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面接の答え方のコツとは?受け答えの基本・回答例を解説

就職活動をする際、避けて通れないのが面接です。

面接では面接官の質問の意図を理解し、自分の言葉でしっかりと答える必要があります。
しかし、面接官を前にすると緊張して思ったような答え方ができず、後悔した経験がある方もいるでしょう。

面接での答え方のポイントやよくある質問の回答例、事前に準備しておくべき内容についてなど詳しく説明します。

面接の答え方のポイント

面接の答え方のポイント

面接では、答え方のポイントを押さえるだけでスムーズに答えられるようになります。
面接官の質問の意図を理解し、ハッキリと答えるように心がけましょう。

面接官が質問する意図を理解する

面接官の質問に答えるためには、質問の意図を理解する必要があります。
その質問で面接官は何を知りたいのか、どのようなところを見たいのかを理解しましょう。

例えば、「学生時代に頑張ったこと」などの質問なら、経験やスキルを知りたい可能性があります。
「長所・短所」などの質問は人物像を見ることに加えて、自社の求める人材かどうか見極める意味もあるでしょう。

面接官はできるだけ長く自社で働いてくれる人を見極めたいので、さまざまな角度から質問をしてきます。

面接官は何も考えずに質問をしているわけではありません。
質問には意図があるので、よく考えながら面接官の求める回答をするようにしてください。

端的に結論から答える

面接の答え方としては、結論ファーストが基本です。

結論から先に答え、そのあとに理由を詳しく話していきます。
結論ファーストにすることで質問の答えが先に伝わり、話が脱線しにくくなります。

質問の答えは長く話せば良いわけではなく、伝えたいことを短時間でまとめて話すのがおすすめです。
回答時間は一つの質問について30秒程度が目安 なので、先に結論をいえば時間の調整もしやすくなるでしょう。

また、自分が言いたいことを頭のなかで整理しやすいのもメリットです。
相手にとっても、何が言いたいかがわかりやすくなります。
論理性があることもアピールでき、面接官からの印象アップも期待できるでしょう。

曖昧な言葉を避ける

面接では曖昧な言葉は避け、わかりやすい数字や客観的事実を用いて話しましょう。

例えば、英語力についての質問があった際に「ある程度の英語なら話せます」と答えても、相手にはうまく伝わりません。
「英検〇級取得」や「TOEICで〇点取得」など、わかりやすい客観的事実を伝えると実力が正しく伝わります。

特に持っている資格や今までの経歴などは、できるだけ数値や客観的事実を用いて答えるようにしてください。

質問の回答は事前に準備する

面接では、質問の回答を事前に準備するのが基本です。

質問の意図をその場で汲み取って答えるのはなかなか難しいですが、事前に回答を準備しておけばスムーズに答えられます。
ある程度、面接で聞かれる内容は予想できるので、それぞれに対した回答を準備しておきましょう。

よく聞かれる「志望動機」「自己PR」「学生時代に頑張ったこと」などのほか、各業界ごとの頻出質問の答えも用意してください。
回答は文章を用意しておくだけでなく、実際に声に出してみると本番でもよりスムーズに答えられるようになります。

面接で頻出する質問とその回答例

面接で頻出する質問とその回答例

面接では、いわゆるガクチカ系や志望動機系をはじめ、さまざまなことを聞かれます。

ここでは、面接で頻出する質問と答え方を詳しく見ていきましょう。
ジャンルごとに分けて解説しているので、ぜひ参考にしてください。

ガクチカ系

ガクチカ系とは、「学生時代に力を入れたこと」に関する質問を指します。

面接ではガクチカ系の質問をされるケースが多いので、対策しておくのがおすすめです。
頻出する質問には、以下のようなものがあります。

  • 学生時代に力を入れていたことは何ですか?
  • 力を入れていたことで困難に感じた経験はありますか?
  • 学生時代に挫折したことはありますか?
  • 挫折を乗り越えるために意識したことを教えてください
  • 学生時代にやりがいを感じたことを教えてください
  • 学生時代に何かをやり遂げた経験はありますか?
  • 学生としての経験からどのようなことを学びましたか?

ガクチカ系では学校で得た経験や挫折について聞かれることが多いので、以上のような質問に答えられるようにしておきましょう。

例えば「挫折した経験」なら、部活動での失敗や勉強がうまくいかなかったことを挙げます。
まずは主題を先に話し、そのあとになぜそうなったかの過程と乗り越えた方法を答えましょう。

乗り越えた方法では、「友達と一緒に励まし合いながら頑張った」などが望ましい答え方です。
仕事はチームプレイが求められるケースも多くあるので、友人と支えあった経験はポイントアップにつながります。

志望動機系

志望動機系は、ほとんどの面接で聞かれる質問です。
頻出する質問には、以下のようなものがあります。

  • 弊社の志望動機を教えてください
  • この業界を志望した理由は何ですか?
  • 弊社以外に受けている会社はありますか?
  • 弊社が第一希望ですか?
  • 弊社についてどう思うか教えてください

志望動機系では、なぜこの会社を選んだのかを聞かれます。
ほかの会社ではなく、その会社を選んだ理由を端的に伝えるようにしましょう。
そのためには各会社の特徴や魅力を知り、企業研究をする必要があります。

また、「弊社が第一希望ですか?」「ほかに受けている会社はありますか?」などの質問は答えにくいですが、基本的には「貴社が第一希望でほかの会社は受けていません」と答えるのが望ましいです。

ほかに受けている場合はその会社が第一希望であること、ほかの会社からも内定を貰った場合は丁寧に辞退することを合わせて伝えましょう。

能力・人物系

能力・人物系では、面接を受けている学生が自社が求める人物像に合うかどうかを見られます。
よく聞かれる質問は以下のとおりです。

  • 自己PRをお願いします
  • 長所と短所をそれぞれ教えてください
  • 医療に関する資格を所有していたら教えてください
  • 入社後はどのように働きたいですか?
  • あなたのいきがいを教えてください
  • 周りからどのような人だと思われていますか?

自己PRに関しては、自分の強みをイメージしやすい具体的エピソードとともに話します。

例えば、「継続する力がある」と伝えたいときは、高校時代に初心者から始めた部活を3年間やり抜いたなどのエピソードが望ましいでしょう。
経験者に囲まれて練習をしていくなかで、最終的に代表として選ばれたといった結果がついてくるとより良い印象になります。

業界・会社系

業界・会社系では、以下のような質問が頻出します。

  • 就活の軸を教えてください
  • 企業説明会やインターンシップには参加しましたか?
  • 弊社の強みは何だと思いますか?
  • この業界はこれからどうなると思いますか?
  • OB・OG訪問はしましたか?

就活の軸では「受ける会社の選び方」「受けたくない会社」「会社選びで譲れない条件」などが聞かれます。

会社選びで譲れない条件は「成長できる環境」などをメインに話すのがおすすめです。
どのように成長したいか、具体的なイメージやこれまでの経験を交えながら話していきます。

また、業界内での会社の位置付けや強み、社長の方針などについて知っているか聞かれるケースもあるので、入念に企業研究をしておく必要があるでしょう。

業界知識・勉学系

業界知識・勉学系では、普段学校で学んでいることや最近のニュースについて聞かれます。頻出する質問は以下のとおりです。

  • 学校ではどのようなことを学んでいますか?
  • 〇〇分野の現状や今後の展望についてどう思いますか?
  • 最近注目している業界のニュースはありますか?

各業界に関する最新のニュースをチェックしておくのはもちろん、自分が学校で学んでいる内容も詳しく答えられるようにしておきましょう。

学校で学んでいることや研究していることは、志望している企業の仕事内容に絡めて答えられるとベターです。
「学校では〇〇を研究しており、貴社の行っている〇〇にも活かせると考えています」といった答え方をすると好印象でしょう。

面接で適切な受け答えをするための事前準備

面接で適切な受け答えをするための事前準備

面接で瞬時に適切な受け答えをするためには、さまざまな事前準備が必要になります。
ここでは、あらかじめ準備しておきたいことを詳しくまとめました。

「聞かれそうな質問」を確認する

面接では業界や企業ごとに「聞かれそうな質問」があります。
共通しているのは、会社への志望動機や自己PRなどでしょう。

また、海外勤務など特殊な勤務形態や仕事がある場合には、その内容について聞かれる場合もあります。

各企業の特徴や特性を見極めながら、どのような質問をされるのか考えてみてください。
その質問に対し、回答を用意しておけば本番でも焦らずに済むことでしょう。

エントリーシートを見返す

面接では質問の答えとエントリーシートの内容に一貫性があるかどうかもチェックされるので、事前に確認しておくのがおすすめです。
前もって確認をしながら回答を用意するのはもちろん、面接の前日や直前にも確認をしておきましょう。

専門用語を復習する

面接時に、専門用語について聞かれるケースもあります。
しかし、たくさんの専門用語を覚えようとすると、頭に入らず余計に混乱するので注意しましょう。
面接の対策としては、専門用語はあくまで基礎をメインに覚えておくのがおすすめです。

「専門用語の知識はどれくらいありますか?」などと聞かれる場合もあるため、自信を持って自分の持っている知識を話せる程度まで復習しておくと良いでしょう。

逆質問を考える

面接では、逆質問をされる場合があります。
最後に「何か質問はありますか?」などと聞かれるケースです。

ここで「特にありません」と答えると印象が悪くなる可能性があるため、逆質問を考えておくことが重要です。

前もって調べればわかるような質問や、待遇、福利厚生に関する質問ばかりするのは避けましょう。
質問の内容に迷った際は、「1日の仕事の流れを教えてください」「何人程度のチームで仕事をしていますか?」など、仕事内容に関する逆質問で意欲をアピールするのがおすすめです。

面接で適切な受け答えをするための事前準備をしておこう

今回は、就職活動の面接での答え方について紹介しました。

面接では面接官の質問の意図を理解し、自分の言葉でしっかりと答える必要があります。
しかし、面接官を前にすると緊張して思ったような答え方ができず、後悔した経験がある方もいるでしょう。
できるだけスムーズに答えられるように、事前に回答を用意しておきましょう。

また、面接では結論ファーストで答えるのが基本です。
自分の言いたいことがしっかり相手に伝わるように、話し方も練習してみてください。

この記事で紹介した答え方のポイントやコツはもちろん、頻出する質問や事前準備についての内容も参考にして、次の面接でぜひ採用を勝ち取ってください。

執筆者について

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