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【職務経歴書】事務職の自己PR例文|アピールポイントや経験別に複数紹介

事務職への転職をめざすにあたって、職務経歴書へ記載する自己PRに悩む方は少なくありません。
自己PRは企業に自分自身を売り込むチャンスであり、書類選考を突破するための重要な要素です。
事務職に求められるスキルを的確にアピールして、他の応募者との差をつけましょう。

本記事では、事務職の職務経歴書に適した自己PR例文をカテゴリ別に8つ紹介します。
何をアピールすべきか迷っている方、文章の組み立て方に迷っている方は参考にしてみてください。

職務経歴書の自己PR例文【事務職に求められるスキルをアピール】

職務経歴書の自己PR例文【事務職に求められるスキルをアピール】

事務職の仕事内容は、見積書や請求書などの書類の作成や整理、備品の補充、データ入力、来客時の応対や電話対応など多岐にわたります。
これらの業務内容を円滑に行えるよう、主に以下のスキルが求められるでしょう。

  • コミュニケーションスキル
  • パソコンスキル
  • 作業の正確性・スピード

事務職に転職したい場合は、これらのスキルをアピールして会社への貢献度を示すことが重要です。
ここではアピール内容別に、事務職の職務経歴書に書く自己PR例文を紹介します。

コミュニケーションスキル

事務職というと黙々とパソコンに向かうイメージを持たれがちですが、仕事内容のなかには他部署のサポート業務も含まれます。
円滑に業務を進めるため、さまざまな方と連携しなければなりません。

よってコミュニケーションスキルの高さは、事務職に転職する際の強力なアピールポイントになるでしょう。

【例文】
私は相手の意図を正確に汲み取り、必要な解決策を実行できます。

私は以前コールセンターで働いており、多くのお客様からさまざまな要望や問い合わせに対応しておりました。
お客様に安心していただくには、最適な部署へスピーディにつなぐことが必要です。
このため、お客様との認識の違いが発生しないよう言葉を繰り返したりメモをとったりと、コミュニケーションの取り方に細心の注意を払っておりました。

その結果、お客様の要望に沿ったアクションに結びつけることができ、お客様から感謝の言葉をいただいた経験もあります。
相手の意図を正確に把握することは、業務を円滑に進めるうえで大変重要です。

貴社でも私のコミュニケーションスキルを活かし、部署間の橋渡しとして貢献していきたいと考えております。

パソコンスキル

事務職に求められるスキルのなかでも、パソコンスキルは使用頻度が高く、強みにすることで即戦力をアピールできます。

ただし自己PRとして書く際、ただパソコンを使えることだけを伝えても、現場で活躍できるイメージが湧かず説得力に欠けてしまうでしょう。
実際に使用できるソフトや、実務レベルで実施できることまで具体的に述べるのがポイントです。

【例文】
私は、Excelを用いて業務に必要とするデータを分析・整理・集計することが得意です。

前職も事務職をしており、他部署のサポート業務として商談に必要な資料の作成をしておりました。
商談ではお相手に理解を求めるだけでなく、納得していただくことが重要です。
このため資料を作る際には、Excelを用いてデータを分析し根拠を提示するほか、グラフを作成するなどの工夫を行い、誰が見てもわかりやすい資料作成を心がけておりました。

今後もExcelに留まらず、さまざまなパソコンスキルを身につけていく所存です。
貴社でもこのパソコンスキルを活かして、部署のサポートを効率的かつ正確に行っていきたいと考えております。

作業の正確性・スピード

事務職が担うデータ入力や経理業務などには、作業の正確性・スピードが求められます。
日々の仕事を正確に、かつスピーディにこなせることは事務職として大きな強みとなるでしょう。

自己PRでは、正確性を発揮するために工夫している点や前職での実績などを含めて、具体的に説明するよう意識してみてください。

【例文】
私の強みは、業務に対して注意深く向き合い正確に仕事をこなせることです。

前職では経理事務に携わっており、私が実施した業務が会社の経営に関わることから、正確に仕事を行うことを重要視しておりました。
具体的には、理解が曖昧な部分は事前に上司への確認を徹底し、ダブルチェックを積極的にお願いすることにより、事前にミスを発見し防ぐ工夫を行ってまいりました。

精度が高く安定した仕事は、生産性の向上と企業の信用に直結するものです。
今後も正確性を維持するための努力を怠らず、貴社の経営活動に貢献したいと考えております。

職務経歴書の自己PR例文【事務職への転職経験別】

事務職の経験があるか否かで、企業に求められるスキルや経験は異なります。
自身の職歴を今一度振り返り、オリジナリティのある自己PR文をめざしましょう。

事務職経験者と未経験者、それぞれの職務経歴書にふさわしい自己PR文を解説します。

事務職経験あり:経験と即戦力

事務職経験者に対して、企業側は今までの経験を活かした即戦力を求めています。
応募先企業の特徴を踏まえながら、事務職の経験とスキルをアピールすると良いでしょう。

入社後の貢献度が伝われば、内定だけではなく高待遇での転職も可能になるかもしれません。

【例文】
私の強みは、顧客対応能力です。

私は、5年間事務職として勤務するなかで主に顧客対応を担当し、数多くのクレームやお問い合わせに応じてきました。
対応のほとんどはメールや電話が中心であり、お客様の表情は見えない状況です。
そのため、まずはお問い合わせに対する感謝を伝えるなど、お客様への気配りや誠意を重視し、的確な対応を心がけてきました。

このような対応を続けるうちに、自然と信頼関係を構築できたお客様もいらっしゃり、安心して話してくださることは私の大きな喜びでした。
この経験を活かし、貴社でもお客様を大切にする姿勢を実践して信頼を獲得していきたいと考えています。

事務職未経験:意欲・ポテンシャルの高さ

事務職未経験者の場合、企業側からは入社後の成長や新しい価値の提供などが期待されています。
未経験でも入社後の成長意欲があること、さらにポテンシャルの高さに価値を感じてもらう必要があるでしょう。

事務職に活かせるスキルや経験がある場合、それも併せてアピールしてみてください。

【例文】
私は、困難なことに対しても諦めずに粘り強く取り組み、目標を達成する姿勢を持っています。

実際に、大学時代に参加した研究プロジェクトでは、正しい結果が出ないなど思うように研究が進まず、大きな壁に直面することが多々ありました。
そのたびに同じ研究に携わっている仲間と相談し、ときには教授含めて夜中まで話し合いを行い解決した経験があります。
その結果、プロジェクトは成功し、無事に学会で発表するまで研究をまとめることができました。

この経験を踏まえて、私は困難な壁に対しても自ら積極的に動いて解決策を見つけることが重要であると考えております。
事務職は未経験となりますが、仕事に対して自ら学ぶ姿勢を持ちつつ、課題に対して積極的に取り組み貴社に貢献していきたい所存です。

職務経歴書用の自己PR例文【事務職の種類別】

職務経歴書用の自己PR例文【事務職の種類別】

事務職には、以下のように多くの種類があります。

  • 一般事務
  • 医療事務
  • 営業事務
  • 経理事務
  • 総務事務
  • 法務事務
  • 労務事務
  • 貿易事務

組織に必要な業務をサポートするという事務職の本質は変わりませんが、いずれの種類に応募するのか、また職場によっても業務内容は異なります。
希望する事務職の種類や会社の特徴を把握し、業務内容に沿った自己PRを考えましょう。

一般事務

一般事務の仕事は、電話対応や来客時の対応、データ入力、書類の作成、ファイリング、郵便物の発送や備品の管理など、一般的に想像する基本的なオフィスワークが中心です。
一方で、会社によっては営業事務のような仕事も行ったり、転職先によっては今まで経験したことのない業務が発生したりする可能性もあります。

幅広い業務をカバーしなければいけない一般事務だからこそ、状況に応じて臨機応変な対応ができるスキルは重宝されるでしょう。

【例文】
私はどのような状況であっても冷静に物事を判断し、柔軟な対応ができます。

私は学生時代、飲食店でアルバイトリーダーを担っていました。
飲食店では昼食や夕食の時間帯が大変混雑しますが、業務が煩雑になると、会計時のミスや注文のオーダーミスなどが発生してしまいます。

こうしたミスの原因に業務マニュアルの不遵守があると判断した私は、混雑時でも落ち着いて丁寧に業務と向き合うよう、ほかのアルバイトの方々に常に声がけをしていきました。
その結果、少しずつではありますが、発生してしまっていたミスが少なくなった経験があります。

今後も「マニュアルをきちんと振り返る」「今の状況を整理する」といった基本的な姿勢を着実に実践し、事務職として多くの方をサポートしていきたいです。

医療事務

医療事務は、カルテ・診察券の作成、診療報酬明細書を発行するレセプト業務、患者さん対応までを行い、病院の窓口としての機能を果たします。
事務職でありながら患者さんとも関われる、やりがいのある仕事です。

患者さんとコミュニケーションを取る機会が多いのはもちろんのこと、看護師や医師などの医療スタッフとも連携を図る必要があります。
些細な伝達ミスが医療事故となり得るため、必要時に適切なコミュニケーションが取れるスキルは大きな強みです。
また、パソコンスキルや医療関係の知識も重宝されます。

【例文】
私は、相手に合わせて話し方や聞き方を変え、適切なコミュニケーションを取るよう意識しております。

私は、以前区役所で働いていましたが、区役所は幅広い年齢層の方が利用されるため、その方の利用目的や年齢によって対応方法を意識的に変えておりました。
例えば、ご高齢の方に対してはお相手の理解を確認しながらゆっくり話すように心がけ、急いでいる方に対しては先に所要時間の目安や手順を説明し、話し方も端的にします。

医療事務は、患者様とのコミュニケーションだけではなく、医療スタッフの方との連携も重要になります。
入社後は、相手の状況を察して的確なコミュニケーションを取ることで、医療現場の一助になれれば幸いです。

営業事務

営業事務は、営業で使用する資料や見積書、契約書などの作成、顧客管理、電話対応、来客対応などを通して営業職をサポートします。
ビジネスマナーや会社の売り上げに貢献できる資料作成スキル、営業活動に必要な情報収集能力、コミュニケーションスキルをアピールすると評価につながるでしょう。

【例文】
私の強みは、営業提案に必要な情報を分析して資料の作成に反映させ、営業職の方を的確にサポートすることです。

私は前職でも営業事務職をしており、営業部署のサポート業務として商談に必要な資料の作成をしていました。
商談に使用する資料は、企業の売り上げに貢献する重要な要素であると考えております。
このため資料の作成時や商談終了後は、営業側の方に資料のフィードバックをいただき、現場の空気を共有してもらったうえで次の資料作成に活かしておりました。

営業成績に貢献するため、実際の営業に同行させていただいたこともあります。
貴社でも営業事務として営業部署の方々と密にコミュニケーションを取り、必要な情報収集を行いながら、経営活動を支えていきたい所存です。

職務経歴書の自己PR例文を参考に事務職へ転職しよう

職務経歴書の自己PRでは、事務職としての即戦力やポテンシャルの高さを伝える必要があります。
まずは自身のスキル・経験の棚卸しをして、次の職場に活かせるアピールポイントを見つけてみてください。
上記で紹介した自己PR例文を参考に魅力的な職務経歴書を作成し、事務職への転職を成功に導きましょう。

執筆者について

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