パート・アルバイトで働きたいが、勤務時間や勤務条件で応募先を選んだため、志望動機をどのように書けば良いのかわからないという方がいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、パート・アルバイトに応募する際の履歴書への志望動機の書き方について説明します。
職種別の志望動機の書き方例も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
パート・アルバイト用の履歴書で志望動機を書く際のポイント
履歴書の志望動機欄には、なぜこの職場で働くことを志望しているのかをわかりやすく記載することが大切です。
また、採用担当に自分を雇うことのメリットをアピールする欄でもあります。
どのように書けば、これらをうまく伝えることができるのでしょうか?
履歴書で志望動機を書くときのポイントをまとめてみました。
要点を整理する
志望動機を書く際、まずは要点を整理し、簡潔にまとめることが大切です。
要点がまとまっておらず、個人的な思いのみに終始してしまったり、長々と書き連ねてしまったりしては、読む側にとってわかりづらい履歴書になります。
ただ長く書けば良いというものではないので、伝えたい内容を適切に伝えるように心がけましょう。
採用担当者の視点で書く
志望動機は、採用担当者の立場になって書くことも、良いアピールにつながります。
例えば、自宅から近いことを理由にその職場を志望したとします。
「家から近いから応募した」とそのまま履歴書に記載するのではなく、「家から徒歩〇分の距離にあり、シフトの融通が効きやすく長く働けると思って志望しました」など、採用担当者の立場で、採用メリットをわかりやすく具体的に記載すると良いでしょう。
過去の経験をアピールする
志望動機欄にはただ志望動機を書くだけでなく、今までの経験やスキルを書いてもアピールにつながります。
応募する職種に今までの経験やスキルをどう活かすことができ、どのように職場に貢献できるかを述べると良いでしょう。
過去の経験や身につけたスキルは、できるだけ具体例を交えながらわかりやすく記載すると、説得力のある志望動機欄をつくることができます。
【職種別の例文】パート・アルバイトの志望動機の書き方
ここまで、履歴書の志望動機欄を書く際のポイントについて説明しました。
しかし、実際にはどのように書けば良いかわからないという方もいるでしょう。
この章では、職種別の志望動機の書き方をまとめています。
経験者と未経験者に分けて例文も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
事務職の例文
事務職で募集する場合、パソコンスキルがあり来客対応ができる人材が必要とされています。
そのため、パソコンの操作に問題がないことや、丁寧に接客できることをアピールすると採用側から良い評価を得られるでしょう。
【経験者の例文】
自動車会社で一般事務として3年間勤務した経験があります。
結婚と出産のため退職しましたが、子どもの幼稚園入園を機に、また働きたいと思い貴社の求人に応募いたしました。
子どもの教育費も必要になるので、長く勤めたいと考えています。
文書作成や表計算などのパソコン操作や、チャットツールの使用も、前職での業務で慣れており問題ありません。
業務をできるだけ早く覚えて、積極的に取り組みたいと思います。
【未経験者の例文】
事務の仕事は未経験ですが、子ども会やPTAの資料作成、経費計算のために、文書作成ソフトや表計算ソフトを使用したことがあります。
前職では接客の仕事をしており、来客や電話の対応は丁寧にすることができます。
飲食店や販売店でのレジ打ちの例文
飲食店や販売店での勤務を希望する場合は、接客のスキルやお金の管理ができることをアピールすると良いでしょう。
また、お店の魅力や思いを述べ、働きたい熱意を伝えることも、採用側に好印象を与えるうえで効果的です。
【経験者の例文】
2年前まで、大手飲食チェーン店で勤務していました。
店長の経験もあり、接客だけでなく、会計やスタッフのシフト調整もすることができます。
子育てを機に退職しましたが、子どもの小学校入学により時間ができたため、求人を探したところ、貴店の募集を知りました。
前職でのスキルや経験を活かし、積極的に働いて貴店の売り上げに貢献したいです。
【未経験者の例文】
貴社の商品を愛用しており、私も貴社の一員として働きたいという思いから応募いたしました。
人と話したり、話を聞いたりすることが好きで、コミュニケーション能力には優れていると思います。
ブランドや商品の魅力を伝え、認知獲得と販売促進に貢献できるように頑張りたいです。
コールセンターの例文
コールセンターで働くには、人の話を聞くことや、接客が得意であること、マニュアルを理解し対応できるスキルが求められます。
このようなスキルや経験をアピールすると、高評価につながるでしょう。
【経験者の例文】
学生のときにコールセンターで勤務した経験があります。
お客様への対応が得意で好きな仕事だったため、今回応募いたしました。
小学生の子どもがおり、育児中ではありますが、勤務時間や勤務場所など条件が合うため、長く働かせていただきたいと思っております。
業務を早く理解し、即戦力として働けるように一生懸命頑張ります。
【未経験者の例文】
人の話を聞いたり、相談に乗ったりすることが得意な性格であり、コールセンターの仕事に興味があったため今回応募いたしました。
前職で顧客対応の経験があるため、基本的なマナーは習得しています。
マニュアルを理解したうえできちんと業務を遂行し、貴社に貢献できるよう努力いたします。
アパレル販売の例文
アパレル販売の場合、接客だけでなく、在庫の管理や品出し、決済や会計など、さまざまな業務があります。
そのため、さまざまな業務を覚えて会社に貢献したいという思いが必要です。
ファッションや応募する会社のブランドが好きであること、接客が得意であることをアピールすると評価につながるでしょう。
【経験者の例文】
20代女性向けのアパレルブランドの販売に、3年間従事した経験があります。
店長に就任後、スタッフとともに接客や洋服の配置などを一から振り返って改善を行った結果、エリア内での店舗売上1位を獲得しました。
出産を経て、貴社の洋服を多く身につけるようになり、商品のデザインや質はもちろん、ブランドのコンセプトにも共感し、私もブランドの一員となって働きたいと思い、応募いたしました。
お客様にあったコーディネートを提案し、ブランドや商品の魅力を伝えて、私のような貴社のファンを増やしていきたいです。
【未経験者の例文】
子育てをするようになって以来、貴社の商品をよく使っています。
ライフスタイルに寄り添った服作りをされていることに感銘を受け、貴社について調べていくうちに、私も仲間の一員として働きたいという思いが強くなりました。
アパレル販売は経験がありませんが、これまで飲食店や百貨店での販売の経験があるため、基本的な接客や会計、在庫管理などは可能です。
経験を活かし、即戦力となれるよう頑張りたいと思います。
ドラッグストアの例文
ドラッグストアで働きたい場合は、自身が顧客だった経験や、接客経験があること、あれば資格を取得していることもアピールしてください。
早速例文を見てみましょう。
【経験者の例文】
他社のドラッグストアに5年間勤務し、接客業務を担当しておりました。
登録販売者の資格も取得しています。
家庭の事情により退職しましたが、もう一度ドラッグストアで働きたいと思い応募いたしました。
未就学児がおりますが、家から近く、両親からの支援も得られる状況であるため、勤務時間は調整することができます。
【未経験者の例文】
薬剤師さんが親身に相談に乗ってくださり、接客も丁寧だったため、貴社の店舗をよく利用させていただいておりました。
今まで接客の経験はありませんが、子育ての経験を活かし、子育て世代のご相談に親身になってのったり、買い物のお手伝いをしたりしたいと思っています。
貴社で働けることになったら、登録販売者の資格を取得するなど、ステップアップしていきたいです。
パート・アルバイトの履歴書は志望動機欄でアピールしよう
志望動機は、応募したい職種と自身の過去の経験やスキルを照らし合わせながら、どのようなことを活かせるのか、どの部分がアピールにつながるのかを考えて記載することがポイントです。
また勤務条件についても、採用側の視点に立ち、会社が採用するメリットをアピールしてみましょう。
この記事を参考にして、採用担当者へのアピールにつながる志望動機を書いてみてください。