求職者給付の基本手当(いわゆる失業手当)を受給している際、早めに再就職が決まると再就職手当がもらえます。
今回の記事では、再就職手当をもらうまでの手順と、申請期限について解説しています。
再就職手当をいつもらえるのかを知りたい方は、参考にしてみてください。
目次
再就職手当はいつ受け取れる?
再就職手当の支給は、再就職が決まってハローワークへ報告してから約1ヵ月後です。
再就職が決まり必要書類をハローワークへ提出すると、要件に該当している場合には再就職手当支給決定通知書が渡され、支給申請を行い支給決定日から約1週間後に振り込まれます。
ハローワークへ報告して約1ヵ月後
再就職手当が支給されるのは、再就職が決まってハローワークへ報告してから約1ヵ月かかると思っておいた方が良いでしょう。
再就職手当受給の流れは次のとおりです。
- ハローワークへ就職の届出を行う
- 再就職手当支給申請用紙を貰う
- 再就職手当の支給申請書を提出する
まず、再就職が決まったら以下の3種類の書類をハローワークへ提出して就職の届出を行います。
- 採用証明書:再就職先に必要事項を記入してもらう
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定報告書:就職活動の実績を記載
このとき、ハローワークが再就職手当の支給要件に該当すると判断された場合には、再就職手当支給申請書が渡されます。
再就職手当の支給申請には次の書類をハローワークへ提出します。
- 再就職手当支給申請書:就職先の事業主の証明が必要
- 雇用保険受給資格者証
- その他、ハローワーク等の求める書類
支給決定された場合には、支給決定日から約1週間で再就職手当が振り込まれます。
再就職手当の申請は再就職が決まってから
再就職手当の申請は、再就職先への入社日が決まってから行います。
しかし、ハローワークへ就職の届出を行う際に必要な「採用証明書」「雇用保険受給資格者証」「失業認定報告書」は、再就職が決まったら早めの準備が必要です。
特に採用証明書は、入社前に再就職先へ記入を依頼しなければならない書類のため、再就職先の人事担当者とコミュニケーションを取り、返送希望日を明確に伝えておきましょう。
振り込みは再就職手当支給決定通知書が届いてから1週間以内
再就職手当の振り込みは、再就職手当支給決定通知書が届いてから1週間以内です。
ただし、休日が重なった場合などは遅れる可能性があります。
再就職手当支給決定通知書が届かない場合は、審査に時間を要している可能性が高いです。
事実確認に時間がかかったり、提出書類に不備があったりすると認定が遅れます。
審査に通らなかったら「不受理」の通知が送られてくるため、連絡がなく気になるときには、ハローワークへ問い合わせてみましょう。
再就職手当はいつまでもらえる?
再就職手当の申請は、就職した翌日から1ヵ月以内が基本です。
しかし、2年の時効期間が認められているため、期限内であれば申請することができます。
申請期限は1ヵ月が基本
再就職手当の申請期限は、原則として就職した翌日から1ヵ月以内です。
就職して新たな業務で慌ただしくなりますが、あと回しにせず早めに申請しましょう。
期限が過ぎても2年の時効期間がある
就職した翌日から1ヵ月を超えてしまっても、諦める必要はありません。
再就職手当の申請は、2年間の時効期間が認められています。
つまり、就職日の翌日から2年以内であれば再就職手当の申請はできるため、諦めずに申請しましょう。
再就職手当がいつもらえるかを理解し早めの手続きを
再就職手当が支給されるのは、再就職が決まってハローワークへ報告してから約1ヵ月後です。
ハローワークへ提出する書類のなかには、就職先企業に記載してもらうものもあります。
また、再就職手当の申請期間は、就職した翌日から1ヵ月以内です。
再就職手当を早くもらうためにも、手続きの流れを理解し、必要書類を準備しておきましょう。