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自己PRに「向上心」を盛り込むポイントや例文を紹介

「向上心」はポジティブな印象であるため、自己PRでは使われやすい言葉です。

しかし、伝え方を間違えると「協調性がない人」や「口だけの人」などととらえられるかもしれません。
そうならないためにも、向上心を自己PRにするにはいくつか押さえたほうが良いポイントがあります。

この記事では、自己PRのわかりやすい伝え方、「向上心」を言い換える別の言葉、「向上心」を使った例文などを紹介していきます。

自己PRで向上心を強みとすることで伝わる印象

まず「向上心」の言葉の意味を知っていますか?
「向上心」とは、より高みをめざすこと、成長しようとする心のことを言います。

向上心をアピールすると、就職活動においてどのような効果があるのでしょうか?
この言葉が与える印象を、以下で具体的に確認してみましょう。

ポジティブで前向きな人

ポジティブであることは、社会人にとって大切な要素です。
なぜなら、社会人として働いているといつもうまくいくことばかりではなく、失敗したり、ストレスがかかることもあるからです。

そんなときでもポジティブな考え方の持ち主であれば、すぐに立ち直ったり、考えを巡らせたりするなどして、前向きに対処ができます。

高い目標意識

「向上心」の言葉には、常に現状に満足せずに高い目標意識を持つ、という印象もあります。

特に営業職などでは、数字を目標に掲げなければならないことがあります。
向上心がある人は、常に高い目標を持ち、それに向かって努力できる人だと企業から良い評価を受けられることがあるでしょう。

チャレンジ精神を持っている

向上心がある人は、達成が難しそうな目標や壁にぶつかっても、諦めずにチャレンジすることができます。

たとえ一度失敗したからといって諦めるのではなく、粘り強く取り組むことができるでしょう。
チャレンジによって自分の経験値を上げることもできるため、仕事の幅も広がります。

自己PRで向上心を伝えるための書き方ポイント

自己PRで向上心を伝えるための書き方ポイント

ここからは自己PRで向上心を伝えるときに必要な、いくつかのステップをお伝えします。
以下のように文章を組み立てると面接官にわかりやすく伝わり、説明能力が高いという印象も与えることができるでしょう。

まずは結論を書く

書き方のポイントとして、まず始めに書くのは「結論」です。

自分の長所として「私には向上心があります」と始めに伝えましょう。
それにより、これから「向上心」について話すことを面接官が理解しやすくなります。

また、単に「向上心があります」と書くよりも「高い目標を設定し努力する向上心があり
ます」など、具体性を持たせるとより伝わりやすくなるでしょう。

具体的なエピソードを書く

自己PRで向上心を伝えるためには、具体的なエピソードがとても重要です。
なぜなら、「向上心」は主観的なものであり、行動をともなわない向上心はアピールポイントにはならないからです。

具体的なエピソードを伝える際には、以下のようなポイントを押さえると良いでしょう。

  • いつ行動をしたのか
  • どのように行動をしたのか
  • なぜそのような行動をしたのか

実績につながるような数字があれば、必ず取り入れましょう。
そのほうが、面接官があなたのエピソードをイメージしやすくなります。

学んだことや結果について書く

具体的なエピソードの次は、その行動によって学んだことや結果を書きます。

ここで大切なことは、具体的なエピソードだけでは、向上心をアピールするには不十分であることです。

とった行動から自分なりに何を学んだのかを、面接官は聞きたいのです。
例えば「相手の立場になって物事を考える大切さを学んだ」「目標を達成するには、目標から逆算して計画をしていく重要性を学んだ」といった内容があてはまります。

仕事にどう活かすのかを書く

ここまでは過去の自分がした行動、学びについて書いてきましたが、大切なのは「未来」です。
最後に、自分が学んだことを入社後どう活かしていくのかを書きます。

例えば、「御社の○○の事業でリーダーとしての経験を活かし、常に高い目標を掲げ、先陣をきって新しいことに挑戦していきたい」「入社後は、これまでの粘り強く取り組んだ経験を活かしてお客様のもとへ通い、信頼される営業職になりたい」などがあります。

企業研究をし、志望先企業はどのような人材を欲しているのか、どのような事業に力を入れているのかなどの情報収集をしてから内容を考えましょう。

自己PRで「向上心」を別の言葉に言い換えるなら

「向上心」は自己PRで使われやすい言葉であるため、他の就活生とかぶらないような言い回しを考えるのも良いかもしれません。

「向上心」の言い換え表現を以下に示します。

  • 負けず嫌いである
  • 現状に満足せずに一つ上をめざす
  • ハングリー精神がある
  • 現状打破のために試行錯誤できる
  • 目標達成のために粘り強く取り組むことができる
  • 失敗してもそこから学ぶことができる

「向上心」は個人のエピソードで使われやすい言葉ですが、グループでのエピソードで使うと、協調性などもアピールできて面接官からの評価も良いでしょう。

例えば、以下のような内容が当てはまります。

  • 周囲と協力して最善を尽くすことができる
  • 自分が活躍するよりもチームとして勝ちたい気持ちが強い

【例文】転職時に自己PRで向上心を伝える

【例文】転職時に自己PRで向上心を伝える

ここからは、実際に「向上心」を使った自己PRの例文を紹介していきます。

看護師として向上心を自己PRする例

私には、現状に満足せずに常に一つ上をめざそうとする向上心があります。

前職では、嚥下障害を合併している患者さんを看護することが多く、自分なりに嚥下関連の研修会に参加したり、他職種の方に質問したりして知識を得ようと努めました。
やがて、もっと自分の知識や技術をレベルアップさせて、嚥下障害の患者さんに対して看護師ができることをもっと院内で広めたいと思うようになり、認定看護師を取得しました。

働きながら認定看護師を取得するのは苦労しましたが、計画的に物事を進めること、限られた時間のなかで効率的に業務を進めることの大切さを学ぶ良い機会になったと思っています。

貴院でも認定看護師としての知識や技術を使い、常に患者さんのことを第一優先に考えて、日々の業務に勤めていきたいと考えています。

介護職・ヘルパーとして向上心を自己PRする例

私は与えられた業務だけではなく、自ら課題を探し取り組もうとする向上心があります。

以前働いていた職場では新人の教育システムが確立されておらず、新人の知識や技術にばらつきがありました。

そこで、私は教育システムをマニュアル化して、チーム制を取り入れて問題解決できるような指導方法を提案し、実践しました。
教育システムを導入する過程で多くの困難にぶつかりましたが、このシステムが始まってから働きやすくなった、仕事が楽しくなったと、新人から好評でした。

単に日々の業務をこなすだけではなく、自分でより良い職場にするために動くことの大切さを学びました。
こちらの事業所でも主体的に業務に取り組んでいきたいと思います。

自己PRで向上心を具体的にアピールしよう

「向上心」を自己PRにする効果や、アピールするポイントなどを解説してきました。

向上心は測れるものではないため、説得力を持たせるためには向上心に付随するエピソードがとても重要です。

さらにそのエピソードから学んだことや、今後の仕事への活かし方については面接官も重要視しているため、企業研究もしっかりと行ってわかりやすく伝えるようにしましょう。

執筆者について

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