
就職活動で多くの企業がSPI試験を採用しています。
そのなかでも、言語試験は特に重要な項目です。
SPIの言語試験では、どのような問題が出題されるのでしょうか。
また、効果的な対策方法はあるのでしょうか。
この記事では、SPIの言語試験の特徴や出題内容、そして対策方法について詳しく解説します。
目次
SPIの言語試験の特徴
SPIの言語試験には、いくつかの特徴があります。
ここでは、国語の問題が出題されることと、制限時間内で解く問題数が多いことについて詳しく見ていきましょう。
国語の問題が出題される
SPIの言語試験では、一般的な国語の問題が出題されます。
具体的には、提示された二語の関係や同じ意味の語句を選ぶ問題などが出題されます。
問題のレベルは、中学校や高校の国語の問題と同程度です。
普段から国語の勉強をしていれば、難なく解くことができるでしょう。
制限時間内で解く問題数が多い
SPIの言語試験では、問題自体は難しくありません。
しかし、制限時間内で解かなければならない問題数が多いのが特徴です。
試験方法によって問題数には違いがあります。
以下の表を参考にしてください。
試験方法 | 制限時間 | 問題数 |
テストセンター | 35分(非言語と合わせて) | 回答状況に合わせて変動 |
Webテスト | 35分(非言語と合わせて) | 回答状況に合わせて変動 |
ペーパーテスト | 30分 | 約40問 |
1問に1分もかけられないので、対策は必須です。
効率良く問題を解くためのコツを身につけておきましょう。
SPIの言語試験の出題形式
SPIの言語試験の出題形式や出題内容は、試験方法によって微妙に異なります。
したがって、受けるSPIの形式に合わせた勉強が必要不可欠です。
以下の表を参考に、自分が受ける試験形式での内容を確認しておきましょう。
試験方法 | 出題形式 | 出題内容 |
テストセンター | 選択肢方式 | ・二語の関係 ・語句の意味 ・文章の並べ替え ・空欄補充 ・複数の意味 ・長文読解 |
Webテスト | 選択肢方式 | ・熟語の成り立ち ・文章の並べ替え ・空欄補充 ・長文読解 |
ペーパーテスト | マークシート方式 | ・二語の関係 ・語句の意味 ・複数の意味 ・長文読解 |
SPIの言語試験でよく出る問題を紹介
ここからは、SPIの言語試験でよく出題される問題について、具体的に見ていきましょう。
実際の問題を解きながら、出題傾向を理解することが大切です。
二語の関係
二語の関係を問う問題では、最初に提示された二つの語の関係性を考え、同じ関係性を持つ言葉を選択します。
以下のような問題が出題されます。
【例題】
次の二語の関係として、最も適切なものを選びなさい。
「親:子」
- 魚:水
- 雨:傘
- 師匠:弟子
- 太陽:月
【答え・解説】
「親:子」は上下関係や育成の関係を表し、「師匠:弟子」も同じような関係性です。
したがって、正解は3です。
語句の意味
語句の意味を問う問題では、言葉の正しい意味、あるいは意味合いに該当する言葉を選びます。
以下のような問題が出題されます。
【例題】
「慶事」の意味として、最も適切なものを選びなさい。
- 祝うべきできごと
- 悲しむべきできごと
- 恥ずべきできごと
- 怒るべきできごと
【解説】
「慶事」とは、祝うべきめでたいできごとのことを指します。
したがって、正解は1です。
文章の並べ替え
文章序列の問題では、順序がばらばらになった文節を正しい順番に並べ変えます。
以下のような問題が出題されます。
【例題】
次の文を、適切な順番に並べ替えなさい。
- この薬は食後に飲むことが推奨されています。
- 薬を服用する際には、必ず医師の指示に従うようにしましょう。
- 薬を飲んだあとは、十分な水分を摂取することが重要です。
- 薬を服用する前に、パッケージの説明書をよく読んでください。
【解説】
回答は4→1→3→2
順番として、薬を服用する前に説明書を読んで、食後に飲み、服用後に水分を摂取し、その後医師の指示を守る、という流れになります。
空欄補充
空欄補充の問題では、文中の空欄に入っても自然な表現を選びます。
以下のような問題が出題されます。
【例題】
次の文章の空欄に入る最も適切な語句を、選択肢から選びなさい。
彼女は( )のために、毎日早起きをして勉強をしている。
- 合格
- 失敗
- 優秀
- 不合格
【解説】
「毎日早起きをして勉強をしている」のは、何かに合格するためだと考えるのが自然です。
したがって、正解は1です。
熟語の成り立ち
熟語の成り立ちを問う問題では、出題された熟語の成り立ちとしてふさわしいものを選びます。
以下のような問題が出題されます。
【例題】
熟語の成り立ち方として、当てはまるものをA~Dの中から選んでください。
腹痛
A:反対の意味を持つ漢字を重ねる
B:主語と述語の関係にある
C:動詞のあとに目的語をおく
D:上記のどれにも当てはまらない
【解説】
「腹」(主語)と「痛い」(述語)の関係にあるため、正解はBです。
長文読解
長文読解の問題では、比較的長めの文章を読んで、その内容に沿う文章を選びます。
以下のような問題が出題されます。
【例題】
次の文章を読んで、問いに答えなさい。
私は先日、友人と海外旅行に行った。
現地では、名所巡りをしたり、おいしい料理を食べたりと、とても充実した時間を過ごすことができた。
特に印象に残っているのは、現地の人々の優しさだ。
道に迷ったときには、親切に道を教えてくれた。
言葉は通じなかったが、ジェスチャーを交えて一生懸命に説明してくれたのが、とてもうれしかった。
この旅行を通じて、私はあらためて人とのつながりの大切さを実感した。
言葉や文化が違っても、心を通わせることができるのだ。
今後は、より多くの人との出会いを大切にしていきたいと思う。
問
文章の筆者が旅行を通じて実感したこととして、最も適切なものを選びなさい。
- 名所巡りの楽しさ
- 現地の料理のおいしさ
- 人とのつながりの大切さ
- 言葉の重要性
【解説】
文章の終盤で、筆者は「この旅行を通じて、私はあらためて人とのつながりの大切さを実感した」と述べています。
したがって、正解は3です。
SPIの言語試験の対策方法
ここからは、SPIの言語試験の効果的な対策方法について見ていきましょう。
語彙力を鍛えることや、問題集を複数回解くことなどが大切です。
語彙力を鍛える
SPIの言語試験では、二語の関係や熟語の成り立ちなどの問題が出題されます。
これらの問題は、語彙力があればスピーディに回答できます。
日常から新聞や書籍を読むほか、SPIの対策本や参考書を使って、熟語やことわざを学び直し、単語の意味を正確に理解しておきましょう。
類似語や対義語なども合わせて確認しておくと、より効率良く勉強できます。
問題集を複数回解く
SPIの言語試験は、問題に慣れることも大切です。
そのため、問題集は繰り返し解くようにしましょう。
問題の出題傾向などに慣れれば、回答スピードも自然と上がっていきます。
言語に限らず、SPIの試験では1問に1分もかけられないことを意識して、問題を解く練習をすることが大切です。
同じような問題が多いので、数をこなすことが重要だといえるでしょう。
苦手分野を重点的に学習する
参考書などを解いていくなかで、つまずいた部分は繰り返し解くようにしましょう。
自分の弱点を知り、重点的に対策することが大切です。
SPIは制限時間に対して問題数が多いため、苦手分野があると回答するのに時間がかかってしまいます。
一方で、苦手な問題でも、数をこなしているうちに解き方のパターンがわかるようになってきます。
そうすれば、回答スピードも自然と上がっていくでしょう。
模擬試験を受ける
参考書などを使って勉強しつつ、模擬試験を受けてみるのも効果的です。
模擬試験を受ければ、自分の実力がどれくらいあるのかを確かめることができます。
また、足りない部分や必要な対策も見えてくるでしょう。
有料の模擬試験であれば、本番の試験に近い環境で受験できます。
本番の雰囲気を事前に味わっておくことも、重要な対策といえます。
SPIの言語試験で注意すべき点
SPIの言語試験で注意すべき点は、長文読解に時間をかけられるように時間配分することです。
長文読解では、比較的長めの文章を読まなければいけないので、必然的に時間がかかります。
そのため、二語の関係など、短時間で解ける問題を、どれだけ速く解けるかが重要になります。
簡単な問題は確実に、そしてスピーディに解答し、時間を要する問題に十分に時間を割くようにしましょう。
SPIの言語は問題に慣れて速く答えることが大切
SPIの言語試験は、問題に慣れて速く答えることが何より大切です。
出題傾向を押さえ、よく出る問題を確実に解けるようにしておきましょう。
また、日頃から語彙力を鍛えておくことも重要です。
模擬試験なども有効活用し、本番の試験では時間配分に気をつけて、落ち着いて解答するようにしてください。
しっかりと対策を行えば、良い結果が得られるはずです。