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有給休暇の繰り越しはできる?計算方法をわかりやすく解説

有給休暇は、法律で定められている労働者の権利です。
しかし、有給休暇を付与されても、すべての日数を使い切っている人は少ないのではないでしょうか。

今回の記事では、使いきれなかった有給休暇の繰り越しについて、日数や計算方法を解説します。
有給休暇の繰り越しや期限を知りたい人は、参考にしてみてください。

有給休暇の繰り越しは可能

有給休暇の有効期限は2年間です。
付与された有給休暇の繰り越しは可能ですが、期限が決まっているため注意しなければなりません。
有給休暇の繰り越しの注意点について理解を深めましょう。

有給休暇の繰り越しができる最大日数は?

有給休暇の繰り越しができる日数に上限はありません。
有給休暇の有効期限は、付与されてから2年間であるため、1年間で消化できなかった分は翌年へ繰り越しが可能です。

会社や勤続年数によって有給休暇の付与日数は異なりますが、年間10日以上付与している従業員に対しては、年間5日の有給休暇取得が義務付けられています。
例えば、6年半以上勤続している従業員のケースでは、有給休暇の付与日数は20日で、そのうち5日は消化しなければなりません。
消化していない有給休暇の15日は、翌年へ繰り越されます。

有給休暇の繰り越しの計算方法

有給休暇の繰り越しの計算方法

有給休暇の繰り越し計算方法を上記の表を用いて紹介します。
表は、取得義務の5日のみ有給休暇を消化したケースです。

勤続年数が1年6ヵ月の場合、合計は16日です。
付与日数が11日で、前年の繰り越し日数5日を加えます。
前年の繰り越し日数5日は、付与日数10日から有給休暇5日を消化した残日数です。
翌年消滅日数は、前年繰り越し日数5日を取得義務5日で消化するため、0日となります。

勤続年数が6年6ヵ月の場合は、付与日数が20日で、前年の繰り越し日数が18日となり、合計は38日です。
翌年消滅日数は、18日から消化した5日を引いた13日 となります。

消化しきれない有給休暇は買い取ってもらえる?

消化しきれなかった有給休暇を、会社に買い取ってもらうことは原則できません。
「原則」としているのは、労働基準法で定められているより多い日数を付与されている場合、多く付与されている日数に関しては、会社の判断によるからです。

労働基準法で定められているより多くの有給休暇が付与されている際には、就業規則を確認したり、上司に相談したりしてみましょう。

有給休暇の繰り越しを理解して上手に消化しよう

有給休暇の繰り越しはできますが、付与されてから2年間と有効期限が決まっています。
付与された有給休暇を消滅させないために、休む計画を立てて上手に消化していきましょう。

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