「履歴書の本人希望記入欄って何を書けば良いの?」
「本人希望記入欄の記入例を見たい」
アルバイトの履歴書を書くにあたって、このような悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。
履歴書の本人希望記入欄は、文字どおり本人の希望を書くスペースですが、何を書いても良いというわけではありません。
この記事では、本人希望記入欄に書くべき内容や、記入例を紹介しています。
アルバイトの履歴書で悩んでいる方は、参考にしてください。
目次
アルバイトの履歴書の本人希望記入欄には何を書くべき?
アルバイトの履歴書の本人希望記入欄に書くべき内容は、以下の3つです。
- 希望する職種
- 勤務可能日数や時間帯・曜日
- 希望勤務地や店舗・通勤方法
順番に説明します。
希望する職種
アルバイト先が接客・調理・宅配など、募集している職種が複数ある場合は、本人希望記入欄に自分の希望する職種を、以下のように書きましょう。
● 「希望職種:調理スタッフ」
● 「希望職種:フロアスタッフ」
希望職種は、アルバイト先が出している募集職種のなかから選択します。
募集されていない職種を書いてはいけません。
勤務可能日数や時間帯・曜日
アルバイトできる時間や曜日に限りがある場合、本人希望記入欄に記載し、採用担当者に伝えておきましょう。
● 「勤務可能日数:週3~4日」
● 「勤務可能曜日:月・水・木・土曜日」
● 「勤務可能時間:10~15時まで(事前に相談いただければ時間変更の対応可能です)」
「平日の昼間」や「土日のみ」など、具体的に本人希望記入欄に記載しておくと採用担当者に伝わりやすいです。
希望勤務地や店舗・通勤方法
全国チェーン店や大手企業は、複数店舗のアルバイト募集を一括で行うケースがあります。
勤務地や勤務したい店舗が決まっている場合は、本人希望記入欄に記載してください。
● 「希望勤務地:第一希望〇〇店、第二希望△△店、第三希望☐☐店」
● 「希望勤務地:〇〇市内であればどこでも大丈夫です」
● 「自宅から車での通勤を希望します」
なお、第一希望のみを記載すると、第一希望が無理な場合は働けないと思われる可能性があります。
勤務が可能であるのなら、第ニ、第三希望まで記入すると、採用される可能性が高くなるでしょう。
また、通勤手段を事前に決めている場合も本人記入欄に記載しましょう。
仮に車で通勤しようと考えていても、希望先の店舗は駐車場が狭く車での通勤を禁止している場合もあるため、事前に申告しておくと採用担当者も助かります。
アルバイトの履歴書の本人希望記入欄に書いてはいけないこと
アルバイトの履歴書の本人希望記入欄には、書いてはいけないことがあります。
内容は以下のとおりです。
- 金銭的な待遇に関すること
- 希望条件以外に関すること
順番に説明します。
金銭的な待遇に関すること
本人希望記入欄には、金銭的な待遇に関することを書いてはいけません。
アルバイトの時給や交通費の支給の有無は、募集要項に書かれているケースが多いため、あえて履歴書に書く必要がないからです。
もしも募集要項に書かれていない場合は、面接の際に口頭で質問するようにしましょう。
金銭的な待遇に関することを書いたからといって、希望が通る可能性は極めて低いです。
それどころか、マナー違反ととらえられ、不採用になるかもしれません。
希望条件以外に関すること
本人希望記入欄に希望条件以外のことを書くのは避けてください。
例えば、自己PRや保有資格については書いてはいけません。
本人希望記入欄は、あくまで本人の希望を伝える場所です。
的外れな内容を書いてしまうと、ルールを守らない人、コミュニケーション能力が低い人と思われてしまいます。
本人希望記入欄は仕事をするうえで希望する内容を記載しましょう。
アルバイトの本人希望記入欄を書く際のポイント
本人希望記入欄を書く際のポイントは以下の3つです。
- 一目でわかる書き方を意識する
- 募集要項にマッチさせる
- 理由を添える
順番に説明します。
一目でわかる書き方を意識する
本人希望記入欄は一目でわかるような書き方を意識しましょう。
採用担当者は多くの応募者の履歴書に目を通すため、長文で読みにくい書き方をすると、正確に伝わらない可能性があります。
おすすめは「箇条書きで要点だけを簡潔に書く」です。
以下に、良い例と悪い例をそれぞれ紹介します。
● 勤務可能日:週5日
● 勤務可能時間:9~13時
● 通勤方法:自家用車での通勤希望
【悪い具体例】
私は一週間のうち5日程度働けます。出勤シフトは9~13時でお願いします。通勤方法は車での通勤を考えています。よろしくお願いします。
具体例を参考に、自分の希望条件をわかりやすく記載しましょう。
募集要項にマッチさせる
希望する職種や勤務可能日、時間帯は募集要項に沿った内容で記載します。
募集要項と異なる希望は書かないようにしましょう。
例えば、土曜日、日曜日に働けるアルバイトを募集しているにも関わらず、本人記入欄に平日しか働けないと書いたら、採用される可能性は低いです。
理由を添える
働けない時間や働けない曜日がある場合は、以下の例のように理由を簡潔に添えましょう。
● 勤務可能時間:10~16時(保育園の送迎があるため)
● 勤務可能日:週5日(2日に1回通院の必要があるため)
上記のように働けない理由を記載していれば、採用担当者もわかりやすいです。
理由もなく条件だけを記載するとイメージが悪くなるため、可能な範囲で理由も一緒に書きましょう。
アルバイトの履歴書の本人希望記入欄に関するよくある質問
アルバイトの履歴書の本人希望記入欄に関する、よくある質問を紹介します。
- 本人希望記入欄に書く内容がない場合は「特になし」で良い?
- アルバイトを掛け持ちして働きたい場合は履歴書の本人希望記入欄に書いたほうが良い?
- 本人希望記入欄に子供の送迎時間や扶養内で働きたいと書いても大丈夫?
- 高校生・大学生で履歴書の本人希望記入欄に書いたほうが良い内容は?
順番に紹介していきます。
書く内容がない場合は「特になし」で良い?
本人希望記入欄に書く内容がない場合は、「勤務条件は貴社の規定に従います」と書いてください。
「特になし」と記載すると、「マナーがない」「一般常識がない」などと思われ、採用される可能性が低くなるでしょう。
本当は勤務条件に希望がないのに、無理やり条件を作るのも良くありません。
条件がないのであれば、空欄にせず、上記の一文を記載しましょう。
アルバイトを掛け持ちして働きたい場合は履歴書の本人希望記入欄に書いたほうが良い?
アルバイトを掛け持ちしたい場合は、他のアルバイト先で働いている事実を書きます。
現在のアルバイト先では掛け持ちOKでも、応募先ではNGの可能性もあるからです。
掛け持ちしている事実を隠したまま働き、あとから発覚するとトラブルになる可能性があります。
掛け持ちをしている場合は、その旨と働けない日を本人希望記入欄に記載しましょう。
本人希望記入欄に子供の送迎時間や扶養内で働きたいと書いても大丈夫?
子供の送迎や、扶養内で働きたいなどの希望は記載しても問題ありません。
その際には、「保育園の送迎時間:16時30分」「年間103万円以内」など、採用担当者に伝わるよう具体的に書きましょう。
具体的な時間や金額がわかれば雇用する側もシフトやスケジュールを考えやすくなり、採用を前向きに検討できます。
高校生・大学生で履歴書の本人希望記入欄に書いたほうが良い内容は?
高校生や大学生は、わかる範囲で以下の点を書いておくと、採用担当者が検討しやすくなります。
- 長期休暇のスケジュール
- テストで働けない期間
夏季休暇や冬期休暇などの長期休暇や、長期休暇中に働けない期間がわかっているのであれば記載します。
テスト中の学生が働きにくいことは採用担当者も理解しているので、遠慮なく書きましょう。
ぎりぎりまで働けないことを黙っておき、直前に報告すると、職場に迷惑をかけてしまいます。
アルバイトの履歴書の本人希望記入欄はゆずれない条件に限って書こう
アルバイトの履歴書の本人希望記入欄に書くべき内容は以下のとおりです。
- 希望する職種
- 勤務可能日数や時間帯・曜日
- 希望勤務地や店舗・通勤方法
上記の希望がある場合は本人希望記入欄に記載し、採用担当者に伝えます。
ただし、以下の書き方に沿って記載するのがおすすめです。
- 一目でわかる書き方を意識する
- 募集要項にマッチさせる
- 理由を添える
採用担当者にこちらの希望を伝えつつ、良いイメージを与えられると、採用されやすくなるでしょう。
アルバイトの履歴書の書き方について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。