新型コロナウイルスの感染拡大を受け、Web面接を導入する企業が増えました。
選考中の企業からWeb面接を案内された場合は、対面面接とは異なる対策が必要です。
本記事では、Web面接の流れのうち、挨拶に焦点を当ててポイントを紹介します。
これからWeb面接の準備をする方は参考にしてください。
目次
Web面接で入室する際の挨拶の仕方
まずはWeb面接で入室する際の挨拶の仕方として、以下の2つを紹介します。
- 座ったまま挨拶を行う
- 挨拶の例文
座ったまま挨拶を行う
面接官が入ってきたら、明るく元気に挨拶をします。
対面面接では立って挨拶をしますが、Web面接では立ち上がると画面から見えなくなってしまうため、座ったまま挨拶をしましょう。
また、座ったままの挨拶をする際にぎごちなくならないよう、あらかじめパソコンの前で練習しておくと安心です。
挨拶の例文
Web面接における挨拶に細かい決まりはないため、「おはようございます」でも「こんにちは」でも構いません。
失礼のない、丁寧な挨拶を心がけてください。
ただし、しっかりフルネームで名乗ることを忘れないようにしましょう。
挨拶の例文には、以下のようなものがあります。
「おはようございます。◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。本日はどうぞよろしくお願いいたします」 |
「本日はお時間をいただきまして、ありがとうございます。◯◯と申します。どうぞよろしくお願いいたします」 |
「はじめまして。本日面接を受けさせていただく◯◯です。どうぞよろしくお願いいたします」 |
Web面接で退室する際には、まずお礼を言います。
通信を切るのは面接官が退室してからが良いでしょう。
ただし、相手から退室するように促された場合は「失礼します」と言って通信を切ります。
退室する際の挨拶の例文は以下のとおりです。
「本日はお忙しいところ、貴重な時間をいただきまして、ありがとうございました」 |
「面接の機会をいただき、ありがとうございました」 |
面接が終了したら、通信がきちんと切れているかを確認しましょう。
切り忘れていると、その後の様子が見られてしまうため注意が必要です。
Web面接で挨拶する際のポイント
Web面接では、対面面接とは意識したいポイントが異なります。
ここからは、Web面接で良い印象を与えるポイントとして、以下の3つを紹介します。
- カメラ目線で挨拶する
- はっきりした声でゆっくり話す
- ゆっくりとお辞儀をする
カメラ目線で挨拶する
Web面接ではパソコンの画面を見ながら話す人が多いですが、パソコンの画面ではなく、カメラを見て話すようにしましょう。
カメラがパソコン上部にあるのに面接官の顔を見ながら話すと、面接官からは少し下向きに目線を落としているように感じられるためです。
実は目が合っていると思っているのは自分だけで、相手からは視線を落として自信なさげに見える可能性もあります。
しっかりとカメラのレンズを見て話すことで、自信に溢れた良い印象を与えることができるため、ぜひ実践してください。
はっきりした声でゆっくり話す
対面面接でも早口で聞き取りにくい話し方はNGですが、Web面接ではより話し方に注意する必要があります。
なぜならば、Web面接では通信環境によって声が聞き取りにくいことがあるからです。
具体的には、相手に聞こえやすいように、はっきりした声でゆっくり話すことが大切です。
電話で話すようにスラスラ話すのではなく、相手に一つひとつ言葉が伝わるように話すと良いでしょう。
ゆっくりとお辞儀をする
対面面接では深くお辞儀をするなど、角度のマナーがありますが、Web面接では角度まで把握することは難しいでしょう。
とはいえ、しっかりと丁寧にお辞儀をしていることを伝えることは必要です。
ゆっくりとした動作で、深く頭を下げれば、しっかりとお辞儀していることが伝わるのでおすすめです。
挨拶を述べながらするのではなく、話し終えたあとにお辞儀するようにしましょう。
Web面接の挨拶を事前に練習して面接を成功させよう
この記事では、Web面接で大きな印象を決める挨拶のやり方を紹介しました。
入室と退室の際に必要な挨拶の例文も合わせて紹介したので、ぜひ参考にしてください。
対面面接とWeb面接ではやり方が異なるため、対面面接の経験しかない場合は、事前に練習しておくことが大切です。
意識すべき点を理解したうえで、しっかり練習を行い、本番では面接官に良い印象を与えられるようにしましょう。