転職の際には、履歴書に貼る証明写真が必要です。
ですが、証明写真を撮る際、どのような格好をすれば良いのか悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、転職用の証明写真の服装で気を付けたいポイントについてまとめていきます。
正しい知識を身につけ、証明写真で落とされないような服装を心がけましょう。
目次
転職用証明写真の服装はスーツが基本
履歴書に貼付する証明写真を撮影する場合、私服での撮影は基本的にNGです。
したがって、男女ともにスーツで撮影に臨むようにしましょう。
ただし職場によっては、私服での撮影が許可されていることもあります。
特にアパレル業界やクリエイティブ業界などは、私服のセンスを見られることもあるため、そのような場合は先方の意図を汲み取った服装を選びましょう。
また、転職で久しぶりにスーツを着る場合、持っているスーツがリクルートスーツしかないという場合もあるでしょう。
20代であればリクルートスーツでも問題ありませんが、30代〜50代ではやや頼りない印象になってしまいます。
面接で、直接会う場合も想定し、一着新しいスーツを購入するのが好ましいでしょう。
転職履歴書の証明写真|服装で落とされないためのポイント
転職履歴書の証明写真は、一般的にはタテ40ミリメートル×ヨコ30ミリメートルの、胸から上の写真とされています。
写真に写る部分は狭いですが、実はいくつか気を付けておきたいポイントがありますので見ていきましょう。
ジャケットは着用して撮影する
証明写真は、ジャケットを着用した状態で撮影しましょう。
昨今はクールビズを取り入れている会社も増えてきましたが、証明写真においては、ジャケットなしの服装はマナー違反になります。
また、Yシャツのみの写真は、面接官にだらしない印象を与えかねません。
スーツの色は黒・紺・グレーが基本
転職用の証明写真で着るスーツの色は、黒・紺・グレーが一般的です。
リクルートスーツ購入時は黒を選択する方も多いですが、転職の場合は必ずしも黒である必要はありません。
むしろ、30代以降であれば、黒よりも紺・グレーのほうが、顔が明るく見えて相手に爽やかな印象を与えることができます。
背景色もスーツに合わせるとより効果的なため、写真館で似合う色を選択してみましょう。
Yシャツの色が派手すぎない
Yシャツの色は必ずしも白である必要はなく、派手過ぎなければ色付きでも構いません。
しかし、柄物はNGとなります。
とはいえ、「派手かな」と不安を感じる場合は、白を選択しておけば間違いはないでしょう。
ただし、白色は汚れや衣類のよれが、他の色よりも目立ちやすくなります。
撮影前に、襟元を確認して万全の状態で撮影に臨むようにしましょう。
アクセサリーはつけないのが無難
証明写真を撮影する際、基本的にアクセサリー類は着用しないようにしましょう。
ピアスやアクセサリーが目立ってしまうと、軽薄なイメージを持たれてしまう恐れがあります。
ただし、アパレル業界では上記の限りではないため、企業に合わせて適切な選択をすることが大切です。
【男性】ネクタイの色は派手すぎない
男性の場合、ネクタイの色に迷う方も多いのではないでしょうか。
ネクタイの色は派手すぎないものを選択し、柄にも注意するようにしてください。
ドット柄やストライプ柄、チェック柄などは、スーツと合わせても浮きにくく、誰でも似合いやすいデザインとなっています。
また、せっかくネクタイを選んでも、撮影時によれていたり、曲がっていては、だらしがありません。
撮影前の最終チェックも忘れずに行ってください。
【女性】迷ったらカットソーよりシャツを選択
女性のインナーには、シャツ・ブラウス・カットソーといろいろ種類があります。
転職用の証明写真では、どれを選んでも問題ありませんが、迷った場合にはシャツ・ブラウスを選択すると間違いないでしょう。
カットソーを選ぶ場合は、色が派手すぎないように配慮し、胸元が見えないような服を選択しましょう。
過度なフリルもNGです。
また、夏場はブラウスでも大丈夫です。
ブラウスを選択する場合は、白色だと清楚でやわらかい印象を相手に与えることができるでしょう。
【女性】シャツの襟は第一ボタンまで留めるのが基本
女性の場合は、シャツの襟元にも注意しなければいけません。
女性が着るシャツには、2つのタイプがあります。
一つはシャツの第一ボタンまで留めるタイプのレギュラーカラーシャツ、もう一つは襟をスーツの外に出すタイプのスキッパーカラーシャツです。
写真撮影にはどちらのタイプでも問題ありませんが、迷ったらレギュラーカラーシャツを選択するのが無難でしょう。
また、転職先に合わせて選択することもできます。
レギュラーカラーシャツは、しっかりとした誠実な印象を与えるため、銀行員や公務員の転職に向いています。
一方、スキッパーカラーシャツは活動的な印象になるため、営業職などにおすすめです。
転職用証明写真の服装は清潔感・誠実さが何よりも大切
転職用の証明写真はスーツで臨むことが基本です。
しかし、ただスーツで撮影すれば良いのではなく、色味やインナーにも気を配らなければなりません。
服装は、相手に清潔感や誠実さをアピールできるポイントでもあります。
しっかりした服装を意識し、証明写真で落とされない服装を心がけましょう。