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高校生の履歴書の書き方とは?基本的なマナーや注意点も解説

アルバイトをする高校生は、履歴書を書く必要があります。
初めて書く場合は、どのように書けば良いのか戸惑う方が多いでしょう。

履歴書を書く際には、押さえておきたいいくつかのマナーがあります。
マナーを守って正しく記載できれば、スムーズに選考へ進めるはずです。

この記事では、高校生が履歴書を書くときのマナーや、書き方を解説します。

初めて履歴書を書く高校生は、ぜひ参考にしてください。

高校生が覚えておきたい履歴書の書き方の基本

高校生が覚えておきたい履歴書の書き方の基本

履歴書を書くときには、次のようないくつかのマナーがあります。

  • なるべく空欄をなくす
  • 黒ボールペンで書く
  • 書き間違えたら新しく書き直す
  • 写真は3ヵ月以内に撮影したものを使用する
  • 履歴書の選び方にも気をつける
  • 履歴書の使いまわしをしない

それぞれを詳しく解説します。

なるべく空欄をなくす

特に書くことがなくても、履歴書の空欄をなくすことが大切です。

履歴書は、必要事項を伝えるだけでなく、自分をアピールする役割も果たします。
そのため、空欄があると、マイナスのイメージを持たれかねません。

とはいえ、どうしても記載することがない場合も当然あります。
書くことがない場合には、「なし」または「特になし」と記載しましょう。

しかし、趣味や特技など、何かしら記載できる内容がありそうな欄に、「なし」と記載するのは、あまりイメージが良くありません。

「なし」と記載するのは、どうしても記入できないときだけにしましょう。

黒ボールペンで書く

履歴書は、黒ボールペンで書きましょう

企業へ送る履歴書は正式な書類なので、黒ボールペンで記載するのがマナーです。

シャープペンやほかの色のボールペンで履歴書を書くと、マナーがないと思われかねません。

消せるボールペンは、万が一書き損じたら消せるので便利ですが、履歴書での使用は避けましょう。
郵送中に文字が消えてしまうかもしれないし、誤って消してしまう場合もあるかもしれないからです。

書き間違えたらはじめから書き直す

履歴書を書いているときに、書き間違えることもあるでしょう。

書き間違えたら、修正液や修正テープを使いたくなりますが、書き損じた履歴書は破棄して、あらためて一から書き直しましょう。

修正液や修正テープを使用してしまうと、誰が修正したのかわからなくなってしまいます。
つまり、履歴書の信憑性が下がってしまうのです。

二重線と訂正印を押せば、修正者が誰かわかるでしょう。
しかし、「書き直すのが面倒くさい人」という印象を、採用担当者に与えかねません。
そのため、書き直す時間がないときのような緊急時以外は、一から書き直すのが無難でしょう。

写真は3ヵ月以内に撮影したものを使用する

履歴書に貼る写真は、3ヵ月以内に撮影したものを使用しましょう。

履歴書に貼る写真は、本人確認のために使用されるものです。
履歴書の応募時と写真を撮った日にあまりにも長い期間があると、見た目が変わる場合があります。

3ヵ月以内に撮影した写真でも、「痩せた、または太った」「髪をロングからショートに切った」など、見た目に大きな変化がある場合は、直近の印象に近い写真を撮り直すのがおすすめです。

履歴書の選び方にも気をつける

基本的にどのようなものを使用しても良いですが、用途に適した履歴書を選べば効率的です。

例えば、高校生が使用する履歴書に、転職用の履歴書は合いません。
転職理由が記載できる欄や、職務経歴が詳細に記載できる欄が必要ないからです。

パート・アルバイト用の履歴書だと、希望シフトが記入できる欄があるものがあります。
働くうえでの条件をすり合わせるために、便利でしょう。

また、趣味や特技をアピールしたい人は、趣味・特技の欄がある履歴書を使用するのも有効です。

履歴書の使いまわしをしない

応募して不採用になった場合、履歴書が返却されることがありますが、返却された履歴書は使いまわしてはいけません

履歴書を手書きで書くのは時間がかかるし大変なので、使いまわしたいと考える方は多いでしょう。

しかし、使いまわした履歴書は、志望先に合った内容になっていないため、採用担当者に志望度が低いと思われてしまいます。

新たに応募する場合は、再度一から履歴書を作成するようにしましょう。

【高校生向け】アルバイトの履歴書の書き方

【高校生向け】アルバイトの履歴書の書き方

高校生がアルバイトに応募するときの履歴書の書き方を、次の項目にそって解説します。

  • 住所や電話番号などの基本情報
  • 学歴・職歴欄
  • 資格・免許欄
  • 志望理由・自己PR
  • 趣味や特技欄

大学生向けの履歴書の書き方を知りたい方は、次の記事を参考にしてください。

【基本情報】住所や電話番号などの履歴書の書き方

名前や住所、電話番号など、迷わずに記入できそうな欄でも、ポイントを押さえて、マナー違反にならないようにすることが大切です。

名前や住所の記入場所にふりがなの欄がある場合は、ふりがなを記載してください。
カタカナで「フリガナ」と記載されてある場合は、カタカナでふりがなを記載します。

次は住所欄です。
住所は、都道府県から書くのが基本です。
住所欄に郵便番号の記載欄がない場合は、住所の左上に郵便番号を記載しましょう。
横向きで書くため、数字は漢字ではなく算用数字で書きましょう。

また、別に連絡先として電話番号や住所の欄がある場合、先に記載した電話番号と同じなら、「同上」と記載してもかまいません。

【学歴・職歴】学科や年号などの書き方

学歴欄は、高校生なら中学校卒業から記載しましょう。

学校名は、省略しないで正式名称で記載します。
公立・私立がわかるように書くことも大切です。


〇〇県立△△高等学校
私立□□高等学校

職歴は、アルバイトの経験がある場合、アルバイトの勤務開始と勤務終了の情報を、それぞれ一行ずつ記載しましょう。

以下に、2回目のアルバイトに応募をする際の、履歴書の学歴・職歴欄の記入例を紹介します。

 

学歴
令和3年 3月 〇〇区立△△中学校 卒業
令和3年 4月 東京都立□□高等学校 普通科 入学
現在、同高校第一学年在学中
職歴
令和3年 6月 居酒屋「〇〇〇店」アルバイト 勤務開始
令和4年 3月 居酒屋「〇〇〇店」アルバイト 勤務終了
以上

アルバイトの経験がない場合は、職歴に「なし」と記載します。

【資格・免許】英検や漢検などの書き方

資格・免許の欄は、持っている資格や免許は、基本的にすべて書きます。
持っている資格や免許が多くて書ききれない場合は、アピールしたい資格に絞って記載するのが良いでしょう。

また、資格や免許は正式名称で記載することも大切です。
例えば、英検の正式名称は「実用英語技能検定」、漢検は「日本漢字能力検定」です。

現在勉強中の資格や免許がある場合は、「現在、実用英語技能検定2級取得に向けて勉強中」というように記載しておくのも、アピールにつながります。

【志望理由・自己PR・趣味や特技】自分をアピールする書き方

志望理由欄には、応募した理由を記載しましょう。
やる気が伝わるような内容がベストです。

本当の理由が「楽そう」「友達がいるから」というような内容だとしても、仕事に対してのやる気に疑問を持たれかねないので、避けるのが無難です。

自己PR欄は、自分をアピールするために使用します。
応募先に合わせて記載内容を変えると、効果的にアピールできます。

例えば、接客業のアルバイトに応募するならコミュニケーション能力をアピールし、引越しのアルバイトに応募するなら、部活動経験といった体力面でアピールできる内容を書くのが良いでしょう。

趣味や特技の欄がある場合は、趣味は自分が好きなこと、特技は自分が得意なことを記載します。
採用担当者は、趣味・特技欄で、応募者の人となりを確認します。
そのため、単語で記載するのではなく、文章で具体的に記載すれば、人柄が伝わりやすいでしょう。

例えば、趣味がジョギングの場合「ジョギングが趣味です。走ると気持ちが良いので、毎朝の日課になっています。最近は、ハーフマラソンに向けて日々練習中です。」などと記載すると、会話の糸口にもなります。

また、特技が空手なら、「空手が得意です。小学校の頃から習っており、初段を取得しています。部活動では空手部に所属しており、日々練習に励んでいます。」などと書けば、継続する力を持っている人となりが伝わりやすいでしょう。

高校生が初めて履歴書を書くときは、マナーや書き方を押さえて丁寧に

高校生がアルバイトをする際には、履歴書を提出する必要があります。
初めて履歴書を書く際は、戸惑うことも多いでしょう。

書き方の基本さえ押さえていれば、悪い印象を持たれることは回避できます。

履歴書を書く際は、ポイントを把握し、マナー違反にならないように気をつけながら書きましょう。

執筆者について

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