雇用保険の基本手当を受給するには、失業保険の認定日にハローワークを訪れる必要があります。
「失業保険の認定日にはどのような意味があるの?」
「認定日は必ず行かなければならないの?」
と疑問に思う人もいるでしょう。
本記事では、失業保険の認定日にはどのような意義があるのか、どのくらいのペースで認定日があるのか、認定日に必要なものは何かをわかりやすく解説します。
目次
失業保険の認定日とは
まずは失業保険の認定日について、次の2つを見ていきましょう。
- 失業保険の認定日の意義
- 失業保険の初回認定日と認定日の頻度
失業保険の認定日の意義
失業保険の認定日とは、対象者が失業状態であることを確認してもらうためにハローワークが定めた日を指します。
求職活動を継続して行っているか、新たに仕事をしていないか、すぐに職につけるかなど、失業保険の給付を受けるにふさわしい状態にあるかどうかをチェックされるため、対象者は必ずハローワークに行かなくてはなりません。
認定日にハローワークに行かないと、失業の認定を受けることができず、失業手当を受けられなくなります。
とはいえ、どうしても認定日に行けないケースもあるでしょう。
以下の場合に当てはまれば、認定日を変更できる場合があります。
- やむを得ない理由があり、それを証明できる書類がある
- 次の認定日の前日までにハローワークに行くことができる
認定日に行けないときは、わかった時点でハローワークに相談し、どうすれば良いかを聞いてみましょう。
不認定処分を免れるには、早めに動くことが大切です。
失業保険の初回認定日と認定日の頻度
失業保険の手続きは、ハローワークに求職の申し込みをしてから始まります。
認定日はハローワークが指定するため、自分で都合に合わせて決めることはできません。
認定日は原則4週間に一度となっており、初回認定日は求職の申し込みから約1ヵ月経ってからになります。
ただし、自己都合の退職などで給付制限期間が2ヵ月または3ヵ月ある場合は、制限期間が終了してから2回目の認定日が設定されます。
失業保険の手続きに関して詳しく知りたい方は、次の記事をご覧ください。
失業保険の認定日に必要なもの
ここからは、失業保険の初回認定日と2回目以降の認定日に必要なものを紹介します。
うっかり忘れないためにも、ぜひ参考にしてください。
初回認定日
初回認定日に必要なものは、次のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
- 受給資格者のしおり
- 印鑑
- スケジュール
- 筆記用具
- アンケート
受給資格者のしおりに必要な持ち物が記載されているため、それを参考にして何を持って行けば良いかを確認しましょう。
あらかじめ指示された持ち物やアンケートがあれば、それも持参してください。
とにかく忘れてはならないのは「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」の2つです。
2回目以降の認定日
2回目以降の認定日に必要なものは、次のとおりです。
- 雇用保険受給資格者証
- 失業認定申告書
- 印鑑
- 指定された持ち物
必ず持って行かなくてはならないものは、初回と同じく「雇用保険受給資格者証」と「失業認定申告書」の2つです。
また、念のため印鑑を持って行くと安心です。
さらに、指定された持ち物があれば持っていくようにしましょう。
基本的には1回目と大きな違いはありませんが、わからない場合は初回認定日に聞いておくと良いでしょう。
失業保険受給のために認定日にはハローワークに行こう
今回紹介したように、失業状態を確認するために、失業保険の認定日には必ずハローワークを訪れなければなりません。
認定日はハローワークが指定するので、自分の都合に合わせて選ぶことはできませんが、行かないと不認定処分を受け、手当が受給できなくなります。
うっかり行くのを忘れることがないように注意しましょう。
どうしても行けない場合には、わかった時点でハローワークに相談することが大切です。
認定日にハローワークを訪問する際には、忘れ物がないかを確認して行くようにしましょう。