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志望動機がない場合の対処法|浮かばないときはどうする?

「履歴書に書く志望動機がない」
「何を書いて良いのかわからない」

履歴書に志望動機を書く際、上記のような悩みを持つ方も多いでしょう。
本記事では、志望動機がない場合や、文章が浮かばないときの対処法を紹介します。

「志望動機がない」と悩む原因

「志望動機がない」と悩む原因

「志望動機がない」と悩む原因としてよく挙げられるのは、次のようなケースです。

  • 第一志望の企業ではない
  • 自己分析が十分にできていない
  • 企業への理解・知識が足りていない
  • 志望動機のイメージができていない

それぞれ見ていきましょう。

第一志望の企業ではない

第一志望ではない企業の志望動機は、熱意を持って考えるのが難しいかもしれません。
熱意を持てない状態では、実際に働くイメージや将来の展望も思い描きにくく、志望動機の文章もうまくまとまりません。

自己分析が十分にできていない

自己分析が不十分な状態では、志望動機を書くことは難しいでしょう。
自己分析は、現在持っている自分のスキルや、過去の経験で身につけた知識・価値観を洗い出し、言語化する作業です。
言語化ができていなければ、自分の強みを採用担当者に伝えることもできません。

企業への理解・知識が足りていない

企業研究が不十分な場合、どのような人材が求められているのかがわからず、志望動機を書きにくくなります。
企業研究では、パンフレットやホームページを読めばすぐにわかる情報だけでなく、他社との比較や、実際に足を運ぶことで得られる情報など、さまざまな角度から企業を見なければなりません。

志望動機のイメージができていない

「そもそも志望動機ってなんだろう?」
このような疑問を抱いた状態では、志望動機を書くことはできないでしょう。
志望動機の文章自体がイメージできない人は、例文などを参考にしてイメージをつかむところから始めましょう。

「志望動機が書けない」「志望動機がうまくまとまらない」という方は、以下の記事も参照してください。

志望動機がわからない・浮かばないときの対策

志望動機がわからない・浮かばないときの対策

ここからは、志望動機がわからない・思い浮かばないときの対策として、次の5点を紹介します。

  • 仕事の軸を明確にする
  • 例文からイメージを膨らませる
  • 将来のビジョンを考える
  • 他の企業を比較してみる
  • 自己分析ツールを活用する

仕事の軸を明確にする

自分が、何を軸に志望する企業を決めているのかを明確にしましょう。
軸として用いられやすいものには次のようなものがあります。

  • 企業の知名度
  • 自分のスキルを活かせるかどうか
  • やりがいを感じられるか
  • 事業に将来性があるかどうか

軸が明らかになれば、「企業の知名度が高いから志望した」「スキルが活かせそうなので志望した」など、志望動機の方向性を見出すことができるでしょう。

例文からイメージを膨らませる

志望動機にどのような内容を書けば良いのかわからない人は、例文を参照してみましょう。
例文を読み、志望動機とは何かを理解すれば、自分のケースで書くべき内容が思いつきやすくなります。

企業情報を収集・確認する

企業情報の収集と確認は、志望動機を考えるうえで欠かせないポイントです。

ただし、企業情報には「与えられる情報」と「自ら集める情報」の2つがあります。
それぞれを上手に使い分けましょう。

「与えられる情報」とは、パンフレットやホームページで公式発表されている情報です。
社風・力を入れているサービス・今後の事業展開などをチェックしてください。

「自ら集める情報」には、インターンシップや企業説明会などで、現在働いている社員から聞いた内容などが当てはまります。

「与えられる情報」は調べた人のほとんどが持ち得る情報ですが、「自ら集める情報」はその場にいた人しか持っていない情報であるため、他の応募者との差別化を図りやすい部分です。

将来のビジョンを考える

志望動機が何も浮かばないときは、将来へ目を向けて具体的なビジョンを考えるのも良いでしょう。

たとえば、現在情報処理やプログラムのスキルを持っている人が、インターネットショッピングサービスの企業に応募するとします。
「現在持っているスキルをブラッシュアップさせ、最終的に〇〇のサービスも提供できるようにしたい」と結べば、具体性のある志望動機と受け止めてもらえます。

自分がやりたいこと・できることを将来のビジョンへつなげ、理想的な文章にまとめてみましょう。

他の企業と比較してみる

志望動機が思い浮かばないときは、同業他社と比較してみましょう。
同じ業種であっても、規模や商品、求める人材像など、相違する点が見つかるはずです。
この相違点を、先述の志望企業を決める軸に照らし合わせると、志望理由が見えやすくなるでしょう。

自己分析ツールを活用する

自己分析がうまくいかずに志望理由を書けない場合は、自己分析ツールの使用がおすすめです。
自己分析ツールは、質問に答えるだけで、自身の強みを客観的に言語化してくれます。

志望動機がないことが明らかにわかるNG志望動機の例

志望動機がないことが明らかにわかるNG志望動機の例

志望理由を書く際、避けるべきことは以下のとおりです。

  • 内容が曖昧・ぼんやりしている
  • 今までの経験との関連が薄い
  • 他者にもあてはまるような内容
  • 福利厚生や待遇を重視している

以下でくわしく解説します。

内容が曖昧・ぼんやりしている

志望動機は、具体的ではっきりした内容が好まれます。
「御社に入社したら仕事を頑張って役立つ人間になりたい」などと書かれていても、「なんの仕事を頑張るのか」「どのように役立ちたいのか」がはっきりしません。
次のような内容なら、具体性があり、担当者にも伝わりやすくなります。

  • 〇〇の資格を活かして効率性を高めたい
  • 御社の〇〇を広めてお客様に喜んでいただきたい
  • これまでの経験で身につけた技術力を、御社の商品開発に役立てたい

今までの経験との関連が薄い

自身のスキルや経験を書く際、応募先の企業と何の関係もないものを記載するのは避けましょう。
たとえ未経験歓迎の求人であっても、流用できるスキルや経験を持つ人のほうが、そうでない人より好まれます。

他社にもあてはまるような内容

他社にもあてはまるような志望動機は、「必ずしも希望する企業でなくても良い」と思われる可能性があります。
特に、同業で似たような社風・業績の企業が複数あるなら、応募する企業だからこその内容にしましょう。

福利厚生や待遇を重視している

応募する企業の福利厚生や、待遇を重視した志望動機は避けるのが通例です。
志望動機では、福利厚生・待遇よりも、仕事面の内容を膨らませましょう。

志望動機がない場合は視点を変えて考えてみよう

志望動機は、応募する企業に関連した内容で、具体性のある文章の作成が大切です。
どうしても文章がうまくまとまらないときは、企業研究や自己分析を深めてみたり、具体性のある将来と仕事を絡めたりすると、上手に内容をまとめられます。

志望動機がはっきりしないからといって、曖昧な表現や他社にも通じるような文章にしてしまうと、「この会社じゃなくても良いのでは?」と判断されかねません。
志望動機がないときは、応募企業と同業他社を比較したり、自己分析ツールを活用したりなど、視点を変えて考えるようにしましょう。

執筆者について

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