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正社員登用の面接で受かるには?質問内容や対策を解説

契約社員や派遣社員、パート・アルバイトといった、非正規雇用で働く方のなかには、今の職場でのより良い待遇を求めて、正社員登用を希望する方もいるでしょう。

正社員登用試験の内容は会社ごとに異なりますが、多くの場合は面接が実施されます。

そこで今回は、正社員登用の面接対策や、よく聞かれる質問、解答例などを紹介します。

面接対策をする際の参考にしてください。

正社員登用の面接対策

正社員登用の面接対策

正社員登用の面接では、現在の自分の立場や働き方に合わせた対策が必要です。
ここでは、契約社員、派遣社員、パート・アルバイト、それぞれの面接対策を解説します。

契約社員からの場合

契約社員の人が正社員登用の面接を受けるときは、現在の立場から現職で学んだこと・身につけたスキルをアピールし、正社員登用への意気込みややる気を伝えましょう。
例えば、「〇〇のスキルを活かして〇〇の仕事にもチャレンジしてみたい」と、具体的なプランを伝えれば、面接官にも将来活躍する姿を想像してもらえます。

自己PRをしたり、質問に答えたりするときは、結論から話し簡潔にまとめると、内容が伝わりやすくなるでしょう。
すでに働いている職場であっても、面接を受けるときはスーツ、もしくはビジネスカジュアルを着用し、真面目さや誠実さを態度で示してください。

正社員登用に関する情報は、以下の記事でも詳しくご紹介しています。
ぜひご参照ください。

派遣社員からの場合

派遣社員が正社員登用の面接を受ける場合、多様な職場に派遣されて得た経験を、正社員として主体的に活かせるかどうかを問われます。
面接官からも、現在の職場はもちろん、過去の職場でどのように活躍したか質問されるでしょう。

これまで派遣社員として身につけたスキルや経験を棚卸ししたうえで、よくある質問に答えられるよう準備しておく必要があります。

パート・アルバイトからの場合

パート・アルバイトの人が正社員登用試験を受ける場合、以下の3点を伝えましょう。

  • 正社員の仕事・責任に対する意欲
  • 現在の実績やスキル・キャリアの提示
  • 正社員になったあとのキャリアプラン

パート・アルバイトは、正社員から指示を受けて仕事をするケースがほとんどです。
しかし、正社員になったら指示を待つだけではなく、自ら考え、積極的に動かなければなりません。

そのため面接では、意欲はもちろん、これまでに身につけた知識を活かして、中~長期的活躍のプランを示すことで、主体性や積極性を伝える必要があります。

正社員の仕事内容を掘り下げて確認し、自分のスキル・キャリアを踏まえて、採用後の貢献度や目標をアピールしましょう。

【回答例付き】正社員登用の面接でよく聞かれる質問内容

【回答例付き】正社員登用の面接でよく聞かれる質問内容

正社員登用面接では、現在の雇用形態によって質問されやすい内容が異なります。
あらかじめ把握しておき、理想的な回答を準備しましょう。
以下で、よくある質問とその解答例を、雇用形態別に紹介します。

契約社員からの場合

契約社員から正社員をめざすケースでは、主に次の点が質問されます。

  • 身につけているスキル
  • 今までのキャリア
  • 今後の貢献度

正社員になったときに、これまでに身につけたスキルや経験がどのように役立つのかをアピールしましょう。
解答例は以下のとおりです。

私はこれまで、御社を含めてさまざまなシステム構築に関わり、業務の効率UPを実現してきました。
リモートワークが定着してきた現在、さらなるシステム改善や強化が必要だと感じています。正社員登用していただけたら、これまでの知識と経験に加え最新の技術も学んで、御社により快適なシステム環境を提供したいです。

正社員登用の志望動機に関する情報は、以下の記事でも詳しく解説しています。
ぜひご参照ください。

派遣社員からの場合

派遣社員から正社員をめざすケースでは、主に次の内容を質問されます。

  • なぜ正社員になりたいのか
  • 今まで身につけたスキルや経験
  • 採用後の貢献度

派遣社員のアピールポイントは、さまざまな職場に派遣されるなかで得た、経験やスキルです。
過去の経験・スキルを棚卸しし、応募企業の仕事内容にふさわしい解答を準備してください。
具体的な例文は以下のとおりです。

私が今回正社員登用を希望したのは、これまでの経験やスキルを、より責任のある立ち位置で役立てたいと考えたからです。御社では、〇〇部長の指示のもと、公的書類や企画書の作成に携わってきましたが、いつも的確な判断・ご指導をいただき、大変勉強になりました。
派遣社員の立場では、なかなか改善案や作成スケジュールまでご提案できませんが、正社員になればより深く業務に関われます。採用していただけたら、〇〇部長のように広い視野を身につけ、もっと積極的に業務に取り組みたいです。

パート・アルバイトからの場合

パート・アルバイトの人が正社員登用の面接を受ける場合、次の質問が予想されます。

  • なぜ非正規雇用で働いていたのか
  • なぜ正社員になりたいのか
  • 現在の仕事内容や今後の貢献度

パート・アルバイトから正社員への転換は、受ける人にとっても大きな変化です。
質問内容を掘り下げ、迷わず答えられるよう回答を準備しましょう。
具体的な解答例は以下のとおりです。

私が正社員登用を希望したのは、社会人のキャリアを形成し、より御社に貢献したいと考えたからです。結婚前も、御社同様量販店に勤めていましたが、正社員で店舗のチーフを担い、サービス向上や売上UPに貢献していました。出産・子育てを機に退職し、子どもが大きくなるまでフルタイム勤務が難しかったため、家庭を優先しパート・アルバイトで御社に入りましたが、子育てがひと段落した今、以前のように正社員で働きキャリアを積みたいと考えています。現在は〇〇売り場担当ですが、接客したお客様や責任者の方にもお褒めの言葉をいただき、大変やりがいを感じています。正社員に採用していただけたら、過去のスキルや経験を活かし、売上UPに貢献したいです。

正社員登用の面接を受ける際の注意点

正社員登用の面接を受けるときは、次の点に注意しなければなりません。

  • 正社員の雇用条件を確認しておく
  • 正社員の普段の様子を観察しておく
  • 面接前の準備を念入りにする

非正規雇用と正社員では、労働時間や賃金・休日の取り方など、さまざまな点に違いがあります。
面接を受ける前に雇用条件を確認し、納得してから応募しましょう。

雇用条件に問題がなくても、正社員の様子にわずかでも気になる点があったら、いったん立ち止まって観察してみてください。
例えば、社員の人間関係や大変そうな部分などを事前に知っておけば、実際に働き出したとき受け入れやすくなります。

また、面接を受ける前には、履歴書・身だしなみ・質疑応答の練習など、念入りな準備が必要です。
可能な限り時間をかけ、万全の体制を整えて面接を受けましょう。

正社員登用の面接のポイントや対策を知って受ける際の参考にしよう

正社員登用の面接で確認するのは、「社員の立場で働いた場合の貢献度」や「積極的な姿勢」です。
現在の雇用形態で、すでにアピールできるキャリアやスキルがある人は、面接でしっかりアピールしましょう。

また、社員登用の面接を受ける前は、よくある質問をチェックし、あらかじめ回答を準備しておきましょう。
模擬面接などで練習しておくと、本番でもスムーズに話せます。
ご紹介した内容を参考に対策をたて、面接の事前準備を行いましょう。

執筆者について

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