転職で6月に入社した場合、夏のボーナスは出るのかどうか、気になっている方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、転職で6月に入社した場合の夏季ボーナス支給の有無や、転職後に初めてボーナスが支給される時期などについて詳しく解説します。
目次
転職で6月に入社した場合夏のボーナスは出るのか
転職で6月に入社した場合夏のボーナスは出るのでしょうか。
ボーナスの査定時期と併せて紹介します。
基本的にはもらえない
企業によって異なりますが、転職で6月に入社した場合は基本的に「夏のボーナスはもらえない」と思ったほうが良いでしょう。
一般的に、ボーナスは支給月の1〜2ヵ月前を起点に、過去半年間の勤怠や実績などが考慮されて決まります。
企業によっては入社日に関わらずボーナスが支給されることもありますが、満額の支給は難しいでしょう。
いずれにしても、気になる場合は入社前に確認しておくことをおすすめします。
ボーナスの一般的な査定時期
ボーナスの一般的な査定時期は以下のとおりです。
- 夏季ボーナス:前年の10月から当年3月まで
- 冬季ボーナス:当年4月から翌年9月まで
6月入社で考えると、夏季ボーナスの評価対象期間にはまったく在籍していないことになります。
そのため評価の対象外となり、転職した年の夏季ボーナスは支給されないのです。
ただし、冬のボーナス評価対象期間には3分の2ほど在籍しているため、冬のボーナスは満額の3分の2程度支給される可能性があります。
冬のボーナス支給額が気になる場合は、試用期間中が査定対象になるかどうかも確認しておきましょう。試用期間中は査定対象とならない企業は、支給額がさらに少なくなることもあります。
試用期間中の査定については社内規定にも記載されているケースが多いので、入社後に確認しておきましょう。
転職で6月入社の場合のボーナスはいつからもらえるのか|確認方法
企業が支払うボーナスの時期や支給額は、就業規則に明示されているケースが多いです。
就業規則は、労働基準法によって「見やすい場所への掲示や備え付け、書面による交付」が定められています。
一般的には、入社時に冊子として配られたり、社内のポータルサイトに掲載されていたりすることが多いでしょう。
就業規則にボーナスの時期や支給額が明示されていない場合は、人事部や上司に確認してください。
なお、ボーナスの支給時期や評価制度は、法律で決められているものではありません。
各企業によって個別に定められています。
そのため、ボーナスの支給時期を一般的な事例だけで判断するのは避けたほうが良いでしょう。
6月のボーナスはいつまで働けばもらえる?
ボーナスは企業によって支払い時期が異なります。
気になる場合は、会社の就業規則で支払い時期と条件を確認しましょう。
入社した時期や退職のタイミング、勤続年数、雇用形態などによっても異なるので、わからないときは人事担当者に個別に問い合わせたほうが良いでしょう。
なお、就業規則に次のような文言が記載されているときは注意が必要です。
- 「賞与は支給時期に在籍しているものに支給する」
- 「賞与支給月末日時点で在籍している人に支給する」
- 「支給日の1ヵ月前に在籍していること」
このような条件がある企業の場合、支給日だけを基準にすると、期待していたボーナスが支給されない可能性があります。
転職で6月に入社した場合のボーナスはもらえないのが一般的
転職で6月に入社した場合、多くの企業では夏のボーナスをもらえません。
一般的に、6月入社の転職者が最初に受け取るボーナスは、冬季ボーナスになります。
ただし、企業によって支払時期や条件が異なるので、入社前や入社後に就業規則を確認しておきましょう。
支払いの時期だけではなく、支給額や査定基準なども併せてチェックしておくことをおすすめします。