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面接のネクタイは何色が良い?効果的な柄も紹介

この記事の監修者
綿引亜衣
綿引 亜衣
【資格】
国家資格キャリアコンサルタント

【プロフィール】
総合人材サービス企業にて法人企業の採用支援、キャリアアドバイザー職に10年間携わる。名古屋での勤務経験があり、地域特性を踏まえた面接対策や、Uターン転職支援にも強みを持つ。これまで採用支援経験のある業界は広告・不動産・建設・消費財・通販業界など。その後求人サイトのマーケティング職を経て、現在は 総合人材サービス企業の広報業務に従事。

面接で着用するネクタイは、面接官へ与える印象を左右する重要なアイテムです。
ネクタイの色・柄によって誠実さや熱意をアピールすることも可能ですが、選び方を間違った場合、マナーを疑われてしまう場合もあります。

また、業界や仕事内容によって、色・柄の許容範囲が異なります。
非常識な印象を持たれないよう、ネクタイ選びのポイントをおさえておきましょう。

本記事では、面接におけるネクタイの色が与える印象と効果的な選び方、注意点を解説します。
履歴書の写真と同じネクタイを面接にも着けるべきか、夏場もネクタイは必須なのかなど、気になる疑問についても触れていきます。

ネクタイの色が面接官に与える印象

ネクタイの色が面接官に与える印象

色の持つ特徴や与える印象を知っておくと、面接に適したネクタイを選びやすくなります。
爽やかな雰囲気を出したい、入社への情熱を伝えたいなど、自分の演出したい印象に合わせたネクタイを選んでください。

ネクタイの色が与えるイメージと、面接では避けたほうが良いカラーを詳しく見てみましょう。

ネクタイが与える色別の印象

黒のスーツが威厳や風格、紺色のスーツなら知的さをアピールできるように、合わせるネクタイの色によっても人のイメージは左右されます。
うまく活用すれば、ネクタイの色から面接官に好印象を与えることも可能です。

ここではネクタイの色別に与える印象の違いを解説します。

ブルー系のネクタイ

ブルー系のネクタイは、誠実さや爽やかな印象など、幅広いイメージを表現できます。
濃い青や紺色なら、実直で真面目な性格を印象付けられるでしょう。
水色のネクタイは、フットワークが軽く明るい雰囲気をかもし出せます。

ブルー系は定番色ともいえるため、一般企業から金融系まで幅広い業界・職種に対応が可能です。
特に、紺色など濃いブルー系のネクタイは、銀行をはじめとする金融業界での定番ともいわれています。
なお、水色は涼しげなイメージも与えるため、冬場の面接では季節外れのコーディネートにならないよう注意しましょう。

赤系のネクタイ

赤系のネクタイは、活動的な人柄と仕事への熱意をアピールできます。
目に留まりやすく強い印象を残せるため、大切な場面で赤系のネクタイを着用するビジネスマンも少なくありません。

就職・転職活動で身につけるなら、入社の意志を強く伝えたいときや最終面接など、いわゆる勝負どころで選ぶのがおすすめです。
営業職やチームリーダーの募集では、エネルギッシュな人材を求める傾向にあります。
応募企業のカラーに合わせて、赤系のネクタイを身につけるのも良いでしょう。

幅広いビジネスシーンで受け入れられるのは、赤系のなかでも落ち着いたえんじ色です。
鮮やかな赤系のネクタイは、応募企業のカラーではない限り避けたほうが無難です。

グレー系のネクタイ

グレー系のネクタイは、落ち着いた雰囲気や頼り甲斐のあるイメージを表現できます。
ダークグレーの無地だと質素に見えてしまう可能性もありますが、薄いグレー系で模様が入っているネクタイなら個性を出しつつ上品さを演出できるでしょう。

グレー系のネクタイが好まれるのは、信用と安定感を求められる業界、職種です。
例えば金融企業・教育業界・公共機関など、真面目さや真摯な姿勢を求める職場に応募する際は、グレー系のネクタイを選んでください。

ただし、これらの業界の面接では無地、または薄い柄のネクタイが基本です。
柄のないグレー系のネクタイを選びましょう。

グリーン系のネクタイ

グリーン系のネクタイは、和やかさや穏やかさを表現できます。
周囲と協力して物事を進められるような協調性をアピールできるため、リゾート業界やリラクゼーション系の企業など、チームワークを重視する職場の面接には最適です。

さらに、深いグリーンなら大人の落ち着きを、明るいグリーンなら若々しさを演出できます。
ただし、落ち着いた雰囲気になりすぎると面接官の目に留まりにくくなる可能性もあるため、柄や小物で個性を出すなど工夫して取り入れましょう。

要注意もしくはNGなカラー

面接にふさわしくない色やTPOにそぐわない色のネクタイは、面接官に与える印象を悪くする恐れもあります。
ここからは、ネクタイの要注意カラー・NGカラーの例を確認してみましょう。

ピンク・イエロー系のネクタイは要注意

ピンク系やイエロー系など、華美な色のネクタイを敬遠すべき業界・企業もある点に要注意です。
ピンク・イエロー系は、華やかで明るい雰囲気を出せるものの、個性が強く出すぎる可能性も高く、面接には不向きといえます。

美容業界やアパレル業界、ベンチャー企業など、服装が自由な業界・職種なら問題ないかもしれません。
しかし、応募企業のカラーに合わないと不適切と判断されかねないため、不安な方は避けましょう。

白・黒のネクタイはNG

白もしくは黒のネクタイは、冠婚葬祭を連想させるため面接にはふさわしくありません。
結婚式に礼服と白のネクタイ、葬儀に礼服と黒のネクタイを着用するのは社会人の常識でありマナーです。
それ以外の場面で白や黒のネクタイを身につけると、非常識ともとらえられかねません。

業界を問わずマナー違反となり得るため、白・黒のネクタイしか持っていない方は面接用に好みのカラーのものを調達しておくと安心です。

目立つ柄やロゴ、キャラクターデザインはNG

面接では、派手な柄や大きなロゴ入りのネクタイは避けましょう。
ペイズリー柄やブランドロゴ、キャラクターなどが目立つネクタイも要注意です。
ペイズリー柄はカジュアル、ブランドロゴはひけらかすような印象を与え、キャラクターは子どもっぽい印象を持たれる可能性があります。

面接時に効果的なネクタイの柄は?

面接のネクタイ選びで注意しなければならないのは、色だけではありません。
色合いに問題がなくても、柄がビジネスシーンにふさわしくないと好印象にはつながりにくくなるでしょう。

ネクタイの柄が持つ特徴と、与える印象を以下で解説します。

無地のネクタイ

無地のネクタイは、色のイメージが前面に出ることで、飾らない人柄や誠実な印象を与えてくれます。
柄の良し悪しで悩まなくて良いため、ネクタイ選びに慣れていない方におすすめです。

無地は色そのもののイメージが伝わるぶん、カジュアルになりすぎない色を選ぶようにしましょう。
また、幅が細めのナロータイよりは一般的な太さのレギュラータイのほうが、個性が強く出ずに堅実な雰囲気を演出できます。

ストライプ柄のネクタイ

ストライプ柄は、ネクタイの定番デザインの一つです。
ストライプの幅や色数に個性が出しやすく、業界・職種を問わずさまざまな企業の面接で受け入れられます。
ただし、配色があまりに複雑だと落ち着きがなく見えてしまうため、色味にも気を配りましょう。

また、ストライプ柄には右斜めに上がるレジメンタルストライプ(英国式)と左斜めに上がるリバースストライプ(米国式)があります。
外資系の企業の面接などでは、どちらのストライプを選ぶかで誤解を与える可能性もあるため注意が必要です。

ドット柄のネクタイ

ドット柄のネクタイは、ドットの大きさや配置で与える印象が変わります。
小さなピンドットが詰まって配置されたものは、上品で誠実な人柄を表現できるでしょう。

一方で、大きなドットはカジュアル色が強く親しみやすさを伝えられますが、業界・職種によっては受け入れられない可能性があります。
ファッション業界やベンチャー企業など、個性や華やかさを重視する企業の面接にはぴったりですが、信用と安定感を求められる業界、職種の面接では避けるようにしましょう。

小紋柄のネクタイ

小紋柄のネクタイは色数が少なく、落ち着きとスマートさを伝えたい方に適しています。
小紋柄とは、小さな模様をドット状に配置したデザインのことです。
紋章や花、幾何学模様などをネクタイ全体に刺繍・印刷することで、クラシックな印象を与えられます。

さまざまな業界・職種の面接で着用できますが、柄が大きいと悪目立ちしてしまう恐れがあるため注意しましょう。

チェック柄のネクタイ

チェック柄のネクタイは、明るい性格や朗らかさを表現できます。
使われている色数や、チェックの細かさで与える印象が変わるため、真面目な雰囲気を出したいときは色数が少なく大柄なチェックを選びましょう。

ただし、チェック柄自体カジュアルになりやすいため、着用するなら業界・職種とのすり合わせが大切です。
例えば金融業界・公的機関の面接では、チェック柄のネクタイは避けたほうが無難かもしれません。

アパレル系やベンチャー企業など服装の自由度が高い業界なら、チェック柄のネクタイも受け入れてもらいやすいでしょう。

面接のネクタイと履歴書のネクタイは同じにすべき?

履歴書の写真でスーツを着用した場合、面接のときも同じ色・柄のネクタイをすべきか迷う方もいるでしょう。
また、夏場はそもそもネクタイの着用が必要なのかどうか気になるところです。

ここでは面接時のネクタイに関する疑問点を解説します。

ネクタイの色は履歴書の写真と面接時で合わせるべき?

面接に着けていくネクタイは、履歴書の写真と同じでなくても構いません。
ただし、面接官に与えたい印象は統一しておいたほうがベターです。

面接官は、履歴書から応募者のイメージをある程度固めています。
例えば履歴書の写真では無地のネクタイをして誠実な印象だったにも関わらず、面接では大きな柄入りのネクタイを着けていて派手な印象となると、イメージがブレてしまうでしょう。

このため、履歴書の写真と面接当日のネクタイは完全に同じものでなくとも、色味やデザインはそろえておくことを推奨します。

夏はネクタイなしでも良い?

夏場に行われる面接であっても、企業側からの指定がない限りネクタイは必須です。
面接はフォーマルな場であり、応募者は季節に関係なくスーツとネクタイを身につけなければなりません。

ただし、企業側から服装自由の指示があった場合はノージャケット・ノーネクタイで良いケースもあります。
夏場のクールビズはあくまで働く社員向けの服装なので、面接に関しては企業側の指示に従いましょう。

また、履歴書の写真も同様にジャケット・ネクタイ着用が基本です。

ネクタイなしの面接に関する情報は、以下の記事もご参照ください。

ネクタイの色は印象を大きく変えるので慎重に選ぼう

面接時に着けるネクタイは、自分のアピールポイントを視覚で伝える重要なアイテムです。
企業側に好印象を与えるためにも、ネクタイの色・柄が持つ特徴を理解し、応募する業界・職種にふさわしいものを着用しましょう。

どうしても悩むときは、ブルー系のネクタイがオールマイティに使えて確実です。
スーツとの相性も考慮しつつ、伝えたい雰囲気に合わせて色の濃淡や柄を工夫してください。

執筆者について

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