
大学3年生の夏休みに入ると、就職活動に向けたインターンシップへの参加を考える時期です。
しかし、インターンシップにどれだけ参加すべきなのか、他の学生はどのくらい参加しているのかわからず悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、インターンシップの平均参加数を年度別に解説し、効果的な参加方法をお伝えします。
目次
インターンの参加数は平均何社?
インターンシップへの参加を考えるうえで、他の学生がどのくらい参加しているのかを知ることは重要です。
ここでは、2023年卒と2024年卒の平均参加社数を見ていきましょう。
参考:マイナビ 2024年卒大学生 インターンシップ・就職活動準備実態調査(12月)
2023年卒の平均参加社数
2023年卒の平均参加社数は5.8社で、85.7%の学生が1社以上のインターンに参加しています。
1〜5社の参加が50%を超えており、10社以上への参加は18.8%と高い割合を示しているのが特徴です。
2023年卒は新型コロナ感染症の影響が強い時期での就職活動でしたが、Web実施によりインターンシップ参加数への影響は少なく、インターンシップの満足度に関しても、対面実施とWeb実施では大きな差が見られませんでした。
参考:コロナ禍のインターンシップ Web・対面 それぞれの満足度はいかに?
Web実施だから意味がないとは考えずに、積極的に参加することで、有意義な就職活動につなげることができるでしょう。
2024年卒の平均参加社数
マイナビのインターンシップ・就職活動準備実態調査によると、2024年卒の平均参加社数は5.5社で、82.8%の学生が1社以上のインターンに参加しています。
2023年卒と比較すると6社への参加の割合が増加しており、また10社以上への参加は14.1%と高い割合を示しているのが特徴です。
理系文系を問わず複数社への応募割合が高く、企業の比較や見極めを積極的に行っていると考えられます。
志望業界の有無に関わらず複数のインターンに参加することは、広い視野を持って就職活動を行うために重要だといえるでしょう。

インターンは何社応募すれば良い?
インターンは、何社応募すれば良いという正解はなく、他の学生や先輩が応募した数を基準に考えることが自分に合っているかどうかもわかりません。
何社応募するか考えるにあたって、まずはインターンシップに参加する目的を考えましょう。
すると、その目的の達成に向けて、日程的に許容できるのが何社になるか見当がつきます。
選考基準の難易度などを考慮して若干多めに応募することも検討しながら、年間を通して計画を立てることをおすすめします。
インターンにはどれくらい行くのが効果的?
業界研究や本選考のための場慣れなど、インターンに参加する目的を考えたうえで参加する件数を決めることが大切です。
希望業界が絞れている場合は、その業界のインターンに広く参加したうえで、比較として別の業界のインターンにも参加するなど、自身の目的に応じて参加することが、就職活動を有意義なものにするために重要だといえます。
ただし、学生の本業は学業であるため、インターンの予定を入れすぎて単位を落としたり、勉強の時間が減ったりしないことを指標にすることも忘れてはいけません。
複数のインターンに参加して有意義な就職活動につなげよう
インターンは業界研究だけでなく、企業の雰囲気や自身の適性を知るためにも役立ちます。
複数のインターンに参加することで、視野を広く持ちながら就職活動を行うことができるでしょう。
2023年卒、2024年卒ともに多くの学生が複数のインターンに参加しており、早めの準備と計画的な参加が重要だとわかります。
Web実施のインターンも増えているので、そういった機会も有効活用しながら、自身の目的に合ったインターンに参加しましょう。