正社員として働いていた会社を1日で辞めてしまった場合、履歴書に書くべきか迷ってしまうかもしれません。
この記事では、会社を1日もしくは短期間、試用期間中に辞めてしまった場合でも、職歴として履歴書に書いて良いか、あるいは書かないほうが良いのかを解説しています。
マイナスイメージを与えてしまうかもしれないという、不安な気持ちもあると思います。
本記事を最後まで読んで、どのように対処したら良いか確認し、履歴書の作成に活かしてみてください。
目次
正社員を1日で辞めた職歴も履歴書に書くべきか
正社員として雇用された職歴は、基本的に在籍した期間に関わらず記載しなければなりません。
仮に1日といった短期間や試用期間であっても、労働契約としては成立しているので書くべきです。
職歴を記載しなかった場合、経歴詐称となりえます。
面接のときに職歴の記載がない期間を指摘されたとしても、働いていない空白期間は何をしていたかなどと聞かれるだけで済むかもしれません。
しかし、会社が内定を出したあと、社会保険や雇用保険の加入手続きの最中に、経歴詐称が発覚してしまうことは避けたいものです。
万一、面接で空白期間について虚偽の申告をしていた場合、さらに会社から不信感を抱かれてしまいます。
心配な場合は、たとえ正社員でなく、アルバイトとしてでも職歴があれば職歴欄に記載しておき、経歴上の空白期間を可能な限り減らしておくことをおすすめします。
正社員を1日で辞めた職歴の経歴詐称がばれたら?
履歴書に記載していない職歴があり、のちに内定を受けた会社にばれた場合、解雇などの処分を受ける可能性があります。
解雇となると重い罰則ですが、解雇が認められる可能性が高い重要な経歴のなかの1つに職歴詐称があります。
その他、学歴詐称、犯罪歴の秘匿も処分を受ける可能性があります。
たとえ解雇にならなくても経歴詐称をしたという事実が残ると、会社で働いていても周りから信用されず、仕事がしづらくなってしまうでしょう。
正社員を1日で辞めた職歴を補うためにすること
正社員を1日で辞めた事実は変えられないので、短期間で退職したという職歴を補うためにしておくほうが良いことを紹介します。
まず、短期の離職歴がある際には、正直に短期間で辞めた事実を履歴書に記載することです。
理由は一身上の都合として良いでしょう。
もし面接で何が理由で辞めたのか採用担当者に尋ねられた場合は、退職理由を明確にして伝えられれば問題ありません。
退職理由を伝えるときには、前の会社の批判や悪口は言わないこと、嘘をつかないことが大切です。
もし自分が至らなかったと感じる点があればそれも合わせて伝え、入社後はどのように頑張っていくのか、将来的にどうなりたいかを伝えましょう。
短期間で退職を繰り返すと選考に影響するおそれがありますが、明確な退職理由があれば問題ないでしょう。
理由をしっかり準備して、退職理由を聞かれたときに備えておくことをおすすめします。
正社員を1日で辞めたとしても職歴は事実を書き、理由を準備しておこう
短期間で退職しても職歴には必ず記載し、事実と異なることがないように注意します。
マイナスイメージを与えるかもしれないと不安に感じるかもしれませんが、嘘偽りなく申告し、退職した理由をしっかりと伝えることができれば、過度に心配する必要はありません。
内定を受けたらどのような目標をもって働くか、といった自分の将来をしっかりと考え、その意思をみせられるように事前準備をしっかり行いましょう。