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面接が苦手すぎる理由は?克服方法を徹底解説

この記事の監修者
綿引 亜衣
【資格】
国家資格キャリアコンサルタント

【プロフィール】
総合人材サービス企業にて法人企業の採用支援、キャリアアドバイザー職に10年間携わる。名古屋での勤務経験があり、地域特性を踏まえた面接対策や、Uターン転職支援にも強みを持つ。これまで採用支援経験のある業界は広告・不動産・建設・消費財・通販業界など。その後求人サイトのマーケティング職を経て、現在は 総合人材サービス企業の広報業務に従事。

就職活動や転職活動を進めるにあたって、面接が苦手で苦労している方も多いでしょう。
面接は企業にとって応募者の人柄やマナー、スキルなどを見極められる重要な機会です。
選考される側としてはプレッシャーもありますが、克服できれば大きなチャンスとなるでしょう。

本記事では、面接に苦手意識を抱いてしまう理由を紐解いたうえで、具体的な克服方法を紹介します。
これから面接を控えている方は、自信を持って当日に臨むためのヒントにしてみてください。

面接が苦手な理由

面接が苦手な理由

面接に苦手意識を持ってしまう理由として、大きく5つが考えられます。

  • 緊張してしまうから
  • うまくいくか不安だから
  • コミュニケーションが苦手だから
  • 過去に失敗した経験があるから
  • 準備不足だから

それぞれ詳しく見てみましょう。

緊張してしまうから

面接を苦手に感じる大きな理由として考えられるのが、緊張です。
面接官からの質問にうまく回答しなければと思うほど、プレッシャーがかかり緊張してしまいます。

緊張状態というストレスがかかっていると、判断力も下がり、本来の力を出せません。
面接官からの質問に対する回答を用意していたはずが、頭が真っ白になって思うように受け答えできないこともあるでしょう。

うまくいくか不安だから

面接の経験が少ないと、成功のイメージが湧きにくく不安になりやすいといえます。
きちんと受け答えできないのではないか、求める人物像と違うと思われないかなど、失敗することばかり考えてしまうかもしれません。

不安が大きいということは、それだけ面接を成功させたいという気持ちの裏返しです。
「面接に落ちる=自分を否定される」というわけではないことを、心に留めておきましょう。

コミュニケーションが苦手だから

面接では初対面の人に対して、自分自身についてプレゼンしなければなりません。
人付き合いやコミュニケーションが苦手な方にとっては、難易度が高いミッションといえるでしょう。

自分の強みをアピールしなければならない以上、内向的な性格の方が苦労する可能性があります。
また、人の目を見て話すことが苦手、笑顔を作るのが不得意といった場合も、面接に苦手意識を抱くきっかけになりうるでしょう。

過去に失敗した経験があるから

過去の面接で失敗した経験があると、そのときに感じたストレスや緊張が精神的な障壁となって、面接が苦手になる場合があります。
思うように受け答えできなかった後悔のほかに、圧迫面接を受けたことで苦手意識を持ってしまっている方もいるでしょう。

トラウマとして心の傷になっていると、面接当日に体調が悪くなることも考えられます。
乗り越えるには時間がかかるかもしれませんが、過去と現在を切り離して今の状況に集中できるよう、模擬面接からチャレンジするのも手です。

準備不足だから

面接の対策がしっかりできていないと、漠然とした不安がつきまとい、面接に対して苦手意識を抱いてしまうことがあります。
聞き方に違いはありますが、面接で聞かれるポイントはどの企業でも同じです。
面接前には質問事項をある程度予想したうえで、どのように答えるか準備が必要です。

その場の思いつきで乗り切ろうとしても、面接官には見破られます。
まずは志望動機や自分の強み、過去の経験を振り返り、整理することから始めてみましょう。

面接に対する苦手意識を克服する方法

面接に対する苦手意識を克服する方法として、以下の7つをご紹介します。

  • 思考を変える
  • 緊張していることを伝える
  • ゆっくり話す・動く
  • 面接の振り返りを行う
  • 入念に準備を行う
  • メモを用意しておく
  • 焦らない
  • 面接官の眉間を見る

自分が面接を苦手に感じる原因をふまえて、必要な対策を取り入れてみてください。

思考を変える

「面接官は採否を決める側で、自分は企業にふさわしい人材か判断される側」のように、上下関係があるようにとらえると、過度に緊張してしまいます。
面接官も自分と同じ人間であり、対等だということを意識しましょう。

面接は、企業・応募者双方の希望がマッチしているかどうかをお互いに確認しあう場です。自分自身も、面接の場で応募企業の社風が自分に合っているかどうかを見極める気持ちで臨んでみてください。
また、面接官は応募者が緊張していることをよくわかっているため、緊張による多少のミスは理解してくれます。

緊張していることを伝える

緊張が面接官に伝わること自体は問題ではありません。
むしろ、自分が緊張していることを伝えてしまうのも一つの対処法です。
感情や意識は、他人に伝達したり可視化されたりすると、コントロールしやすくなるという心理作用があります。

よって自分の緊張を言語化することで、冷静な心を取り戻せるかもしれません。
面接官へ自己紹介をしたあとに「緊張していますが、本日はよろしくお願いいたします」などと付け加えるのがベターです。

ゆっくり話す・動く

あえてゆっくり話したり動いたりすることにも、面接の緊張感を和らげる効果があります。
入室後の動作や挨拶を丁寧に行うと、気持ちにゆとりが生まれるでしょう。
面接官からしても、落ち着いていて自信があるように見えるのがメリットです。

また、質問に対する受け答えでもゆったりと発言すると、考える時間を確保できます。
予期せぬ質問をされて困ったときこそ、自分のペースを乱さないようにしましょう。

面接の振り返りを行う

面接が終わったら一安心して、反省や復習はしないという方も多いでしょう。
しかし、面接の振り返りを行うかどうかで、次の面接に臨む際の姿勢が変わってきます。

できる限りその日のうちに質問の分析を行い、うまく回答できた部分、再考が必要な部分などを記録しておくことが大切です。
振り返りによって同じ失敗を繰り返しにくくなるほか、面接直後では自分で気づかなかった改善点を見つけられる力もつきます。

入念に準備を行う

面接の苦手意識をなくすには、入念な事前準備が欠かせません。
応募企業ならではの魅力や特徴、入社後に活かせる自分のスキル、将来のキャリアプランなど、想定される質問に対して答えの方向性をきちんと定めておきましょう。
ただし、内容の丸暗記は、いざ本番で言葉が出てこなかったときにパニックになってしまうため、おすすめしません。
必ず伝えたいキーワードと流れを抑えておくと良いでしょう。

また、面接の練習を繰り返してイメージトレーニングをすることも有効です。

スマホのビデオ機能を使って自身の回答を録画し、チェックする方法が有効です。
話している自分自身を映像でチェックすることで、話し方や身振り・手振りの癖を理解することができます。
また、可能なら友人やご家族に面接官役をお願いして、客観的な視点から改善できる点を指摘してもらいましょう。

メモを用意しておく

どれだけ模擬面接で練習を積んでも、面接本番は特別な緊張感があるものです。
普段とは違う環境でプレッシャーを感じ、アピールしたかった内容を忘れてしまうこともあるかもしれません。

どうしても伝えたいことがある場合は、メモを用意しておくと安心です。
ただし、いきなりメモを見ると失礼に当たる可能性があるため「きちんとお答えしたいので、メモを見ても良いでしょうか」など確認するようにしましょう。

焦らない

言葉につまってしまったり、答えに迷う質問があったりしても焦る必要はありません。
慌てて話を続けようとすると、要点がわからなくなり、質問の意図とずれてしまう可能性もあります。

答えが思い浮かばないときには「考える時間を少しいただいてもよろしいでしょうか」と前置きして、頭の中を整理するのも手です。
もちろん、いつまでも考え続けるわけにはいかないため、どうしても答えが出ない場合は謝罪したうえで、今日の面接の内容を整理したうえで、帰宅後引き続き回答を見つける旨を伝えましょう。

面接官の眉間を見る

面接中に相手の目を見て話そうとすると、上手く話せないことがあります。
これは単に人の目を見るのが苦手というわけではなく、人としての性質に原因があります。

そのため、自分のことについて面接官に伝える際は、目ではなく眉間や口元など、目の周辺を見つめながら話すようにするのがおすすめです。
特に目と目の間を見ると、相手は目を見られている(目が合っている)と感じます。

就職活動の面接に苦手意識があるなら対策して克服しよう

面接に対する緊張感や不安感から、苦手意識を持ってしまっている方は少なくありません。
うまくアピールして自分を売り込もうとするほど、失敗が怖くなっていくでしょう。

しかし、企業側は応募者の緊張を理解したうえで、応募者がどのような人柄なのかを知ろうと努力しています。
必要以上に背伸びをするのではなく、普段どおりの自分のまま誠実に受け答えができれば十分です。
まずは、面接に苦手意識を抱いている理由を明らかにし、克服に向けて準備や練習を重ねていきましょう。

執筆者について

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