退職の際には、お世話になった会社を気分よく退職したいものです。
そんなときに「菓子折りを渡すべきなのか?」と悩む人もいるでしょう。
この記事では、退職時に菓子折りを渡すべきか解説しています。
相場や渡す際のポイントも紹介しているので、参考にしてください。
目次
退職時に菓子折りを渡すのはマナー?
結論からいえば、退職時に菓子折りを渡すことは絶対に必要というわけではありません。
しかし、今の職場にお世話になったという気持ちがあれば、渡したほうが良いでしょう。
特に円満退社の場合は、退職時の挨拶や感謝の心を込めた大人の気遣いは大切です。
退職時に良い印象を持ってもらえれば、その後も良好な人間関係を維持できます。
退職時に菓子折りを渡す範囲
退職時の菓子折りを渡す範囲は、明確にどこまでと決まりがあるわけではありません。
ここでは、会社規模に合わせて渡すべき範囲の目安を紹介しているので参考にしてください。
大企業の場合は所属部署
大企業の場合は、所属部署全員に渡すのが基本です。
また、所属部署だけでなく特別にお世話になった人がいる場合は、その人の分もプラスで用意しましょう。
お菓子を渡す範囲は厳密にルールがあるわけではないので、予算の兼ね合いで決めても問題ありません。
あまりにも部署の人数が多いなどのケースでは、チームだけ、同期だけと限定しても良いでしょう。
中小企業の場合は全員
人数が数十人程度の小さい会社の場合は、社員全員分を用意するのがおすすめです。
業務上関わりが薄い人でも、小さな会社であれば顔を合わせる機会もあるでしょう。
人間関係も深くなりがちなので、渡していない人がいる場合は「私だけもらってない」と不満を持たれてしまう可能性もあります。
全員に平等に配ることで不公平感もなくなり、気持ちよく退職できるでしょう。
退職時の菓子折りを選ぶポイント
退職時の菓子折りは予算相場に合わせたり、配りやすさや賞味期限を考慮することが大切です。
退職時の菓子折りを選ぶポイントを解説します。
相場は3,000円程度
退職時に渡す菓子折りの相場は、3,000円程度です。
ただし、これはあくまでも目安なので、渡す人数などによって前後するでしょう。
具体的な予算は一人あたり100円~150円程度と考え、人数に合わせて決めるのがおすすめです。
あまりにも高いものだと気を使わせてしまうこともあるので、そこまで高価な菓子折りは必要ありません。
一つひとつ包装されているものを選ぶ
渡すお菓子は一つひとつ包装されているものが、渡しやすくおすすめです。
人によって食べるタイミングも違うので、包装されていたほうが受け取る人にとっても親切です。
包装されていないお菓子は休暇中や休みの人に渡すのも難しいので、避けましょう。
賞味期限は長めのものを選ぶ
賞味期限はできるだけ長めのものを選びましょう。
休暇中や出張中の人などすぐに食べられない人のことを考えると、1週間以上は日持ちするものがおすすめです。
クッキーやチョコレート、マドレーヌ、ラスクなど、日持ちしやすいお菓子を渡すと良いでしょう。
退職時の菓子折りを渡す方法
退職時の菓子折りを渡す際は、最後の出社日の夕方がおすすめです。
午前中などは忙しいケースが多いので、終業間際の手が空いた時間に一人ひとりに手渡しします。
ただし、1日中忙しい職場の場合は、昼休みに渡したり共有スペースに置いたりしても問題ありません。
特別に感謝の気持ちがある場合は、メッセージなどを添えると感謝の気持ちをより伝えられるでしょう。
退職時は菓子折りでお礼の気持ちを伝えてみよう
退職時はお世話になった挨拶だけでなく、菓子折りなどを渡すとより感謝の気持ちを伝えられます。
部署や会社の人数、予算などに合わせて、食べやすいものを選び気持ちよく退職しましょう。
円満退社できれば、前職の人たちと良好な関係を維持できます。
お世話になった会社に最後まで丁寧に接することで、次の職場に気持ちよく切り替えられます。