新卒や転職の面接で良く質問される内容に、志望動機があげられます。
「志望動機を3分で話してください」と時間指定されるケースもありますが、時間指定がない場合もあります。
志望動機の適切な長さを知っておくことで、面接官に好印象を与えられるかもしれません。
この記事では時間指定がない場合における、志望動機の適切な長さについて解説します。
今後の面接の志望動機を考える際の参考にしてください。
目次
面接の志望動機は何分くらい話すのが正解?
面接形式が、グループ面接であるのか個人面接であるのか、あるいはWeb面接であるのかによっても志望動機を話す長さは変わってきます。
それぞれの面接形式に応じた、適切な志望動機の長さを把握しましょう。
集団面接の場合
集団面接の場合、志望動機の長さは30秒から1分程度を目安にしましょう。
一度に多くの就活生が面接を受ける集団面接において、一人ひとりに与えられる時間は限られています。
あまり長く話してしまうと、他の就活生の時間を奪ってしまうことになりかねません。
志望動機の内容が良くても時間配分がきちんとできなければ、「協調性がない」と判断されてしまうこともあるため注意が必要です。
個人面接の場合
個人面接の場合、志望動機の長さは1分~3分程度を目安にしましょう。
個人面接では、他の面接形態よりもゆっくりと時間をかけて、志望動機を聞いてもらえる可能性が高いです。
しかし、3分以上話してしまうと長すぎて、一番伝えたい重要なポイントが面接官に伝わらない可能性があります。
面接官に自分の言いたいことがしっかり伝わるように、簡潔かつ具体的な内容でアピールをしましょう。
Web面接の場合
Web面接の場合、志望動機の長さは1分程度を目安にしましょう。
志望している企業にもよりますが、個人面接と比較するとWeb面接では、回答時間が短くなる傾向があります。
また、Web面接では、対面面接に比べて音声が聞き取りにくく、ゆっくりはっきりと話す必要があるため、それを考慮して時間内に収まる簡潔な志望動機の作成が求められます。
最終面接の場合
最終面接の場合、志望動機の長さは1分程度を目安にしましょう。
最終面接の長さは企業によって異なりますが、「面接を何度も重ねてきているから志望動機は簡潔で良い」というわけではありません。
最終面接では、応募者と企業のマッチング度をみており、なかでも志望動機は、採用するための重要な判断材料となります。
志望動機の長さは長すぎても短すぎてもNG?
簡潔に話すことを意識しすぎるあまり、志望動機が短くなってしまう、逆に入社意欲を伝えようと志望動機が長くなってしまう、ということがあります。
ここでは、志望動機が長すぎたり短すぎたりすると、面接官にどういう印象を与えてしまうのかを解説します。
長すぎる場合
志望動機が長すぎる場合、企業側や他の就活生に迷惑をかけてしまうことがあります。
企業は面接の時間を決めている場合が多く、志望動機を長々と話すことで「企業側が就活生に対して他の質問ができなくなる」「集団面接では、他の就活生の時間を奪ってしまう」といったことに、つながる可能性があります。
そうなると、「空気が読めない」「自分勝手」「協調性がない」といった、ネガティブな印象を面接官に与えてしまうので、長すぎる志望動機は避けるのがベターです。
短すぎる場合
志望動機が短すぎる場合、「会社に対する熱意がない」「コミュニケーション能力が低い」といった印象を、面接官に与えてしまう可能性があります。
志望動機を簡潔に話そうとするあまり、一言で終わらせてしまうなどということは避けましょう。
あまりに短すぎる志望動機は、企業に対する志望度の高さが伝わらず、逆にマイナスな印象を面接官に与えてしまいます。
志望動機で話す時間が何分になるかは文字数換算しておく
志望動機の内容を考える時には、時間ごとにどのくらいの文章量を考えておけば良いのか、文字数換算しておくと良いでしょう。
だいたいの目安は、以下のとおりです。
- 30秒:125~150字程度
- 1分:250~300字程度
- 2分:500~600字程度
- 3分:750~900字程度
まず、2分程度の長さを基本として志望動機の文章を考え、そこから時間指定をされた場合の簡潔版と詳細版を考えると、応用しやすくなります。
また、履歴書における志望動機の文字数の目安は、200文字~300文字です。
これは、話す時間に換算すると1分程度の内容となります。
履歴書に志望動機を記載した場合は、履歴書の内容をさらに具体的にして、2分程度の文章を作るのも良いでしょう。
以下の記事では、履歴書と面接で話す内容で志望動機が同じ場合について詳細に解説していますので、あわせてご確認ください。
適切な長さで志望動機を話し、面接官に好印象を与えよう
志望動機を話す時間は、長すぎても短すぎても面接官に良い印象を与えません。
また志望動機は、面接の形式に応じて適切な長さがあります。
事前に面接の形式がわかっている場合は、それにあわせて志望動機の時間を調整し、わからない場合は柔軟に対応できるように、さまざまなパターンを考えておきましょう。
以下の記事では、面接の志望動機について詳細に解説していますので、志望動機を考える際の参考にしてください。