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面接の手応えとは?有無の判断材料を解説

面接が終わってから合否発表までのあいだは、不安な気持ちになるものです。
このとき面接に対して手応えがあれば、少なからず冷静に待っていられるでしょう。
一方で、面接の手応えの有無をどこから判断すれば良いかわからないという方も多いかもしれません。

本記事では、面接の手応えとは何なのかや、手応えの有無を判断する材料を詳しく解説します。
面接の手応えは応募者の主観的なものですが、判断基準を知っておくことで合否の予想がつきやすくなるため、不安を和らげるための一助としてみてください。

面接の手応えとは?

面接の手応えとは?

面接の手応えとは、面接での受け答えなど応募者の働きかけに対して、面接官や面接全体を通して得られる反応のことです。
具体的には面接官の表情や態度など、手応えにはさまざまなサインがあります。
例えば「面接で話が盛り上がった」「質問が多かった」となれば手応えがあり、逆に「面接官の反応が薄かった」「短時間で面接が終わった」となれば手応えがないと感じやすくなるでしょう。

正解・不正解のある試験なら、解けた問題の量など確実な情報を踏まえて手応えを感じられます。
しかし、面接の場合は正解が明確ではなく、採用者側の反応など不確実な情報から推測するほかありません。

手応えの実態は曖昧ともいえるため、参考程度にとらえることが大切です。

面接の「手応えあり」の判断基準

面接の「手応えあり」の判断基準

面接で手応えがあると判断できる基準は、次のとおりです。

  • 面接官が自分に興味を示していた
  • 面接官が自分の回答に対して肯定的だった
  • 面接官が熱心にメモを取っていた
  • 面接時間が長かった
  • 面接官から入社後のアドバイスをもらった

それぞれ確認してみましょう。

面接官が自分に興味を示していた

手応えありの面接の判断基準として、面接官が自分に興味を示していたことが挙げられます。
例えば次のような質問から、応募者について知りたがるかもしれません。

  • 経験やスキルに関して
  • 現在の状況
  • いつから勤務が可能か

これらの質問に対してきちんと受け答えができていれば、さらに好印象へつながります。
手応えはあくまでも参考程度と考えたうえで、それぞれの質問の意図を詳しく確認してみましょう。

経験やスキルに関する質問が多かった

経験やスキルに関する質問を多くされた場合、面接官は応募者に興味を持っていると予想できます。
応募者の経験やスキルが職務とマッチしている、もしくは企業が必要としている能力であることを確かめる意図があるでしょう。

質問への回答に対してさらに深掘りした質問をされるようであれば、会話も弾んでよりアピールもしやすくなります。
経験やスキルについての質問はある程度想定できるため、スムーズに受け答えできるよう回答内容を事前に準備しておくのがおすすめです。

現在の状況を聞かれた

他社の選考状況や就活のスケジュールなど現在の状況を聞かれた場合、手応えありと考えても良いでしょう。
企業は採用を考えている応募者に他社の選考状況を聞くことで、なるべく他社よりも早く内定を出して応募者を確保しようとするケースがあります。

また就活の状況や今後のスケジュールを聞かれた場合も、内定を決定するにあたって本人の意思や入社の意向を確認しておきたい可能性が高いです。
第一志望の企業から状況を尋ねられたとき、自分の意思をしっかりと答えられると、より手応えのある面接になるでしょう。

いつから勤務できるか聞かれた

いつから勤務できるか聞かれた場合も、面接に手応えがあると考えられます。
採用する気がない応募者について、いつから勤務できるかを確認する必要はありません。
つまり、採用を予定しているからこその質問と受け取れるでしょう。

回答の際は、3ヵ月以内でなるべく早めの具体的な日にちを提示するようにしてください。
3ヵ月以上先の遠すぎる日付や「わからない」などと答えてしまうと、入社意欲が薄いと受け取られる恐れもあるため注意が必要です。

面接官が自分の回答に対して肯定的だった

面接官が自分の回答に対して肯定的な反応をしてくれる面接だと、手応えを感じやすいでしょう。
不採用の応募者に対して雑談をしたり質問を掘り下げたりと、わざわざ時間をかける必要はないといえます。
肯定的な反応をするのは、それだけ応募者の経験やスキルなどに好印象を持ってくれているためです。

ただし企業や面接官によっては、どのようなときも笑顔でポジティブな反応をすると決めていることもあります。
一概に合格者のみが肯定的な対応を受けられるとは限りませんが、手応えにはつながりやすいでしょう。

面接官が熱心にメモを取っていた

面接官が熱心にメモを取っていた場合、手応えがあると判断できます。
面接官のメモは、役員や人事部などに見せて社内で共有するためのものです。
採用会議の際などに、伝え漏れのないようにしたいという気持ちの表れともいえます。

自分との面接中にメモを取っていたということは、少なからず興味を持っている状態なので、合格フラグの一つとして考えて良いでしょう。

面接時間が長かった

面接の時間が長かった場合、時間を割くだけの価値がある人材として扱われていた可能性があります。
面接官は興味のある応募者からより深く話を聞こうとするため、そのぶん長時間におよびやすいことが理由です。
さまざまな業務が控えている状態で、不採用の応募者にまでかける時間はありません。

応募者の人間性がなかなか見えないことで面接時間が長くなることもありますが、質問が繰り返される場合は興味を持たれている可能性が高いといえます。

面接官から入社後のアドバイスをもらった

面接官から入社後のアドバイスをもらったときも、手応えを感じられます。
面接官はその応募者が自社で働いている姿を想像できていて、選考を通過してほしいと考えている可能性が高いでしょう。

また自社の魅力をアピールされた場合も、応募者の志望度を高めたい意図があると想像できます。
こうした助言があったら素直に受け入れ、入社に対する積極的な姿勢を示しましょう。

面接で手応えがあったのか不安なケース

面接で手応えがあったのか不安なケース

面接に手応えがなかったと不安に感じるケースとして、次の要素が考えられます。

  • よくある質問しかされない
  • 沈黙があった
  • 面接官の反応が悪い
  • 面接の時間が短い

面接の手応えに明確な判断基準はないものの、上記のようなことがあると不安になるかもしれません。
しかし、手応えがあっても不合格になる場合や、手応えがなかったのに合格する場合もあります。
手応えの有無にこだわりすぎず、次の選考に備えて気持ちを切り替えるようにしましょう。

それでも不安に感じてしまう方は、こちらの記事も参考にしてみてください。

面接の手応えは主観的にとらえず冷静に判断しよう

面接の手応えとは、応募者の発言や働きかけに対して、面接官や面接全体から得られる反応のことです。
例えば面接官からあれこれ質問されたり、自分の回答に対して肯定的な反応があったり、面接時間が長かった場合には手応えありと読み取って良いでしょう。

とはいえ、面接の手応えは応募者の主観的なものといえます。
過度に深刻にとらえるのではなく、参考程度に留めて冷静に判断することが大切です。

執筆者について

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