面接を受けた際には、面接官の反応や面接全体の雰囲気を思い出して、浮かれたり落ち込んだり、手応えの有無を感じることもあるでしょう。
面接で手応えを感じないと、落ちたのではと不安になる人も多いと思います。
そこで今回は、手応えなしの面接で合格することもあるのかや、面接で手応えを感じられない理由などを解説します。
手応えなしの面接でも受かるパターンや、手応えなしの面接後に不安な場合の過ごし方も紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
目次
手応えなしの面接でも不合格とは限らない
面接の雰囲気などから明らかに不合格だと感じることがありますが、手応えはあくまで志望者側の主観です。
そのため、手応えなしの面接でも必ずしも不合格とは限りません。
以下で手応えと合否の関係について解説するので、不安になる前に確認してみましょう。
面接に手応えがあっても不合格の場合がある
手応えの有無は結果を確実に示すものではなく、面接に手応えがあっても不合格の場合はあります。
スムーズに受け答えができていても、マニュアルどおりの回答ばかりでは、コミュニケーション力が評価されるとは思えません。
また、面接会場の雰囲気は、面接官個人の考えや感じ方、また志望者の受け取り方にもよるため、実際の合否を決定するものではないのです。
手応えは主観的な考えであり、面接が手応えどおりの結果になるとは限らないということを念頭に置いておきましょう。
手応えなしでも面接を通過する場合がある
手応えなしでも不合格とは限らず、面接を通過する場合もあります。
合否を判断する基準は企業が決めるものであり、面接でのスムーズな受け答えや素晴らしい経歴が合格の基準であるとは限りません。
面接がボロボロでも熱意が伝わって合格することもあり、手応えなしでも面接を通過したというケースも多いです。
手応えがなくても落ち込んだりせず、次の選考に備えて気持ちを切り替えておきましょう。
面接がボロボロで不安な人は、以下の記事も参考に気持ちを切り替えてみてください。
面接が手応えなしと感じられる理由
面接で手応えなしと感じてしまうのには、以下のような理由があります。
- 面接官がよくある質問しかしなかった
- 会話中に沈黙があった
- 面接官の反応が悪かった
- 面接が短時間で終わってしまった
以下で手応えがない理由について詳しく解説するので、不安な場合の参考にしてみてください。
面接官がよくある質問しかしなかった
面接官がよくある質問しかしなかった場合に、手応えがないと感じることがあります。
ありきたりな質問ばかりでは、応募者の人柄を聞き出そうという意欲を感じないため、手を抜かれているような気がして手応えを感じにくいでしょう。
しかし、面接を開始した時点で企業に必要な人材だと判断されていたら、突っ込んだ質問をしてこないこともあります。
質問内容によっては手応えを感じにくいこともありますが、合否と質問内容は別だということを念頭に置いておきましょう。
会話中に沈黙があった
会話中に沈黙があった場合も、面接に手応えなしと感じがちです。
緊張のしすぎで頭が真っ白になってしまったり、予想外の質問に戸惑ってしまったりと、うまく答えられず会話中に沈黙してしまうこともあるでしょう。
もちろん沈黙がなくスムーズに受け答えできるに越したことはないですが、沈黙だけで合否が決まることはあまりありません。
むしろ沈黙を避けるために筋の通らない話をするほうが印象は良くないため、話がまとまらないときは少し時間をもらって考えてから答えるようにしましょう。
面接官の反応が悪かった
面接官の反応が悪いのも、面接が手応えなしと感じる理由です。
事務的に話を進められ、淡々と面接が終わったり、面接官の表情や反応が良くなかったりすると、面接に手応えがなかったと感じてしまいます。
しかし、面接の場で緊張感を出すためにあえて好意的ではない反応をしたり、選考を次に進めるのが確実な場合に淡々と終わらせたりすることもあります。
必要事項だけを確認するための面接もあるため、面接官の反応だけでは合否を判断することはできません。
面接が短時間で終わってしまった
面接が短時間で終わってしまうと、面接に手応えがないと感じてしまいます。
面接の平均時間は一次面接で15分前後、二次面接で30分〜1時間、最終面接では1時間ほどです。
面接の平均時間は目安であり、最終面接は短く終わることもあります。
企業によって短めに設定する場合や合格や不合格を短時間で判断した場合など、短時間で終わるのにはさまざまな理由があります。
必ずしも不合格だから短時間で終わるというわけではないため、面接の時間はそこまで気にする必要はありません。
手応えなしの面接後は何をすれば良い?
手応えなしの面接後は合否が気になって不安になってしまうものですが、考え込んでいても終わったことは変えられません。
合否がわかるまでの時間を有意義に使うためにも、以下のようなことを実践してみてください。
面接を振り返って今後の参考にする
手応えなしの面接後は、面接を振り返って今後の参考にしましょう。
手応えなしの面接後にやるべきこととしては次のとおりです。
- 持ち物の確認や応募先の情報収集など事前準備ができていたか振り返る
- 面接官の態度や質問内容など面接の詳細を振り返る
- 自己PRや逆質問など面接内容の改善点を考える
手応えがなかったことで面接を振り返り反省することは大切ですが、結果は連絡がくるまでわからないため、考えすぎずに次の試験や面接の参考にするのが良いでしょう。
合否がくるまで心を落ち着かせる
面接で手応えがなかったとしても、合否がくるまでは心を落ち着かせて過ごしましょう。
終わった面接に対していくら考えても合否は変わりません。
考え込んでいても時間がもったいないので、楽しいことを考えて気持ちを切り替えるのがおすすめです。
不安になったら「考えるのは終わり」と気持ちを切り替えたり、「不安なときのほうが受かっている」などと言い聞かせたりしてみてください。
万が一面接で落ちたとしても連絡はくることが多いため、連絡がくるまでは落ち着いて過ごしましょう。
手応えなしの面接でも受かった人のパターン
手応えなしの面接でも、合格するケースもあります。
そうしたケースでは、受かっているからこそ手応えを感じにくいということもありうるのです。
受かった人のパターンでは共通していることがあるので、手応えのない面接で受かるのはどのようなパターンなのか、以下の解説を読んで確認してみましょう。
要点を押さえた回答をできていた
面接で要点を押さえた回答をできていた場合、手応えなしの面接でも受かっていることがあります。
面接時間の長さや面接官の反応など、志望者が感じる手応えは面接官の価値観とは異なることがあるため、手応えの有無よりも受け答えの中身がどうだったかのほうが重要です。
事前に入念な準備をしたうえで、落ち着いてしっかりと受け答えができていれば、手応えを感じる面接でなくとも十分に受かる可能性はあります。
面接前からほぼ採用を決められていた
面接前からほぼ採用を決められていた場合、手応えなしの面接となることがほとんどです。
企業の採用基準によっては、面接で見ることができる人柄やコミュニケーション力をそこまで重視していないことがあります。
応募書類に書いたスキルや自己PRなどで、事前に必要な人材であると判断していた場合、面接の開始直後に内定を決める可能性も高いでしょう。
書類選考のみで内定が決まるケースは多くありませんが、事前に志望者が企業に必要な人材だと判断されていた場合、面接の手応えに関係なく受かることがあります。
他の応募者にはない回答があった
他の応募者にはない回答をした場合、手応えなしの面接でも受かることがあります。
ありきたりな質問ばかりされると手応えを感じにくいものですが、あなたの回答に独自性があって他の応募者と差別化できていれば、面接を通過する可能性は高いです。
ありきたりな質問ばかりだったからと落ち込む必要はなく、ありきたりな質問にも個性を発揮して面接官の印象に強く残っていれば、内定をもらえる可能性は十分にあるといえるでしょう。
手応えなしの面接でも採用されることもある
手応えの有無は応募者側の主観でしかないため、手応えなしの面接でも採用されることもあります。
面接で以下のようなケースがあると、手応えがないと感じてしまいがちです。
- よくある質問しかされなかった
- 沈黙があった
- 面接官の反応が悪かった
- 面接が短時間で終わってしまった
手応えなしの面接でも、要点を押さえた回答で他の応募者と差別化ができていたり、採用が確実であったりした場合は、合格となることもあります。
終わったことを考え込んでも結果は変わらないため、合否がわかるまでは気持ちを切り替えて過ごしましょう。