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面接で好きな言葉を質問されたら?回答例と伝え方のポイントを紹介

「面接で好きな言葉を質問されたけど答え方がわからない」
「企業が面接で好きな言葉を聞く理由を知りたい」

このようなことで悩んでいませんか?

面接で好きな言葉を聞くのには理由があり、面接官の意図に合った回答をする必要があります。
言葉選びはもちろん、答え方も面接官は見ているため、伝えたいことを明確に理解してもらえるように回答しなければなりません。
この記事では、面接で好きな言葉を質問された際の例文や答え方のポイント、注意点などを解説しています。

面接で聞かれる「好きな言葉」の回答|例文一覧

面接で好きな言葉を質問されたときの回答例を紹介します。

  • ありがとう
  • 継続は力なり
  • 一期一会
  • 努力
  • 七転八起

例文を参考に、自身の好きな言葉の回答を考えてみましょう。

好きな言葉の例文:「ありがとう」

好きな言葉「ありがとう」の例文を紹介します。

私の好きな言葉は「ありがとう」です。
日常のさまざまな場面で「ありがとう」をいう機会は多いものです。

常に周囲に感謝の気持ちを持つことで、日々の生活のなかで当たり前になっていることのありがたさに気付けます。
「ありがとう」の言葉とともに日々の暮らしを思い返すと、家族や友人がいてくれること、大学で好きな勉強ができていることなどのありがたみを再確認できます。

仕事をするときも、日々感謝の気持ちを忘れないようにします。
さらに、謙虚な気持ちで仕事に取り組みたいです。

好きな言葉の例文:「継続は力なり」

好きな言葉「継続は力なり」の例文を紹介します。

私の好きな言葉は「継続は力なり」です。
継続すれば目標に近づけることを学びました。

小学校から12年間サッカー部に所属しました。
高校時代に所属していたサッカー部では、上手な選手が多くいたため、レギュラーを取れませんでした。
自分と同じポジションでレギュラーの先輩と自分の能力を比較しました。

試合に出場して、勝利に貢献したい一心で、自分に足りない部分を徹底的に分析した
結果、タイミングよく正確なパスができていないことに気付きました。
練習終わりに個人練習を1時間、1年間毎日続けました。
結果、レギュラーを勝ち取り、試合に出られるようになりました。

御社に入社したら、できない課題を分析し、コツコツと努力し続ける強みを活かして貢献したいと思っています。

好きな言葉の例文:「一期一会」

好きな言葉「一期一会」の例文を紹介します。

私の好きな言葉は「一期一会」です。
私が「一期一会」という言葉を好きになったのは、大学生のときに行ったインド旅行がきっかけです。

インドを旅行しているときに体調を崩したことがあります。
その際に、見ず知らずの人が介抱してくれました。
その経験があってから、人との出会いを大切にするようになりました。
その結果今では、住む地域も異なる友人がたくさんいます。
自分には思いつかないような発想をくれたり、相談に乗ってくれたりします。

仕事でも、人と人とのつながりは大切だと思います。
社会人になっても「一期一会」を大切に、お客様や同僚との信頼関係を築いていきたいです。

好きな言葉の例文:「努力」

好きな言葉「努力」の例文を紹介します。

私の好きな言葉は「努力」です。
努力は、目標を達成するために必要であり、成功につながる重要な要素です。

努力をすることで、自分を成長させ、さらに自信を持つこともできます。
また、努力は失敗から学び、次に向けて進むための力となるはずです。

仕事でも、常に全力を尽くし、課題に真摯に取り組む姿勢を持って努力して目標を達成します。

「努力」とは、特定の目標を達成するために、全力で取り組むことを指します。
人生において成功や幸福を手にするためには、努力は不可欠な要素です。

好きな言葉の例文:「七転八起」

好きな言葉「七転八起」の例文を紹介します。

私の好きな言葉は「七転八起」です。
人生において、何かを達成するためには、失敗や挫折を経験することが必要不可欠です。
しかし、そのような困難に直面したときに、諦めずに立ち上がり続けることが大切だと思います。

私はどのように困難な状況でも諦めずに前向きに取り組むことができるため、この精神を仕事でも活かし、成功に向かって努力し続けます。

挫折や逆境を乗り越える絶対に諦めない姿勢、繰り返し立ち上がる精神性などをアピールできます。
挫折や困難な状況が訪れたときこそ、その先に成功や成長のチャンスが待っていると信じていることを伝えましょう。

好きな言葉の例文:「信念」

好きな言葉「信念」の例文を紹介します。

私の好きな言葉は「信念」です。
信念はどのように困難な試練があろうとも、進むべき道を示し、進む力を与えてくれます。
また、信念は他の人々との協力や共感を生み出す要因でもあるため、共通の信念を持つ人々は、協力しやすく、一緒に目標を達成するためのチームを形成することができるはずです。

自分の信念を持つことで、価値観や目標を明確に伝えることができるため、仕事でも貢献できます。

信念は、自分の行動を導く重要な要素であり、自分の目指す目標や大切にする価値観に基づいて行動することで、努力に対するモチベーションを維持し、困難を乗り越える力を得ることができます。

面接官が好きな言葉を聞く理由

面接官が好きな言葉を聞く理由

面接官が面接で「好きな言葉」を聞く理由を2つ紹介します。

  • 学生の価値観や人柄を把握するため
  • 学生が自社の社風と合うか確認するため

面接官には質問する理由があるため、意図を理解し適切な回答をする必要があります。

価値観や人柄の把握

面接官は志望者の価値観や人柄を知るために、好きな言葉を聞いています。
映画やアニメの主人公のセリフを好きな言葉としている人もいるでしょう。
キャラクターへの好感から、そのセリフに思い入れを持つこともあるかもしれません。

しかし、面接官が知りたいのは「あなたが好きな人やキャラクター」ではなく、「あなたの考え方や哲学」です。
なぜそのキャラクターに共感するのか、そのセリフのどのようなところが心に響いたのか、具体的に述べる必要があります。
好きな言葉を答える際には、その背景に自身の価値観や人柄が垣間見えるような回答を心がけましょう。

社風と合うかどうかの確認

応募者が、自社の社風と合っているかを確かめるために好きな言葉を質問します。
面接官が一番避けたいのは、ミスマッチによる早期退職です。
いくら優秀な人でも、社風に合わなければ仕事を続けていくことが辛くなることがあります。

また、ベンチャー企業と大手企業では、求められる人物像が異なるでしょう。
好きな言葉も、企業が求めている人物像に合った言葉を選ぶべきです。
そのためには、事前に企業理念やポリシーなどを確認しておく必要があります。

面接で好きな言葉を伝えるときのポイント

面接で好きな言葉を伝えるときのポイント

好きな言葉を伝えるときに、押さえておいたほうが良いポイントがあります。
説得力のある回答をするために、以下のポイントを確認しておきましょう。

  • 「自分の価値観」と「社風に合う」言葉を選ぶ
  • 選んだ言葉の意味をよく調べて正しく理解しておく
  • 結論から答える
  • 好きな理由を伝える
  • 自分の強みや人柄と関連性を持たせる

「自分の価値観」と「社風に合う」言葉を選ぶ

好きな言葉を選ぶ基準は、自分の価値観を示す言葉かつ、志望する企業の社風に合う言葉です。
まずは自己分析をして、自分の人柄や強みを含めた価値観を把握する必要があります。
次に志望する企業を研究し、社風に合うかどうかを確認してください。
企業研究の際は、企業理念や経営者、創業者などの言葉を参考にしましょう。

好印象だけを考え、自分の価値観と異なる言葉を選んではいけません。
自己PRや志望動機とかみ合わなくなるからです。
逆に自分の価値観を優先しすぎると、企業の社風に合わない言葉を選んでしまうこともあるでしょう。
バランスよく好きな言葉を選ぶ必要があります。

選んだ言葉の意味をよく調べて正しく理解しておく

好きな言葉として選んだ言葉の意味を、きちんと理解しておくことも重要です。
安易な考えで「好きな言葉」を選んで答えてしまうと、ボロが出てしまうかもしれません。
言葉の意味や背景を詳しく調べておく必要があります。

具体例として「馬子にも衣裳」ということわざを例に、誤解しているケースを見てみましょう。

  • 馬子→馬をひく人:OK
  • 馬子→孫:NG

また、面接官の追及にも備えておく必要があります。

  • 偉人の名言:どのタイミングでいったのか
  • ことわざ・古事成語・熟語:意味や成り立ち

上記のような内容とセットで準備しておくのがおすすめです。

結論から答える

面接で好きな言葉を聞かれた際は、まず結論を伝えましょう。
結論を最後のほうに述べると、面接官に何が言いたいのかわからないと思われるかもしれません。
簡潔でありながら、中身の濃い回答をするためにも、結論は最初に伝える必要があります。

良い言葉を選択し、気持ちの面で意欲的かつポジティブであっても、回答の仕方を誤ると面接官にうまく伝わらず、印象が悪くなる可能性があります。
さらに、コミュニケーション能力が低いと評価されるかもしれません。
面接官に自分の伝えたいことを理解してもらいやすくするためにも、結論を最初に話す必要があります。

好きな理由を伝える

好きな言葉を伝えるだけでは不十分なため、なぜその言葉を選んだのか、必ず理由も伝えましょう。
自分自身を客観的に見られていることが伝わり、人柄に加えて、冷静さや的確な判断力などもアピールできます。

理由を説明する際は、具体的なエピソードを交えて説明するのが効果的です。
自分の経験を織り交ぜながら話せば、言葉に重みや説得力が加わります。
エピソードは、部活やアルバイト、趣味などの内容で構いません。
努力した経験や学んだことを、好きな言葉に絡めて説明するのが大切です。

自分の強みや人柄と関連性を持たせる

好きな言葉は、自己PRでアピールした強みと関連性を持たせることも大切です。
自己PRと矛盾していると一貫性がないと感じられ、評価が低くなるかもしれません。

例えば、自己PRで「その場の状況に応じて臨機応変に対応できる」ことをアピールしたとします。
一方で好きな言葉は「初志貫徹」であると伝えると、臨機応変に対応するのか、初志貫徹で 意志を貫くのかどちらかわかりません。
面接官の印象に残りづらいため、自己PRと関連しない内容や、矛盾する言葉を選ばないよう注意してください。

面接で好きな言葉を答えるときの注意点

好きな言葉を答える際の注意点を紹介します。

  • 「特にありません」と答えない
  • 聞き馴染みのない言葉やネガティブな言葉は避ける
  • 「好きな言葉」以外の表現で聞かれることもある

「特にありません」と答えない

好きな言葉に限らず、面接全般において「特にありません」と答えるのは基本的に良くありません。
面接官に自社に興味がないのかと思われるため、注意が必要です。

聞かれそうな質問に対して、事前にしっかりと準備して面接に臨むのがおすすめです。
また、想定外の質問にも臨機応変に対応できると、面接官に好印象を与えられるはずです。

聞き馴染みのない言葉やネガティブな言葉は避ける

面接官が知らない「好きな言葉」は共感が得られないため、聞き馴染みのない言葉も避ける必要があります。
よほどの思い入れがない限り、聞き馴染みのない言葉は選ばないほうが良いでしょう。

また、ネガティブな言葉を使うと、面接官の印象が悪くなるため、避ける必要があります。
面接では採用したいと思ってもらう必要があるため、ポジティブな言葉を選ぶのがおすすめです。

「好きな言葉」以外の表現で聞かれることもある

好きな言葉ではなく「座右の銘」と質問されることもあります。
上述しましたが、好きな言葉の回答では、好きな言葉とそれを選んだ理由を通して、あなたの価値観や人柄を伝える必要があります。
そういう意味では、座右の銘の質問も、好きな言葉の質問と同じです。
自分の人生の指針や励ましとなるような言葉を答えましょう。

厚生労働省の「公正な採用選考の基本」では、実は好きな言葉や座右の銘などは、人生観や生活信条を問うことにあたり、就職差別に該当する可能性があります。
そのため、自己PRや長所、短所などに比べると聞かれる機会は少ないかもしれません。

面接で座右の銘を聞かれたときの答え方や例文は下記の記事をご参照ください。

面接で答える「好きな言葉」がない?見つからない?

面接で答える「好きな言葉」がない?見つからない?

好きな言葉がない方や見つからない方のために、好きな言葉を見つける方法を紹介します。

  • 本やアニメ、映画などを参考にする
  • 両親や親戚など身近な人の言葉を用いる
  • 辞書やインターネットで調べる

上記のような方法で好きな言葉を見つけてみましょう。

本やアニメ、映画などを参考にする

本や映画、アニメなどには、心に響く言葉がたくさんあります。
好きな作品の言葉を参考にしてみましょう。
格言や深い言葉のなかには、本や映画を通して世間に浸透しているものもあります。
幅広いジャンルの本や映画に目を通すことで、自分では気がつかなかった、新しい一面に気がつくかもしれません。

両親や親戚などの身近な人の言葉を用いる

ご家族や親戚など、特に長い時間をともに過ごした人の言葉は、自分の考え方などにも影響を与えています。
身近な人の言葉で心に残っているものを回答するのも良いでしょう。
有名ではない個人の言葉でも問題ありません。
自分の人柄や考え方などを伝える必要があるため、その場限りの言葉ではなく、現在も自分の人生の指針になるほどに影響を受けた言葉を選ぶのがおすすめです。

辞書やインターネットで調べる

自分がアピールしたいエピソードや考え方などが固まっている人は、辞書やインターネットで条件に合う言葉を検索してみるのもおすすめです。
自身のアピールポイントや語りたいエピソードを、端的に印象付けられる言葉を探してみましょう。
インターネットで好きな言葉を調べる際は、自分の長所や短所などを加味して言葉を選ぶことが大切です。

面接で好きな言葉を聞かれる意図を理解して適切な回答をしよう

面接で好きな言葉を聞かれた際の例文を紹介しました。
自分の好きな言葉で作成する際の参考にしてください。

また、面接官が好きな言葉を聞く理由を理解しておくことで、答え方が変わってくるはずです。
面接官は、人柄や価値観、社風と合うかなどを確認したいと思っています。

他にも、好きな言葉を伝える際のポイントや注意点、見つけ方なども、しっかりと確認する必要があります。
面接官が好きな言葉を質問する意図をしっかりと理解して、伝える際のポイントを押さえた適切な回答を準備しましょう。

執筆者について

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