履歴書を書いて応募しようとしたとき、
「封筒にはどんなペンを使うのが良いの?」
「ボールペンでも問題ないもの?」
といった疑問を持つ方もいるでしょう。
本記事では、履歴書封筒に適切なペンの選び方や不適切なペン、覚えておきたい基本について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
履歴書封筒の書き方【ペンは最適なものを】
ここではまず、最適なペンを選ぶために、以下の3つに注目します。
- 最適なペンの種類
- インクの色
- ペンの太さ
最適なペンの種類
ペンにはさまざまな種類があるため、どの種類を使えば良いか迷う人もいるでしょう。
履歴書封筒に使うペンでおすすめなのは、サインペンかボールペンです。
どちらもしっかりと発色するため、文字が読みやすいのが特徴です。
油性ペンを選べば、郵送中に雨で濡れても滲んでしまう心配がありません。
サインペンもボールペンも数多くの種類が販売されているため、自分が書きやすいタイプを選び、きれいに書くようにしましょう。
採用担当者から見てきれいな字は、好印象につながる可能性があります。
インクの色
履歴書封筒は原則として黒のインクを使います。
薄い黒ではなく、はっきりと文字が発色する濃い黒を選びましょう。
ただし、「履歴書在中」の部分は赤の色を使います。
手書きではなく、専用のスタンプを使用しても構いません。
ペンの太さ
履歴書封筒の文字ははっきりと見やすく書くことが大切なため、あまり細いペンだと字が見えづらくて不適切です。
ペンの太さとしては1mm以上のものを選ぶのが適しています。
普段ノートなどに書くには太く感じる1.6mmでも、履歴書封筒には適度な太さに感じるため、いくつか試し書きをしてみるのもおすすめです。
よく使われる1mm以下のペンは細すぎて頼りない印象になってしまう可能性があります。
履歴書を郵送するための封筒の書き方を詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。
履歴書封筒の書き方【不適切なペンに注意】
ここからは、履歴書封筒に不適切なペンとして、以下の5つを紹介します。
- 水性ペン
- 細すぎるペン
- マジックペン
- 消せるペン
- 万年筆・筆ペン
うっかり使ってしまわないように、ぜひ参考にしてください。
水性ペン
水性ペンは水に濡れると滲んで読みづらくなる恐れがあるため、使わないほうが賢明です。
万が一、郵送トラブルによって書類が届かなくなってしまっては、試験を受ける前に不採用になってしまうなど、取り返しのつかない事態に発展する可能性もあります。
また、相手先にちゃんと届いたとしても、字が滲んで汚れている封筒はあまり気持ちの良いものではないため、水性ペンは避けたほうが良いでしょう。
細すぎるペン
0.7mm以下のペンを使うと、字が細くなって読みづらくなる可能性があります。
普段から細いペンを使っていると0.7mm以下でも読みづらく感じないかもしれませんが、採用担当者が同じように感じるとは限りません。
細いペンを使っていると、頼りなく、弱々しい印象になってしまうことも。
また、裏面には送付者の情報が載っており、それらを確認するときに見えづらいと、採用者の印象が悪くなる可能性もゼロではありません。
マジックペン
ポスターや張り紙などに使うマジックペンは太いため、履歴書封筒には適していません。
書きにくさや読みにくさだけではなく、裏に色が移りやすいのも不適切な理由の一つです。
履歴書をなかに入れて書くと、履歴書にインクが移ってしまうこともあるので注意が必要です。
消せるペン
消せるペンは一見ボールペンと同じように見えますが、摩擦を加えただけで文字が消えてしまいます。
また、摩擦熱だけでなく、高温の状態で自然に消えてしまうこともあります。
文字が消えて配達ができなくなってしまう可能性はもちろん、故意に改ざんされてしまう可能性もあるため、履歴書封筒には使用しないようにしましょう。
万年筆・筆ペン
万年筆や筆ペンはフォーマルなシーンで使うイメージから、履歴書封筒に適切だと感じるかもしれませんが、実は避けたほうが良い種類のペンです。
両方とも水性のものが多く、耐水性が不安なためです。
無事届いた場合でも、採用担当者が違和感を覚える可能性があるでしょう。
履歴書の封筒に使うペンの基本
履歴書封筒に使うペンの基本を覚えておけば、ペンを選ぶときに焦らずに済むでしょう。
ここでは、基本の2つとして以下を紹介します。
- インクが書類に移らないものを選ぶ
- 赤いペンも用意しておく
インクが書類に移らないものを選ぶ
選ぶペンや筆圧の強さによっては、インクが裏移りしてしまう可能性があります。
「なかに書類を入れて書かないから大丈夫」と思う人もいるかもしれませんが、表面を書いたときに裏面に移る可能性もあるため安心はできません。
しっかり発色することは大切ですが、紙に染み込みすぎるものを選ぶのはNGです。
もしも心配ならば、宛名を書くときに封筒のなかに厚紙を入れる、または履歴書をクリアファイルで挟むなどの対策をすれば、裏移りの心配がありません。
赤いペンも用意しておく
履歴書封筒には黒いペンを使いますが、「履歴書在中」と記載する際には赤いペンを使用します。
そのため、あらかじめ赤いペンを用意しておくと慌てずに済むでしょう。
赤いペンは黒いペン同様、水性ではなく油性のものを用意することが大切です。
履歴書封筒には適切なペンを使った書き方で郵送・応募しよう
履歴書封筒に適切なペンと不適切なペンについて詳しく解説しました。
履歴書封筒を書くペンはどのようなものでも良いわけではありません。
採用担当者への印象はもちろん、郵送トラブルに発展しないためにも、適切なペンを使用するように細かく注意しましょう。
履歴書封筒の書き方として、横書きについて詳しく知りたい方は、次の記事を参考にしてください。