採用試験における面接時間は、30分としている企業が多くあります。
面接時間を30分とする理由としては、応募者に聞きたいことがしっかりと聞け、効率よく合否の判定ができるといったことがあげられます。
30分の面接時間における質問数や面接の流れなどを事前に把握しておくことで、面接対策がスムーズに進められます。
目次
30分の面接における質問数と内容とは
面接時間が30分の場合の質問数と問われる内容は、どのようなものがあるのでしょうか。
事前に30分の面接時間で聞かれることを想定し準備をしておくと、面接に対する自信にもつながります。
ここでは、30分の面接における質問数と内容をご紹介します。
質問数
30分の面接における質問数は、平均6~8個といわれています。
しかし、質問に回答する長さや面接の内容によって質問数は前後するため、「平均より少なかったから面接に落ちる」とは言い切れないでしょう。
30分の面接に臨む際の目安として、上記の数を覚えておくと良いでしょう。
内容
30分の面接において平均6~8個質問されると先述しましたが、具体的な質問内容としては以下の項目があげられます。
- 志望動機
- 自己PR
- 長所
- 短所
- 学生時代に力を入れて取り組んだこと
- どういった業務に就きたいか
- 就活の軸
- 10年後のキャリアプラン
- 挫折した経験はあるか
- 尊敬する人物は誰か
- 時事ネタ(気になるニュースなど)
- 他社の選考状況
「会社についてしっかりと理解をしているのかを問う質問」や「自己分析が適正にできているかを問う質問」「タイムリーな時事を知っているかを問う質問」が、30分の面接時間で聞かれる可能性のある質問としてあげられます。
また、「志望動機」「自己PR」「学生時代に力を入れて取り組んだこと」は、上記の質問のなかでもよく聞かれる質問です。
30分の面接の流れ
30分の面接における流れは以下のようになります。
なお、対面形式の面接とオンライン形式の面接の両方において、おおまかな流れは同じです。
①入室・自己紹介
面接の初めは、入室をして自己紹介をする時間です。
アイスブレイクなどをはさみ、応募者の緊張をほぐしてくれる企業もあるでしょう。
入室をしてから自己紹介をするまでの最初の5分で応募者の第一印象が決まるため、合否に関わる重要な時間です。
面接官によっては、企業の雰囲気に馴染めるか、今後活躍してくれる人材かなどを、最初の5分もしくは入室の段階で直感的に判断している場合もあります。
自己紹介を終えた段階で、企業説明などが行われることもあります。
②面接官からの質問
自己紹介が終了すると、面接官からの質問タイムに移ります。
ここで、先述した志望動機や自己PRなど平均6~8個の質問があります。
詳しい質問内容などは、見出し「30分の面接における質問数と内容とは」をご参照ください。
自己紹介の段階で、面接官の応募者に対する印象は決まっていますが、スキルや経験、自分の強みなどをしっかりとアピールすることで、プラス材料になる可能性もあります。
③自分から面接官への質問
面接の最後に、面接官へ逆質問をする時間があります。
ここでの質問内容次第では、やる気や企業に対する志望度を伝えることができるため、「ありません。」などといってしまわないようにしましょう。
面接中の会話のなかや企業紹介などで、用意していた質問に関する内容を教えてもらう可能性もあるため、事前に質問をいくつか考えておくことが大切です。
面接が30分で終わった場合の合否は?
面接時間の長さと合否は、基本的には関係がありません。
理由としては以下のようなことがあげられます。
- 応募者が多く時間が限られている
- 合格ラインが低く設定されている
- 面接の序盤で合否を決めてしまった
- 質問に対する応募者の解答に深堀りするポイントがなかった
面接官の態度が、自分に興味がなさそうであったり、直接その場で「不採用」などといわれない限りは、面接時間内で合否の判断はできないでしょう。
また、30分で面接が終わった場合でも、面接官が応募者の会話内容に関してメモを取っていたり、他社の選考状況などを聞かれたりした場合は、合格の見込みがあります。
面接が10分で終わった場合の詳しい内容を以下の記事で紹介していますので、ご参照ください。
【就活・転職】30分の面接の流れを押さえて面接に挑もう
30分の面接では平均して6~8個が質問されます。
頻出の質問もあるため、事前に解答を考えておくと良いでしょう。
また、逆質問の時間には企業に関する深堀りをした質問をすることで、入社意欲や志望度の高さをアピールすることができます。
面接時間の長さは基本的には合否と関係ありません。
面接時間が長かったから合格というわけではないため、一喜一憂しないように面接結果を待ちましょう。