同僚が退職するときに、感謝や応援のメッセージを贈りたいという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、メッセージを贈る際のポイントを解説したうえで、関係性別の例文を紹介していきます。
どのようなメッセージを贈れば良いのか悩んでいる方は参考にしてください。
以下の記事では、退職のメッセージについて詳しく解説していますので、この記事とあわせてご参照ください。
目次
退職する同僚にメッセージを贈る方法
退職する同僚にメッセージを贈る際の代表的な方法としては、以下の3つがあります。
- 色紙
- 手紙
- アイデアメッセージ
色紙は職場全員、あるいは部署の全員からメッセージを贈る場合におすすめの方法です。
一枚の紙に寄せ書きをする形となるので、短文で感謝の気持ちを伝えられます。
また、色紙に似た方法でアイデアメッセージというものがあります。
アイデアメッセージは色紙のように紙媒体ではなく、Tシャツやマグカップなどにマジックで寄せ書きをする方法です。
サプライズが好きな方は、アイデアメッセージで感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。
一言で感謝の気持ちを伝えられない場合など、個人的に感謝の気持ちを伝えたいときは手紙がおすすめです。
印象に残っているエピソードなどを便箋に綴ると良いでしょう。
退職する同僚にメッセージを贈るときのポイント
ここでは、退職する同僚にメッセージを贈るときのポイントとして、4つの項目を紹介します。
丁寧な文字・丁寧な言葉遣いを意識
メッセージは、丁寧な文字と言葉遣いで書くことで、感謝の気持ちをより伝えられます。
「ありがとうございました」や「お疲れ様でした」などを文面に取り入れることで、相手を立てた気持ちの良いメッセージとなるでしょう。
色紙などの寄せ書きにメッセージを書く場合は、記入時間が限られていることもありますが、走り書きのような文字では感謝の気持ちが伝わりにくくなります。
メッセージをもらった相手が、ご家族や友人などに寄せ書きを見せることも考えて、できるだけ丁寧な文字で記載しましょう。
相手との関係性を考慮
メッセージを贈る同僚との関係性を考慮した文章を考えることも大切です。
ひとくちに同僚といっても、年齢が年下なのか年上なのかによって関係性が変わってきます。
親しい相手には思い出のエピソードなどを交えて、特別感のあるメッセージを書くと親近感が伝わります。
プライベートでも仲良くしていた相手には、プライベートの話題を取り入れるのもおすすめです。
関係が薄い相手の場合は惜別の気持ちを表しつつ、プライベートに踏み込みすぎないメッセージを書くと良いでしょう。
退職理由を考慮したメッセージを作成
退職理由を考慮し、相手の負担にならない文面を意識することも大切です。
例えば、退職理由が結婚や出産などおめでたい内容の場合は、「結婚おめでとう」などお祝いの言葉をメッセージに取り入れると良いでしょう。
しかし、退職理由が介護などの場合に「頑張ってください」などと書くと、相手の負担になってしまうこともあります。
そういった場合は、退職理由に触れずに「お世話になりました」などで締めくくる配慮も必要です。
寄せ書きは他の人が書いた文章も確認
寄せ書きで複数人が同じ媒体にメッセージを記載する場合は、他の人が書いた内容を確認し、なるべく内容がかぶらないように配慮することも大切です。
「お疲れさまでした」「これまでありがとうございました」のように、寄せ書きに書かれている内容が同じメッセージばかりになると、もらった方は少し寂しい気持ちになることもあります。
「新天地でも頑張ってください」など、言い回しを他の人と変える工夫も必要です。
また、「長い間お疲れ様でした。〇〇さんと××したことが一番の思い出です。」のように、その人との具体的な思い出に触れると、他の人とはかぶらない文章にできます。
【定番】退職する同期・同僚に向けたメッセージ文例
退職する同期や同僚に向けた定番のメッセージ例を4つご紹介します。
そのままでも使用できますが、自分なりにアレンジすることも可能な文章にしていますので、ぜひ参考にしてください。
どのような退職理由にも使える定番メッセージ
〇〇さん
〇〇さんと同期として一緒に働けたおかげで充実した日々を過ごせたこと、感謝しています。
今まで×年間お世話になりました。ありがとう!
個人的なエピソードを書けない場合や、控えたほうが良いような場合では、上記のような文章があたりさわりなく使えるものとなっています。
プライベートになりすぎずに感謝の気持ちを伝えたい場合に活用できるでしょう。
同僚の頑張りを褒めるメッセージ
〇〇さん
×年間お世話になりました。
同期の〇〇さんの頑張りをみて日々刺激をもらっていました。
急なお願いも快く引き受けてくれて、私にとって〇〇さんは頼れる心強い同僚でした。
新しい職場でも頑張ってください!
同期や同僚の頑張りを身近でみてきた存在だからこそ書けるメッセージもあります。
退職のメッセージという場で、日々感じていた感謝の言葉を書くのも良いでしょう。
仲の良い同僚に贈るメッセージ
同期で仕事でもプライベートでも、一番仲が良かった〇〇さんが退職するのは非常に寂しいです。
仕事では真面目で大人しい〇〇さんが、プライベートではボケをかますユーモアのあるキャラだったこと。
職場とのギャップにはじめは驚きましたが、今となってはそんな〇〇さんだからこそ、こんなに仲良くなれたのではないかと思っています。
次の職場でも〇〇さんならうまくやっていけると思います。
今までありがとう!また飲みに行こう!
関わりの深い同期には、おもしろエピソードやぶっちゃけトークを交えたメッセージにするのも良いでしょう。
今後の活躍を応援するメッセージや、感謝の気持ちを添えてメッセージを作成します。
あまり親しくない同僚に贈るメッセージ
〇〇さん
×年間お世話になりました。
なかなか一緒に仕事をする機会がなく、職場であまり話ができませんでしたが、〇〇さんが退職してしまうことに寂しさを感じています。
次の職場でも頑張ってください。
職場であまり接点のなかった人に対しては、印象的なエピソードなどが思い当たらない可能性があります。
そういった場合には「なかなか一緒に働けず残念です」といった内容を盛り込むだけで印象が良くなるでしょう。
【状況別】退職する同期・同僚に向けたメッセージ文例
退職する同期や同僚の退職理由(結婚、出産、転職)別に例文を作成しました。
退職理由が明確な場合は、下記の例文も参考にしてみてください。
転職する場合
転職おめでとう!
〇〇さんの活躍に同期として刺激をもらっていました。
〇〇さんに助けてもらっていたことも多くあったので、今後が不安でいっぱいです。
でもやるしかないので、私も頑張ろうとおもいます。
お互い近況報告も含めてまた飲みに行きましょう!
新しい職場でも元気に頑張ってください!
結婚する場合
〇〇さんご結婚おめでとうございます。
結婚を機に退職、うらやましいです。
これからは旦那さん(奥さん)と協力して幸せな家庭を築いてください。
末永くお幸せに!!
結婚といった人生の一大イベントで退職をする場合は、おめでたいことなのでお祝いの言葉とともに感謝を伝えるのがベストです。
余計な前置きは必要ないので、文頭から祝福の言葉ではじめましょう。
妊娠・出産する場合
〇〇さん
×年間お世話になりました。
そして妊娠おめでとうございます!
大変なこともあるかもしれませんが、これからの日々が
〇〇さんにとって喜びに満ちたものであることを心から願っています。
うれしいお知らせ、楽しみに待っています!
妊娠や出産の場合は「出産を無事に終えて欲しい」といった祈念するメッセージが適切です。
「頑張ってね」や「元気な赤ちゃんを産んでね」といった言葉は、人によってプレッシャーに感じることもあるため、「うれしいお知らせを待っています」といったやわらかい表現に変えるのがベターでしょう。
退職する職場の同僚へのメッセージはポジティブな言葉で感謝の気持ちを
退職をする職場の同僚へのメッセージは、「新しい職場でも頑張ってね」などポジティブな言葉で感謝の気持ちを伝えましょう。
また、メッセージを書くときにその人の特徴や思い出のエピソードなどを交えた文章にすると、特別感が伝わる内容にできます。
表現を工夫し、他の人となるべくかぶらないメッセージを心がけましょう。