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面接の自己PRのまとめ方や具体例を解説

面接の自己PRで何を言えば良いのかわからず、悩む人は多いものです。
本記事では、自己PRの内容をうまくまとめる方法や、状況に合わせた例文を紹介します。

面接官は自己PRで何を読み取るのか

面接官は自己PRで何を読み取るのか

面接官は自己PRを通して、主に以下のようなことを知りたいと考えています。

  • 価値観や考え方が企業文化にマッチするのかどうか
  • 入社後に仕事で活かせるスキルがあるのかどうか
  • どの程度入社の意欲があるのか

面接において、自己PRに割かれる時間は1分程度ですが、上記の他にもコミュニケーション能力や、要点をまとめて論理的に話すスキル、ビジネスマナーなど、数値化しにくい多くのポイントがチェックされています。

面接の自己PRのまとめ方・答え方

自己PRは、たとえ同じ内容でも、ポイントを押さえることで伝わりやすくなります。
ここでは、自己PRを考える際のポイントを2点見てみましょう。

自己PRの組み立て方

自己PRは、以下の流れにしたがって組み立てるのが基本です。

  • 結論→エピソード→入社後に活かせること

まずは結論として、アピールポイントが何かを示します。
次に、アピールポイントの具体例となるエピソードを続けましょう。
最後に、アピールポイントを入社後どのように活かせるのかを述べます。

自己PRにはエピソードを盛り込む

面接官は多くの人の自己PRを聞いているため、似たような内容だと印象に残りません。
そこで、自分が体験したエピソードを盛り込むことで、他の人と被らない、独自性のある自己PRとすることができます。

例えば、前職での売上の達成率を示したい場合は、何%アップさせたのかなど、具体的な数字を入れるのも効果的です。

具体的な数字がない場合は、自分がそれについてどう考えたのか、どのような行動を起こしたのか、どういう結果に導いたのかなどを詳しく話しましょう。

面接での自己PRの例文

面接での自己PRの例文

ここからは、シチュエーション別に、自己PRの例文を4つ紹介します。

  • 未経験の職種に挑戦する場合
  • 転職回数が多い場合
  • 専門的なスキルがある場合
  • 長所に合わせて書く場合

未経験の職種に挑戦する場合

【例文】私は人とは異なる視点を持ち、独自の企画を考えることができます。

子どもの頃から物語を読むのが好きで、作者とは異なる視点から物語の続きを考えたり、読み取ろうとしたりしていました。
仲間に小説家をめざすことも勧められたことから、学生時代には文学賞に応募をしており、◯◯文学賞では二次審査まで残ることができました。
編集者として働きたいという気持ちが諦められず、半年前から編集業務を学ぶ学校に通っており、毎日3時間以上、勉強をしています。

実務経験はありませんが、常にアンテナを立てるようにし、企画のアイデアを探しています。

入社後は勉強してきたことを活かして、さらに努力する気持ちを持ってがんばる所存です。

未経験の職種にチャレンジする場合は、これまでに身につけたスキルや強みのうち、転職後も活かせるものをアピールしましょう。

転職回数が多い場合

【例文】いろいろな業種や職種で働いてきましたが、基本的には人のサポートをし、問題を解決する仕事でした。

秘書として◯◯で働いていたときは、上司が働きやすい環境でスムーズに仕事ができるように、必要なことを早めに察知しながらサポートしてきました。

また、介護施設で働いていたときは、体の不自由な人が自立した生活を送れるように、自分がすべき範囲に配慮しながら手助けするように心がけてきました。

医療事務ではお医者さんや薬剤師の方の求めるものを理解し、サポートしていきたいと思っています。
また、介護施設での経験を患者さんへの対応にも活かしていきたいです。

入社後は医療事務として、患者さんや職場の方を全力で支援していきます。

転職回数が多い場合は、転職理由をポジティブに説明できるようにしておきましょう。
一貫性のない仕事をしてきた場合でも、共通点を探して次の仕事に活かせることをアピールすることが大切です。

専門的なスキルがある場合

【例文】
前職では、介護施設でリーダー業務に3年間従事していました。
また、リーダー経験によってチーム全体を見渡すことを意識しているうちに介護スキルが向上し、◯◯の役職にも就くことができました。また、◯◯の役職に就いてからは、チームを統率しなければならず、さまざまな人を尊重しながらまとめるスキルも身についたと思っています。
退社の際には、私のチームは働きやすかったという声をもらえたのが誇りです。御社の企業理念を拝見したところ、主体性のある人材を求めていることがわかり、私のリーダーシップが活かせるのではないかと思い、応募しました。

入社後はチームワークを大切にすることはもちろん、リーダーシップもとっていきたいです。

長所に合わせて書く場合

【例文】私の強みは、忍耐力があることです。

前職では営業に携わっており、アポイントを獲得するために毎日電話やメールの営業活動に取り組んできました。

ただ、数が多すぎて仕事が雑になるのでは意味がありません。
そのため一日4時間あたりの電話の回数は約50件を目標にして、それ以下に数を減らさずに丁寧な対応を意識しました。

また、お客様の理不尽な要求や質問にも粘り強く対応し、信頼の獲得に努めました。

ときにはうまくいかないこともありましたが、粘り強く努力をした結果、事業所で月間売上目標1位を達成しました。

入社後も目標を成功させるために堅実に取り組み、御社に貢献したいと思っています。

特別なスキルや資格がない場合でも、自分の長所をアピールすることは可能です。
その際も、具体例を挙げることで信憑性が出てくるでしょう。

自己PRは面接の要!万全な答えを用意して臨もう

自己PRは、面接で必ずといって良いほど聞かれる質問です。
面接官は候補者の数だけ自己PRを聞いてきているため、具体的なエピソードを組み込むことで他の候補者との差別化を図りましょう。

ぜひこの記事の内容も参考に、自分なりの自己PRを完成させてください。

自己PRについてさらに詳しく知りたい方は、次の記事も参照してください。

執筆者について

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