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自己PRの締め方が重要な理由や注意点、例文を解説

自己PRを作成するときに内容ばかりを考えていると、締めが甘くなることがあります。
しかし、実は自己PRの文章では締め方も重要です。
本記事では締め方が大切な理由と注意点を解説し、具体的な例文も紹介します。

自己PRの締め方・終わり方が大切な理由

自己PRの締め方・終わり方が大切な理由

自己PRの内容が良ければ、締め方について深く考えなくても良いと思う人もいるかもしれません。
たしかに内容あっての自己PRですが、締めの言葉は採用担当者の印象を大きく左右します。

例えば、最初に強みを伝え、そのあと具体的な内容を書くとしましょう。
そのあとにそのまま終わってしまうとぼんやりした印象になり、「入社後にどう活かすつもりだろう」と思われる可能性があります。

場合によっては、何が言いたかったのかがうまく伝わらずに終わってしまうこともあるでしょう。

締めは、入社の意欲や仕事に対する熱意をアピールする、最後のチャンスです。
締めの言葉が上手だと文章がうまくまとまるため、最後まで気を抜かずに作成するようにしましょう。

自己PRの文末を書く際のポイント

自己PRの文末、いわゆる締め方を書く際には、以下のポイントを押さえておきましょう。

  • 前向きな文章で締める
  • 貢献できること・意欲で締める
  • 具体的なイメージで締める

文末が後ろ向きな文章だと、せっかく自己PRの内容が良くてもマイナスイメージになってしまいます。
「できるかわかりませんが、がんばってみます」のような、採用担当者が不安に思う文末は避けましょう。

また、入社後を想像して、強みを活かしてどのように貢献できるかを伝えることも大切です。
熱意や意欲が伝わり、採用担当者に好印象を与える可能性が高まります。

あいまいな表現では信憑性が低くなるので、できるだけ具体的なイメージが浮かびやすい言い方をするのもおすすめです。

自己PRの締め方の注意点

自己PRの締め方の注意点

ここからは、自己PRの締め方の注意点として、以下の3つを紹介します。

  • 根拠のないことを書かない
  • 定型文で締めない
  • ネガティブな言葉で締めない

根拠のないことを書かない

自己PRでは良い面を見せたいため、締めの言葉も事実以上にプラスのことを書いてしまいがちです。
しかし、将来どうなるかわからない約束をするのは危険です。

例えば、資格の勉強をしていて、まだ合格していないのにあたかも資格保持者になることが決定事項であるかのように書くと、無責任だと思われるかもしれません。
もしも採用されたとしても、そのあとに資格が取得できなくなると自分が困ります。

また、自己PRのエピソードに沿わないことを書いたとしても、まったく根拠のない内容になってしまい、採用担当者は不信感を抱く可能性があります。
自己PRを締めるときには、事実のみを書くようにしましょう。

定型文で締めない

自己PRを締めるとき、定型文を使うのはあまり良くありません。
定型文で締めることは間違いではありませんが、採用担当者は多くの自己PRに関わっているため、ありきたりな印象しか残らない可能性があります。

定型文には以下のような文末が考えられます。

  • 貢献したいです。
  • どうぞよろしくお願いいたします。
  • がんばります。

使うこと自体は問題ありませんが、単体で使うのはおすすめしません。
どのように貢献するのか、がんばるのかなど、自分なりの自己PRになるように組み合わせることが大切です。

定型文だけを使うと、熱意や意欲が伝わりにくくなるので注意しましょう。

ネガティブな言葉で締めない

締め方がネガティブだと、採用担当者は不安を覚えてしまいます。

例えば「自分には足りないところが多いので、これからはがんばります」などの言い方では良い印象は与えられないでしょう。

謙遜して消極的な表現を使うと自信のなさが前面に出てしまうので、それを避けるためにもポジティブな言い方で締めるようにしましょう。

自己PRの締めの言葉に使える例文

自己PRの締めの言葉に使える例文

ここからは、締めの言葉に使える例文として、以下の6つを紹介します。

  • 向上心をアピールする締め方
  • 貢献をアピールする締め方
  • 協調性をアピールする締め方
  • 気配りをアピールする締め方
  • 努力をアピールする締め方
  • 大学での活動をアピールする締め方

文末の前に具体的な自己PRがあると仮定した文末の締め方になります。

向上心をアピールする締め方

自己PRの締め方として向上心をアピールする例文は、以下のとおりです。

入社後も仕事を進めるときには自分なりの目標を掲げ、達成できるように向上心を持ち続けたいと思います。

自分なりの目標と、達成をめざしていることを記載し、向上心をアピールする文章になっています。

貢献をアピールする締め方

自己PRの締め方として貢献をアピールする例文は、以下のとおりです。

入社後は◯◯の資格を活かして、御社の利益に貢献していきたいです。

入社後は◯◯で培った事務の経験を活かし、業務効率化に取り組んで貢献します。

いずれも自分の強みや経験を具体的に示し、それによって貢献できることをアピールする文章になっています。
採用担当者はどう貢献できるかを知りたがっているので、好印象を与えることができるでしょう。

協調性をアピールする締め方

自己PRの締め方として協調性をアピールする例文は、以下のとおりです。

このような経験から、チームワークは大きな成果を導くと確信しています。
入社後は自分から積極的にチームワークを構築し、成果を出せるように努力します。

協調性という言葉は使っていませんが、チームワークの大切さを経験から実感し、それを実践したいことを伝える文末になっており、協調性の高さをアピールできる文章です。

気配りをアピールする締め方

自己PRの締め方として気配りをアピールする例文は、以下のとおりです。

入社後も細やかな視点で気を配ることを心がけ、利用者さんや社員のみなさまの期待に応えられるように精進します。

「気配りを持ってがんばります」などの漠然とした文章ではなく、細やかな視点を持ちながら働き、企業のためにがんばる意欲が伝わる文章になっています。
どのような業種にも使いやすいのもポイントです。

努力をアピールする締め方

自己PRの締め方として努力をアピールする例文は、以下のとおりです。

今までの経験から、小さな努力の積み重ねこそが大きな目標を達成させると確信しています。
これからもこの姿勢を忘れることなく、仕事でも営業成果を上げるために努力を続けていきます。

努力する姿勢を持ち続け、営業成果を上げることを具体的に伝えて締めている文章になっているので、熱意が伝わりやすいでしょう。

大学での活動をアピールする締め方

自己PRの締め方として大学の活動をアピールする例文は、以下のとおりです。
特に新卒の場合には、大学時代の経験が使いやすいでしょう。

このように大学時代に部長をしていた経験は私の糧となっており、社内調整などが必要な場合に大きな戦力となれるかと思います。

自分の経験がいつ戦力として使えるかを、具体的にアピールする締め方になっています。
ただし、自分の応募する職種に合う文章にすることが大切です。

自己PRは最後の結びの言葉まで気を抜かずに考えよう

せっかく自己PRを一生懸命作成したのに、最後に気を抜いてしまうのは残念です。
文末をしっかり考えて作成するだけで、自己PR全体のイメージが良くなることもあります。

自己PRの締め方では、前向きで具体的な文章を書き、できるだけポジティブな印象を与えるように心がけましょう。
定型文だけで終わらせたり、根拠のない文章を書いたりするのはNGです。

この記事で紹介した例文を参考にしながら、オリジナルの文末を使い、自己PRの文章を完成させましょう。

執筆者について

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