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転職時の履歴書の志望動機で押さえたいポイントは?例文も紹介

転職時の志望動機は、履歴書のなかでも採用側が重要視する項目です。

この記事では、魅力ある志望動機を書くために、採用担当者が注目するポイントや、事前に準備すべきことを解説します。
例文も紹介しているので、転職の履歴書の志望動機を書くのに悩んでいる人は参考にしてみてください。

転職時に履歴書の志望動機で見られるポイント

転職時に履歴書の志望動機で見られるポイント

転職活動の成功につながる志望動機を書くためには、企業の採用担当者が志望動機のどこを見て何を判断するかを知らなければいけません。

ここでは、転職時に履歴書の志望動機で見られるポイントを紹介します。

中途採用者として求める人材であるか

採用担当者は志望動機を通して、応募者が、企業が中途採用で求める人材と一致しているかどうかを判断しています。

一般的に企業が中途採用として求める人材は、即戦力になる人です。
具体的には、以下のようなポイントが見られています。

  • 積極性
  • 柔軟性
  • コミュニケーション能力

また、20代には豊富な経験より積極性や将来性がある人材を求めるのに対し、40代以降には豊富な経験やマネージメント力が求められるなど、年齢によっても求められるものは違うでしょう。

熱意があり長期的に貢献してくれるか

企業側は、すぐに辞めてしまう人ではなく、長期的に貢献してくれる人を欲しいと考えているため、応募者の熱意や意欲は重要視されます。

また、志望動機に将来のビジョンが書かれている場合は、それが自社で実現可能なものかどうかもチェックされるでしょう。

応募者のスキルと会社の要求が一致しているか

企業側は志望動機の内容で、応募者が持っているスキルや経験が、会社の求める能力と一致しているかを見ています。

履歴書の志望動機は、自分のスキルや経験を関連付けて書く場合が多いですが、その内容が企業の事業内容や求めるスキルに沿っていなければ、企業は応募者を採用するメリットがありません。

また、応募者が企業の求めるスキルを持っていたとしても、会社の社風や方向性と本人の希望がマッチしていないと、入社後に本人が会社に馴染めなかったり、モチベーションを保てなかったりする可能性があります。

そのため、企業の社風や方向性と本人の希望にずれがないかどうかも、採用担当者が見るポイントです。

転職理由・志望動機に一貫性があるか

転職の志望動機は、転職理由や将来のビジョンと一貫性があるかも見られています。

退職理由が「残業が多く、自分の時間を確保したい」という内容なのに、志望動機で「入社後は、〇〇のスキルを活かし会社に貢献できるよう、一生懸命頑張りたい」のように主張しても、一貫性がなく説得力に欠けます。

また、志望動機の内容だけを充実させても、退職理由と一貫性が無ければ、逆に信頼感が薄れてしまうかもしれません。

そのため、採用担当者に熱意が伝わるよう、志望動機と将来のビジョン、転職理由は一貫性を持たせることが大切です。

転職用の履歴書の志望動機を書く前にやるべきこと

転職用の履歴書の志望動機を書く前にやるべきこと

履歴書の志望動機は、事前準備をしっかりしてから書きましょう。
志望動機を書く前の準備をしておくと、面接時の受け答えにも役立ちます。

履歴書の志望動機を書く前に、するべき3つのことを解説します。

応募企業のことを知る

志望動機を書くには、応募する企業が求める人材像を理解することが必要です。
応募企業のホームページやパンフレット、求人票などは一通りチェックしておきましょう。

応募企業の情報収集をし、企業の理解を深めていれば、面接時の受け答えもスムーズにできるうえ、採用担当者に入社の熱意をアピールできます。

転職理由や自分の強みを整理する

以下のような事柄を整理し、明確化するため、自己分析を行いましょう。

  • 転職理由
  • これまでの経験
  • 強みとなるスキル
  • 自分の資質や仕事に対する姿勢
  • 将来のビジョン

自己分析で転職理由やこれまでの経験やスキル、自分の価値観を客観的に振り返ると、志望動機を考えるために役立つだけでなく、転職先を探す基準や今後の仕事の方向性などが明確になります。

企業が求める人材と自分の強みの共通点を探す

企業が求める人材像と、自分の強みが明らかになったら、次に双方の共通点を探し、アピールポイントとしましょう。

共通点がいくつかある場合は、自分が今まで尽力してきたことや将来やりたいことに関連性が強いものを選ぶと、より説得力のある志望動機になります。

転職用の志望動機・志望理由の例文

準備が整ったら、実際に志望動機を書いてみましょう。
一般的に、志望動機の文字数は200〜300文字程度です。

志望動機の内容は、基本的に以下の流れで構成します。

  1. 志望した理由
  2. 活かせる自分の強み
  3. 入社後のビジョン

同業種へ転職する場合

【例文:通所介護事業から総合介護事業へ転職する場合】

地域住民のトータル的な福祉を実現するため、デイサービスだけでなく入所施設や訪問介護事業を展開し、知識向上のための研修や事業所間での情報交換を盛んに行っている貴社の経営理念に共感したため、入社を志望いたしました。

前職ではデイサービスの管理者としてやりがいを持ち勤務しておりましたが、次第にデイサービスだけでなく入居施設や訪問サービスなど、トータル的に利用者様の生活を支えたいという思いが強くなりました。

入社後は、新規デイサービス事業所の立ち上げにも携わった経験を活かし、マネジメント力や応用力を発揮して、さまざまな事業形態の現場で戦力となれるよう尽力したいと思っております。

書き出しは、応募先企業を志望した理由を明確に述べます。
退職理由を入れる場合は、ネガティブな表現は避けポジティブな内容にしましょう。

採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらえるよう、自分の強みと入社後のビジョンを結びつけて書くと効果的です。
同業種に転職する場合は、前職の経験などから即戦力になりうる強みをアピールすると良いでしょう。

未経験分野へ転職する場合

未経験の分野に転職する場合は、転職理由と、なぜあえて未経験の分野に挑戦したいのかを説明する必要があります。
転職理由を前向きに表現し、未経験分野に挑戦したい理由と応募先企業の魅力や強みを関連付けて書くと良いでしょう。

また未経験分野の場合、即戦力となるスキルは持ってないかもしれませんが、これまでの経験から応募先企業の業務内容に活かせる強みを入れてください。

転職時の志望動機は企業の意図を理解した内容に

転職時の志望動機は、採用側が重要視するポイントを理解したうえで考えましょう。

テンプレートをそのまま使ったり、退職理由や志望動機に一貫性がなかったりすると、信頼感が薄れます。
企業の意図を理解して、オリジナルの志望動機を完成させてください。
企業研究や自己分析などの事前準備をしっかりしておくと、魅力ある志望動機が書けるでしょう。

執筆者について

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