女性は男性に比べ、転職などのビジネスシーンでの服装の選択肢が多いです。
しかしその分、どのような服装で行けば良いか悩んでしまうこともあるでしょう。
この記事では、女性が転職シーンでどういったスーツを選べば良いのか、ポイントを紹介しています。
イラスト付きで解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
女性の転職ではスーツを着るべき?
そもそも転職で、女性はスーツを着るべきかを解説します。
また性別に関わらない転職での服装は、別の記事で解説しているので参考にしてください。
女性の転職もスーツが基本
女性は男性よりもファッションの幅が広いですが、企業から特別な指定がない限りは転職面接はスーツで行くのが基本です。
TPOをわきまえた、ビジネスの場にふさわしい服装で面接に臨みましょう。
ただし企業によっては、「私服でお越しください」とスーツ以外での面接を可としているケースもあります。
このような場合でも、ビジネスシーンを意識して、オフィスカジュアルにまとめることが必要です。
もし、オフィスカジュアルがよくわからないという場合は、スーツで行っても問題ありません。
パンツ・スカートは社風や職種で使い分ける
基本的にスーツのジャケットに合わせるのは、パンツでもスカートでも問題ありません。
ただしそれぞれ印象が変わるため、希望する会社の社風や職種によって使い分けるのがおすすめです。
- スカート:落ち着いたやわらかい印象なため、事務職などのオフィスワーク向き。
- パンツ:活発な印象を与えるため、営業職などの外まわり仕事向き。
上記のように、職種や社風で印象を使い分けましょう。
女性が転職でスーツを選ぶ際のポイント
女性の転職ではスーツが基本ですが、スーツであればなんでも良いというわけではありません。
例えば、新卒時代に使っていたリクルートスーツは、新卒感や頼りなさを感じさせてしまうため避けたほうが良いでしょう。
たとえ20代であっても第二新卒などでなければ、転職用のレディーススーツを着用すべきです。
ここでは、女性が転職で着るスーツを選ぶポイントを紹介します。
色合いはベーシックなものを選ぶ
スーツの色は黒やネイビー、グレーやキャメルなどの落ち着いた色を選ぶのがおすすめです。
色や柄によって印象も変わるため、自分がアピールしたいイメージに合わせて色合いを選ぶと良いでしょう。
- 黒・ネイビー:落ち着いたまじめな印象
- グレー:知的で大人な印象
- ベージュ:女性らしく華やかな印象
ただし、目立つ色や明るすぎる色は、TPOをわきまえていない印象を抱かれるため避けるべきです。
柄についても無地やピンストライプなど、控えめなものを選ぶようにしましょう。
ボタンの数に決まりはない
レディーススーツにはボタン1つのシングルボタンから3つボタンまで、さまざまなタイプがあります。
基本的にはボタンの数に明確な決まりはないため、自分が好きなタイプのスーツを着用しましょう。
ただし、マナーとしてすべてのボタンを閉めることが必要です。
男性の場合は一番下のボタンを開けるアンボタンがマナーですが、女性の場合はすべて閉めるのがマナーとされています。
サイズ感が合うものを選ぶ
転職の面接用のスーツは、サイズ感が合うものを選ぶことが大切です。
大きすぎるスーツは野暮ったい印象を与え、だらしなく見えてしまいます。
逆に小さすぎる場合は、予想以上にボディラインが強調されてしまい、TPOにそぐわない印象を持たれる危険性があります。
特に久々にスーツに袖を通す人は、昔よりも体型が変化していることもあるでしょう。
ジャストフィットするスーツなのかを確認するためにも、転職面接に先駆けて試着の機会を持っておくことが必要です。
スカート丈にも注意する
転職で良い印象を持ってもらうためには、スカート丈に気を使うことも重要です。
サイズの合っていないスカートや、長すぎたり短すぎたりするスカートは、良くない印象を与えてしまうので注意しましょう。
スカートの丁度良い丈は、以下の2点を意識することが大切です。
- 座ったときにひざから5センチ以内
- 立ち上がった状態で膝が隠れるくらい
ジャケット同様に、久々にスカートを履く際は丈感が変わっていることもあるので、事前に一度試着しておきましょう。
インナー・ブラウスは淡い色合いのシンプルなものを
スーツの下に合わせるトップスは襟付きのシャツが基本ですが、それ以外にもブラウスやカットソーなどでも問題ありません。
ただし、色合いやデザインはTPOをわきまえたものを選びましょう。
例えば、清潔感のある白や淡いパステルカラーのシンプルなトップスは、相手に違和感を与えることもなく、おすすめです。
女性の転職スーツは季節も意識する
女性の転職では、季節感を意識することも大切です。
ここでは夏場と冬場のスーツの選び方を紹介します。
夏場のスーツの選び方
夏場であっても企業側からクールビズを指定されなければ、スーツを着用するのが基本です。
また、企業自体がクールビズを採用している場合でも、面接の際に指示がなければジャケットを着用するようにします。
独自の判断によりクールビズで面接に向かうのは避けましょう。
クールビズが指定された場合は、七分袖のブラウスやカットソーの着用をおすすめします。
ノースリーブは女性らしさを表現できる服装ではありますが、場合によってはTPOにそぐわないと判断されるケースもあるため、避けたほうが無難です。
冬場のスーツの選び方
冬場は寒さ対策が必須となりますが、セーターはカジュアルすぎる印象になるのでNGです。
トップスを工夫するよりも保温性の高いインナーを着て、寒さ対策を行いましょう。
またコートは、ダウンのようにかさばるものは避けます。
落ち着いた色のトレンチコートやステンカラーコートを着るのがおすすめです。
転職ならではの女性スーツを選んで面接に臨もう
女性の転職面接の際に良い印象を持ってもらうためには、転職のTPOに合わせた服装選びが大切です。
社会人経験を積んだ、落ち着きのある大人女性を意識してスーツを選びましょう。
パンツやスカート、カットソーの色などにも気を配り、転職を成功させてください。