「自己PRの書き方がわからない」
「自己PRと長所の違いって何?」
履歴書の自己PR欄を書く際に、上記のような疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。
自己PRは履歴書で必ず書く必要があり、面接でも聞かれる項目です。
自己PRと長所の違いを理解し、しっかりと面接官にアピールできる内容に仕上げれば、内定を得られる確率は高まります。
就職活動中で、自己PRが書けずに困っている方は参考にしてください。
目次
自己PRとは
自己PRについて、以下の2点に分けて解説していきます。
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自己PRは自分を企業にアピールすること
なぜ自己PRが必要なのか
また、自己PRについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
自己PRは自分を企業にアピールすること
自己PRのPRは「Public Relations(パブリックリレーションズ)」の略です。
パブリックリレーションズの意味は、日本パブリックリレーションズ協会でこのように記されています。
「パブリックリレーションズとは、組織体とその存続を左右するパブリックとの間に、相互に利益をもたらす関係性を構築し、維持するマネジメント機能である。」
(引用元:パブリックリレーションズとは)
つまり自己PRとは、企業と自分との間には相互の利益をもたらす関係があると、面接官に評価してもらうための行為なのです。
そのため自己PRでは、自分を採用することで企業にどのようなメリットがあるかを話す必要があります。
なぜ自己PRが必要なのか?
企業が応募者に対して自己PRを求めるのは、自社にとってメリットのある人材かどうかを判断するためです。
企業は、人を雇うために年間数百万円投資するリスクを背負います。
新入社員の年収が400万円の会社であれば、面接時に400万円支払うに値する人材かどうかを見極めなければなりません。
1年後に辞められてしまったり、利益につながる働きをしてもらえなかったりした場合、企業は大きな損失を被ります。
企業は、自社にとって採用するメリットのある人材かどうかを判断するための材料の一つとして、自己PRを求めているのです。
自己PRと長所の違い
自己PRと自身の長所は、いずれも自分の強みを軸に記載する項目のため、内容が重複しがちです。
両者の違いを理解したうえで文章を作成しましょう。
具体的な違いは以下のとおりです。
- 自己PR:企業分析を行い自分の強みが仕事の何に活かせるかを考える
- 長所:自分の強みや特徴を裏付けるエピソードを詳細に語る
自己PRの見つけ方
自己PRや自分の長所を記載するためには、自分の強みや特徴を見つける必要があります。
強みや特徴の見つけ方には、以下のようなものがあります。
- 今までの人生を振り返る
- 短所から自己PRにつなげる
- 長期間続けている趣味や習いごとをアピールする
- 失敗したエピソードから探る
- 周囲の人から教えてもらう
今までの人生を振り返る
今までの人生において、自分がどのように生きてきたかを振り返ります。
小学生、中学生、高校生、大学生時代に好きだったことや、こだわりを持っていたものを書き出していきましょう。
書き出したもののなかから長所や強みを見つけ出し、自己PRにつなげます。
過去を振り返ると、長所や強みを見つけられると同時に、それを裏付けるエピソードを見つけやすいでしょう。
具体的なエピソードは、自己PRや長所に説得力を持たせるうえで欠かせない要素です。
短所から自己PRにつなげる
自分の長所はなかなか見つけられなくても、短所なら挙げられるという方もいるでしょう。
短所は見方を変えれば長所になり得ます。
以下に短所を長所に置き換える例を挙げます。
- 考える前に即行動に移してしまう→失敗を恐れず行動する
- 頑固→諦めずに頑張れる
- 負けず嫌い→向上心が強い
長期間続けている趣味や習いごとをアピールする
「毎日欠かさず筋トレをしている」「小学生の頃からずっとピアノを習っている」など、長期間続けている趣味や習いごとがある方は、継続する能力そのものが強みになります。
入社後、長期間働けることをアピールできるでしょう。
失敗したエピソードから探る
今までの人生で、失敗を経験していない方はいないでしょう。
失敗談を話すとマイナスイメージにつながるため、印象が悪くなると考える方もいるかもしれません。
しかし、失敗した際にどのように考え行動したかをアピールすることが有効なケースもあります。
失敗を糧に成長できる人材であることや、不測の事態にも機転の効いた対応ができることを示せれば、好印象につなげることができます。
周囲の人から教えてもらう
自身の長所がなかなか見つけられない方は、身近に居る方に教えてもらいましょう。
ご家族や友人、アルバイト先で一緒に働いている方に聞いてみると、自分ではまったく意識していない長所を発見できるかもしれません。
希望先企業に好感を持たれる自己PRを作成しよう
自己PRは履歴書に必ず記載する項目です。
応募先の企業にとって有益な人材であることをアピールできるよう、しっかり記入しましょう。
もしも自分の強みがわからない場合は、本記事で紹介した方法も参考にしながら探してみてください。
面接での自己PRの受け答え方を知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。