再就職手当支給申請書の書き方は、それほど難しくありません。
しかし記入ミスをすると手当の支給が遅れたり、期限切れになったりしてしまいます。
確実に手当をもらうためには、再就職手当支給申請書を正しく記入することが大切です。
本記事では再就職手当支給申請書の書き方を、具体例を挙げながら詳しく解説します。
記入ミスをしたときの対処も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次
再就職手当支給申請書の書き方
再就職手当支給申請書には、本人が記入する部分と事業主が記入する部分があります。
まずは、本人記入欄の項目と書く際の注意点を解説します。
続いて、事業主記入欄の項目漏れがないよう、内容確認の際に気をつけたいポイントの紹介です。
本人記入欄
再就職手当支給申請書は、上部に姓名や郵便番号、電話番号、住所を本人が記入する箇所があります。
本人記入欄の下に事業主が記入する箇所があり、その下に再度、本人が記入する箇所があるため、記入箇所のミスや記入漏れがないように注意が必要です。
以下の見出しでは本人欄の項目別の書き方を具体的に紹介します。
氏名・郵便番号・電話番号・住所
氏名・郵便番号・電話番号・住所は、各項目にある四角い枠に、はみ出さないように1文字ずつ記入します。
左づめで記入し、漢字・ひらがな・カタカナなど、正式な表記で記入しましょう。
氏名は姓と名で記入箇所が分かれているため、続けて記入しないよう注意が必要です。
住所は市区町村名と丁目・番地、アパート・マンション名の3つに欄が分かれており、それぞれの欄ごとに必要事項を記入します。
番地はハイフンを用いても問題ありません。
再就職手当の受給経験の有無
基本情報記入欄から事業主記入欄を挟んで、過去3年の間に再就職手当、常用就職支度手当を受け取ったかどうかを確認する欄があります。
2つの選択肢から自分が該当するほうに丸をつけましょう。
過去3年間に再就職手当または常用就職支度手当を受け取っている場合は、再就職手当の支給対象から外れます。
受け取った経験がない場合は、選択肢「イ」に丸をつけてしまわないように気をつけましょう。
申請年月日・申請者氏名
申請年月日と申請者氏名の欄も、事業主記入欄の下にあり、見落とされがちです。
記入忘れのないよう注意しましょう。
日付はハローワークに書類を提出する日、またはハローワークに郵送する日を記入します。
申請者氏名は自筆で丁寧に記入しましょう。
氏名の後に捺印します。
捺印は、スタンプタイプの印鑑は認められません。
朱肉をつけて押印するタイプの印鑑を使用しましょう。
事業主記入欄
事業主記入欄は、再就職先に記入してもらいます。
注意するべきは、雇用期間の項目です。
再就職手当は、1年以上の勤務が確実であることが支給の条件となっています。
そのため、雇用期間の定めなしにチェックするか、雇用期間が1年以上に定められている場合は、きちんと雇用期間を記入してもらいましょう。
本人記入欄と同様に、事業主の捺印欄もあるため、忘れられていないか確認しましょう。
事業主の記入時間を確保するために、申請期限に間に合うように余裕を持って依頼するのがおすすめです。
転職により個人事業主になる場合は、事業主記入欄も自分で記載する必要があります。
事業の種類や業種によって記入する内容や申請書類が変わる可能性があるため、ハローワークに事前に確認しておきましょう。
再就職手当支給申請書の記入例・見本
出典:再 就 職 手 当 を 申 請 さ れ る 方 へ|厚生労働省 福岡労働局
申請書はハローワークのサイトからダウンロードして、印刷して使用できます。
機械で読み取られるため、記入前に印刷した申請書にかすれや欠損がないか確認しましょう。
記入はボールペンで行い、枠からはみ出ないように注意してください。
読み取りができなくなる恐れがあるため、用紙を汚したり、折り曲げたりしないよう気をつけましょう。
再就職手当支給申請書はパソコンでの入力も可能
再就職手当支給申請書は、パソコンで必要事項を入力することもできます。
ハローワークのサイトにある、再就職手当支給申請書のダウンロードページと同じページから入力が可能です。
パソコンで記入した申請書は、そのまま印刷して提出できるほか、電子申請もできます。
手書きでの記入ミスが心配な方は、こちらを活用してみましょう。
注意点は手書きの場合と同じです。
漢字やカタカナなど正式な名称を記入する、選択肢を間違わないようにするといった点に注意しましょう。
再就職手当支給申請書に記入ミスをした場合の対応
再就職手当支給申請書に記入ミスをした場合は、修正するか再度書類を作り直す必要があります。
修正液や修正テープでの修正は認められないため、定規で二重線を引き、訂正印を押したうえで、空白部分に修正内容を記入しましょう。
枠内に記入する部分は機械で読み取るため、記入ミスした場合は書類を再作成するほうが確実です。
パソコンでの作成も活用しながら正しい内容を記入して、確実に手当を受け取れるようにしましょう。
再就職手当支給申請書の正しい書き方を知り確実に手当を受け取ろう
再就職手当支給申請書は書き方の注意点や記入量は多くなく、決して作成が難しい書類ではありません。
しかし、申請期限まで期日が少ない場合、再申請や修正に時間がかかると、期限に間に合わなくなってしまう危険性があります。
本人記入欄の書き方はもちろん、事業主記入欄の確認すべき点も知って、記載漏れや間違いがないか提出する前に確認できれば安心です。
本記事を参考に正しい書き方を理解して、手当を確実かつ迅速に受け取れるようにしましょう。