕事に就きたいと思い、インターンでも住宅設備を売買する企業で経験を積んでおります。

新生活を支える活動などを活発に行われている、貴社のお力になりたいです。

【異業種から営業職に転職する場合】訪問介護員→介護用具営業前職は訪問介護員として勤めておりました。
利用者さんの自宅で介護を行うなか、その人に適した介護用具を利用できていない実態を知り、介護用具の営業に興味を持ちました。

貴社を志望した理由は、利用者のニーズに合わせて柔軟に介護用具を製造・提供していることを知ったためです。
介護経験を活かしながら、ぜひとも貴社のお力になりたいと思います。

営業職の志望動機はなぜその企業?どう貢献できる?を明確に

営業職の志望動機を作る際に重要なのは「なぜ営業職であるのか」「なぜその企業でなければならないのか」「どのように企業に貢献できるのか」を含めることです。

自分の価値観や強みが企業の特徴のどこにリンクしているのかや、どのように企業へ貢献できるのかを意識して志望動機を作成すれば、説得力が増します。
今回紹介した特にアピールすべきポイントも加えれば、さらに好印象を与えられるでしょう。

執筆者について

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