アルバイトを始めると、シフト調整や事務連絡を行うために、アルバイト先のLINEグループに招待されることがあります。
LINEグループに参加したら、これからお世話になる職場の人に覚えてもらうために、一言挨拶をしましょう。
また、アルバイトを退職する際にも、挨拶をしたうえでLINEグループを退会する必要があります。
今回の記事では、アルバイトのLINEグループにおける参加時・退会時の挨拶について、マナーや例文を紹介していきます。
目次
アルバイトのLINEグループ参加時の挨拶
新しいアルバイト先でLINEグループに参加したら、はじめに挨拶をすると、職場の円滑な人間関係を作るきっかけを作れるでしょう。
ここでは、LINEグループで挨拶をする際のポイントを見ていきます。
LINEグループに参加したら早めに挨拶する
LINEグループに参加したら、できるだけ早めに挨拶をしましょう。
LINEのトーク画面では、LINEグループに参加した人がいると「◯◯が参加しました」と表示されるため、新しい人が参加したこと自体はすぐに伝わります。
しかし、それだけでは、どのような人物が参加してきたのかまではわかりません。
参加と同時に自己紹介をすることで、新しいアルバイトのメンバーであることを認識してもらえます。
自己紹介と意気込みを簡潔に伝える
LINEグループに参加した際の挨拶は、簡潔に伝えましょう。
LINEグループに参加したばかりの頃は、やり取りの頻度や雑談の有無など、グループ内の空気感がわからないことも多いはずです。
挨拶の段階では、新しいアルバイトのメンバーが加わったという旨が伝われば良いので、あまり長い文章を送る必要はありません。
自分の名前やアルバイトへの意気込みを含めて、3行程度で簡潔に済ませましょう。
趣味や特技なども、一言程度であれば加えて構いません。
丁寧な文章を心がける
アルバイトのLINEグループ参加時には、丁寧な文章での挨拶を心がけましょう。
なかには、LINEグループでの普段の連絡を、くだけた文体で行っている職場もありますが、そのような場合であっても、最初の挨拶は「です・ます調」での記載が原則です。
また、LINEグループは、目上の先輩や、正社員など、さまざまな人が見ている可能性があります。
どのような方に対しても失礼に当たらない書き方をすることが大切です。
アルバイトのLINEグループ退会時の挨拶
アルバイトを辞める際は、アルバイトのLINEグループを退会する必要があります。
その場合にも、無言でLINEグループを退会するのではなく、一言挨拶してお互いが最後まで気持ち良く接することができるようにしましょう。
最終出勤日に挨拶する
アルバイトを退職する際には、LINEグループからも退会することになるでしょう。
退会の挨拶は、最終出勤日が終了した際に行うのが基本です。
出勤日が残っている状態で退会の挨拶をしてしまうと、その後の出勤で同僚と顔を合わせた際、お互いに気を使ってしまうかもしれません。
また、最終出勤日よりも前にLINEグループから退会してしまうと、急なシフト変更などの連絡が必要な際に不都合が生じてしまいます。
最終出勤日まではLINEグループに参加しておき、アルバイト先でのすべての仕事が終了したあとで、挨拶をしてLINEグループを退会しましょう。
簡潔に今までの感謝を伝える
LINE退会時の挨拶では、今までお世話になったことへの感謝の気持ちを伝えましょう。
アルバイト先の雰囲気にもよりますが、「3年間、大変お世話になりました」などと簡潔に伝えるだけでも問題ありません。
また、シフト制のアルバイトは、メンバー全員が集まる機会がなかなかないため、最終出勤日を把握していないメンバーもいるでしょう。
そのため、退会時には、本日が最終出勤日であったこと、直接ではなくLINEでの挨拶になってしまったことに対する断りを入れておくと、より丁寧な印象を与えることができます。
【状況別】アルバイト用LINEでの挨拶例文
ここでは、アルバイトのLINEグループにおける挨拶の例文を、参加時と退会時に分けて、それぞれ紹介します。
LINEグループ参加時
本日よりアルバイトとして働くことになりました◯◯と申します。
最初は右も左もわからず、ご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、早く一人前になれるよう精一杯頑張ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
LINEグループ退会時
◯◯です。
このたび引越しによりアルバイトを辞めさせていただくことになり、本日が最終出勤日となりました。
本来であれば直接挨拶をすべきところ、LINEでの挨拶となり失礼いたします。
アルバイトを始めてから約2年間、皆さまに助けていただき楽しく働くことができ大変感謝しております。
本当にありがとうございました。
アルバイトの挨拶LINEの注意ポイント
アルバイトのLINEグループで挨拶する際には、相手の顔が見えないからこそ、マナーを守りましょう。
ここでは、LINEグループでの挨拶で注意するポイントを3つ紹介します。
LINEを送る時間帯に気をつける
深夜や早朝など、非常識な時間帯に挨拶LINEを送ることは避けましょう。
人によっては、寝ている時間帯にLINEの通知が鳴り起きてしまうかもしれません。
LINEグループに入った時間帯が夜の遅い時間帯だった場合は、一晩おいて次の日に挨拶してください。
LINEは手軽なツールだからこそ、夜寝る前にスマートフォンを触り、何気なくLINEを送ってしまいがちかもしれません。
アルバイトの同僚は友達ではなく、仕事仲間であることを忘れずに行動しましょう。
返信の有無は気にしない
アルバイトのLINEグループによっては、会話のやりとりがあまりなく、挨拶に既読がついても特に返信がない状況もあるかもしれません。
しかし、返信がないからといって、「無視されているのではないか」と気にしたり、不安になるのは辞めましょう。
「既読をつけていればメッセージを受け取ったことになる」「返信をすることで相手にも返信を強いてしまうためあえて返信をしない」などと考えている人もいます。
既読さえついていれば、相手がLINEを読んで受け取ってくれていると考えましょう。
返信はまとめて行う
反対に、挨拶LINEを送ると複数の人から返信がくる場合もあります。
LINEグループの参加人数が多いのであれば、できるだけまとめて返信しましょう。
個々人に対して返信をしているとLINEグループの通知が多くなり、業務上本当に必要なメッセージを見落としてしまったり、迷惑に感じられてしまうこともあります。
「皆さま温かく迎え入れてくださりありがとうございます。早く即戦力になれるよう頑張りますので、あらためてよろしくお願いいたします」など、ある程度の返信が来たらあらためて挨拶すれば良いでしょう。
アルバイトのLINE挨拶で好印象を与えよう
アルバイト先でLINEグループに参加したら、まずは丁寧に挨拶をしましょう。
マナーを守りつつ、丁寧に挨拶をすることで、これから一緒に働く相手に対して、良い第一印象を与えることができます。