面接時の服装はスーツが一般的ですが、スーツの色や合わせるシャツについて、どのようなものを選ぶべきなのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
今回の記事では、面接時の服装のポイントや選び方、年代別の服装などを解説しています。
面接官の第一印象となる身だしなみを整え、好印象をもってもらいましょう。
これから就職活動や転職活動をする20〜50代の男性は、参考にしてみてください。
目次
面接時における男性の服装のポイント
面接時における男性の服装のポイントは、以下のとおりです。
- 清潔感を意識する
- 業界や社風に合わせる
- 体のサイズに合った服を着る
清潔感を意識する
面接時の服装のポイントは、清潔感を意識することです。
清潔感は面接官の第一印象を決める重要なポイントとなります。
服装で清潔感を出すのは難しいテクニックは必要ありません。
面接の前にスーツやシャツをクリーニングに出すなどして、汚れやしわ、臭いがない状態にするなど、基本的な事柄を押さえておきましょう。
また、清潔感は、服装だけではなく身だしなみ全体から判断されるため、髪を整えたり、髭をそったり、靴を磨いたりすることも重要です。
業界や社風に合わせる
面接時の服装は、業界や社風に合わせます。
面接もビジネスの場面の一つであり、面接官は「TPOを意識できているか」を確認しているため、業界や社風に合った服装を選ぶことが大切です。
もしも、ふさわしくない服装で面接に赴いてしまうと、企業の研究が不十分であり、企業の顔としてお客様に会ってもらうのは難しいと判断され、不採用になるおそれがあります。
業界や社風を研究して、面接の服装を選びましょう。
体のサイズに合った服を着る
面接に着ていく衣類は、体のサイズに合ったものを選びましょう。
清潔感にもつながる部分ですが、体のサイズに合っていない服を着ていると、「だらしない」「ビジネスマナーを知らない」などマイナスな印象を与える可能性が高いからです。
手持ちのスーツが体のサイズに合わない場合は、体型に合うスーツを買い直すことをおすすめします。
面接時の男性に適した服装の選び方
面接時の服装はスーツが基本です。
ここではスーツと、スーツに合わせて身につけるワイシャツ、ネクタイ、靴の選び方をそれぞれ紹介します。
スーツの選び方
面接に着ていくスーツを選ぶ際のポイントには、色や模様、サイズ感があります。
色は、ブラックやグレー、ネイビーなどのダークカラーを選ぶのが無難です。
ブラックやグレーは落ち着いた印象を与え、ネイビーでは清潔感を表現できます。
模様は派手なものを避け、無地や目立ちにくいストライプを選びましょう。
ストライプは日の当たり方で見え方が変わるため、明るい場所で鏡を見て確認しておくと安心です。
サイズは、肩幅や胸まわり、袖丈に注意して、ジャストサイズのものを選びます。
スーツはシングルの2つボタンタイプが一般的です。
リクルートスーツは新卒での就職活動には適していますが、転職の面接には不向きであるため避けましょう。
スーツのボタンに関するマナーはこちらの記事で詳しく紹介しています。
ワイシャツの選び方
ワイシャツを選ぶ際のポイントは、色や模様、襟の形です。
面接のときのシャツは、「白色の無地」が一般的であり、柄や光沢のないシンプルなものを選びます。
黒色やグレーなどのカラーシャツや濃いストライプなどの柄もののシャツは、面接には適さないため避けましょう。
また、ワイシャツの襟の形は、以下の2種類が基本となります。
レギュラーカラー | 標準的な襟の形 |
---|---|
ワイドカラー | 左右の開きが広い襟の形 |
面接の前にはワイシャツにアイロンを当てしわをなくし、襟や袖に汚れがないかを確認しておきましょう。
ネクタイの選び方
ネクタイを選ぶポイントは、色と柄、幅です。
色はスーツに合わせてネイビーや青、グレーなど落ち着いた色を選びましょう。
ピンクや紫など派手な色は避けてください。
柄については無地が無難ですが、ストライプや小さなドット、チェック程度であれば良いでしょう。
幅は太すぎても細すぎても違和感を与えてしまうため、最も太い部分が7〜8cmの一般的なものがおすすめです。
靴の選び方
靴は黒色のひも付きが一般的です。
装飾がついていたり、つま先が尖っているなど個性的な靴は避けて、どのような場面でも対応可能な、つま先の皮の切り替えが横一文字のストレートチップが良いでしょう。
面接の前には、かかとがすり減っていないかを確認して、磨いて艶を出しておきます。
靴下は、カジュアルに見られるよう白や明るい色は避けて、黒、もしくはスーツと揃えた色を選ぶのが無難です。
【年齢別】面接の男性の服装は?
面接の服装を選ぶ際は、年代ごとに注意するべきポイントが異なります。
20〜50代の、面接における服装のポイントや注意点を紹介します。
20代の服装
20代は服装は、若々しさや真面目な印象づける服装選びがポイントです。
スーツの色は、黒かネイビーを選ぶと良いでしょう。
新卒や20代前半の転職ではリクルートスーツを選んでもかまいませんが、20代後半ではマイナスな印象を与える可能性もあるため、ビジネススーツの着用がおすすめです。
20代は経験やスキルで差別化しにくいため、ビジネスマナーのアピールが特に重要です。
面接の服装を通して、ビジネスマナーがあることを示しましょう。
30代の服装
30代の服装は、社会人としての自信や経験を表現する服選びがポイントです。
色は、ネイビーやグレーなどの落ち着いたものを選びましょう。
柄は無地が無難ですが、ストライプは引き締まった印象を与えるため、業界や社風が明るい企業を受ける場合は選択肢の一つとなります。
ワイシャツは白色で清潔感を保ち、ネクタイは明るい色を選ぶのがおすすめです。
また、これまで勤めていた職場で私服勤務が許可されていた人であれば、手持ちのスーツがリクルートスーツしかない場合もあるでしょう。
しかし、30代の面接でリクルートスーツは不適切とみなされます。
量販店で販売されているものでも良いので、ビジネススーツを用意してください。
40代の服装
40代の服装は、清潔感と落ち着きがポイントです。
スーツの色は、ネイビーやグレーなどのダークカラー、シャツの色は白色かライトブルーの無地か薄いストライプのものが良いでしょう。
普段の仕事では目立つアイテムや遊び心を交えた着こなしを楽しんでいる場合も、面接においては落ち着いた服装を選びます。
また、スーツやシャツにしわや汚れがないように、アイロンを当てたり、クリーニングに出すなど準備しておきましょう。
50代の服装
50代が面接を受ける際の服装選びも、清潔感がポイントです。
スーツは黒やグレーなどのダーク系で、体のサイズに合っているスーツを選びましょう。
特に古いスーツの場合、大きすぎたり小さすぎたりする可能性もあるため注意が必要です。
また、喫煙者は特に、スーツやシャツに付着している臭いに注意しなければなりません。
煙草の臭いは自分では気付かない可能性もあるため、面接前にご家族に確認してもらうのが良いでしょう。
面接時の男性に適した服装で好印象を持ってもらおう
面接時の男性の服装選びは、清潔感がポイントです。
年齢や体型、社風に応じたスーツを選びつつ、面接前にはクリーニングに出し、しわや汚れがない状態で会場に向かいましょう。
また、面接の前に鏡の前で試着して自分の姿を見ることで、違和感がないかを確認することも重要です。
適切な服装を準備し、面接官に与える第一印象を良いものにしましょう。