転職活動をする方のなかには、まだ退職前で会社に在籍中の方もいるでしょう。
在籍中の場合、履歴書はどのように書けば良いのでしょうか?
本記事では、在籍中における履歴書の書き方を紹介します。
書き方のポイントをしっかり押さえ、内定をもらえる履歴書を作成してみましょう。
目次
在職中で退職予定の場合における履歴書の書き方
在職中の履歴書の書き方について、退職日が決まっていない場合と決まっている場合の2パターンに分けて紹介します。
退職日が決まっていない場合
退職日が決まっていない場合は、「在籍中」、もしくは「現在に至る」と記載をして在籍中を表します。
最後には「以上」と記載しましょう。
在籍中で退職日が決まっていない場合、仕事の内容を記載する書き方と、記載しない書き方の2パターンあります。
以下2パターンをご参照ください。
【仕事内容を記載しない書き方】
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2018年 | 4月 | 株式会社○○入社 在籍中 |
以上 |
【仕事内容を記載する書き方】
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2018年 | 4月 | 株式会社○○入社 |
自動車製造業(従業員3,000名) | ||
本社経理課に所属 仕入・売上管理、請求処理等を担当 | ||
現在に至る | ||
以上 |
退職日が決まっている場合
現在の会社と退職の話が済んでいて、退職日が決まっている場合は退職日を記載します。
有給休暇消化中に関しては、最終出社日ではなく有給休暇が終わる実際の退職日を記載しましょう。
退職日が決まっていない場合と同様に、最後に「以上」を忘れずに記載してください。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2018年 | 4月 | 株式会社○○入社 |
2023年3月15日退職予定 | ||
以上 |
退職予定の履歴書の書き方で気を付けるポイント
退職予定の履歴書の書き方で気を付けるべきポイントを2つ紹介します。
面接に進むためにも次に紹介する2つは大事なポイントですので、ぜひチェックしておきましょう。
退職理由は簡潔に書く
履歴書では退職理由を詳細に書く必要はありません。
履歴書の職務経歴に関しては概要を記載するため「一身上の都合により退職」「契約満了のため退職」「会社都合により退職」などの文言で簡潔に記載すれば大丈夫です。
実際の書き方は以下を参照してください。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2018年 | 4月 | 株式会社○○入社 |
2023年 | 3月 | 一身上の都合により退職 |
以上 |
連絡のつきやすい連絡先や時間などを書く
会社に在籍中の場合、日中は勤務にあたっているため、企業から面接の調整などの電話が来ても、出られないことが多いでしょう。
企業側とのスムーズなやり取りのためにも、連絡のつきやすい方法や時間を記載しておくことが大事です。
履歴書の備考欄や本人希望欄に記載しておくようにしましょう。
【記載事項】
- 連絡が取りやすい曜日や時間帯
- 連絡が取れない曜日や時間帯
- 希望する連絡方法(メールもしくは電話)
実際の記入例は以下を参考にしてみてください。
【備考】
月曜日〜金曜日は18時以降、土日祝日は終日電話可能です。
その他の時間帯はメールをいただければ折り返し連絡いたします。
パート・アルバイト在職中の履歴書はどう書く?
パート・アルバイトは履歴書にすべて記載する必要はないといわれています。
ただし、正社員の職歴がない場合や、長期間一つのアルバイトで働いていた場合などは記載しておきましょう。
転職先の仕事で活かせるアルバイト経験があるなら、履歴書に記載しておくことで、面接時にアピールしやすくなります。
履歴書には、正社員として間違われないために、「アルバイトとして入社」と明記しましょう。
書き方は以下を参考にしてください。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
2018年 | 7月 | 株式会社○○ アルバイトとして入社 |
2022年 | 6月 | 一身上の都合により退職 |
以上 |
在職中の履歴書の書き方を理解して転職活動に臨もう
本記事では、在籍中の履歴書の書き方と気を付けるポイントなどを紹介しました。
在籍中の履歴書の書き方は、本記事で紹介したとおり注意する点がたくさんあります。
面接に進むためには、履歴書の書き方で気を付けるポイントや間違いやすいポイントを押さえておくことが大事です。
在籍中の転職活動は仕事の引き継ぎなどで大変だと思いますが、計画性をもって転職活動の対策をしたうえで、履歴書を書き進めていきましょう。